ケルベロスバクゥハウンド
けるべろすばくぅはうんど
ザフトの陸戦用MSバクゥに近代化改修を施したグレードアップモデル「バクゥハウンド」に、ケルベロスウィザードを装備した基本形態。
ザクウォーリアシリーズと同規格の装備の共用化を図り、背部ターレットにウィザードシステム対応アタッチメントを追加して、頭部は本機と共に開発された「ケルベロスウィザード」に合わせて独自の頭部ユニットに換装されている。
ただし、二足歩行の人型MSと四足歩行の獣型MSとでは本来の運用思想が異なるため、スラッシュウィザードなどそのままでは使用不能な装備も少なくない。
デザインもどこか愛嬌があった原型機とは打って変わっていかつく刺刺したものとなっており、劇中の所業も相まって異界から現れた魔獣を思わせる禍禍しさを感じさせる。
デザイン担当は藤岡建機。
『STARGAZER>機動戦士ガンダムSEEDC.E.73STARGAZER』のエピソード2にて登場。ザフト所属の陸上部隊として地球連合軍の陸上戦艦ボナパルトを襲撃、バクゥとの連携によってボナパルトを防衛しているファントムペイン所属機を孤立させていき、ブルデュエルから戦闘能力を削ぎ落とし脚部を斬って転倒させた上、獲物に群がるハイエナの如く、ビームファングで貪り殺す。これが、ケルベロスバクゥハウンドと言う機体を象徴するシーンである。実際にはコックピット周辺を何度も刺しているだけだが「四足獣ロボット三機が孤立して動けない人型ロボットを群がって襲う」様子が捕食しているようにも見え、パイロットのミューディー・ホルクロフトの絶叫と共に、その描写には多くの視聴者が衝撃を受けたであろう。
HG1/144シリーズにラインナップ。実はバクゥ系列で初めて可動式プラモが出たのはこのMSで、後にランナーを流用する形でバクゥの本家が発売されている。
劇中同様にアクションが取れる他にケルベロスウィザードは脱着可能。 ウィザードは、ザクウォーリアのものと同形状のコネクターにバクゥ用のコネクターを噛ませることで装備されているため、ザクウォーリアにも装備が可能。
また、バクゥ用コネクターは、ストライカーパックにも対応しているためノワールストライカーやIWSPを装備させることも可能。
ビームファング再現用エフェクトパーツも同梱されている。
後にFRAME ASTRAYSに登場した「アレック・ラッド専用機」も販売された。※作中のようにブレイズウィザードを装備させたい場合は、別売のブレイズザクファントムを購入する必要がある。
ガシャポン「SDガンダムフルカラー」にラインナップ。