ブルデュエルガンダム
ぶるでゅえるがんだむ
「もう…こいつらったら、しつこくってやんなっちゃう」
アクタイオン・インダストリー社によるエースパイロット用カスタマイズMS開発計画「アクタイオン・プロジェクト」に基づいて、地球連合軍第81独立機動群「ファントムペイン」が再製造されたデュエルを改修した機体。
機体各部にロングダガーやデュエルダガーと同名の増加装甲ユニット「フォルテストラ」が採用されており、近接白兵戦闘を重視したカスタマイズが施されている。このフォルテストラは、ザフトが開発したアサルトシュラウド装備のデュエルとの交戦データを参考に、連合軍で模倣したもの(一言で言えば『丸パクリ』)。
固定式の増加装甲で分かりづらいが、増加装甲で防御されていない部分の形状はデュエル本来のままである。
本機のフォルテストラのカラーリングはザフトが開発したデュエル用のアサルトシュラウドの配色に似ている(※1)。ベースになったデュエルの再生機にヴァリアブルフェイズシフト装甲とパワーエクステンダーを採用して調整が行われたため、ヴェルデバスターと共にやや暗めの色合い(※2)になっている。
※1:フォトストーリーの「ファントムペインレポート」では、ブルデュエルの原型となったデュエルの再生機にアサルトシュラウドを装着している一場面もあった。
※2:連合製のパワーエクステンダー採用機は暗色寄りになる傾向があり、本機も漏れなく劇中やプラモデルのカラーは原型機よりも暗色寄りとなっている。
M2M5 トーデスシュレッケン12.5mm自動近接防御火器
頭部に装備された対空防御機関砲(CIWS)。イーゲルシュテルンから交換される形で採用されている。
175mmグレネードランチャー装備57mm高エネルギービームライフル
フォルテストラのリトラクタブルビームガンがあるためか携行しなかったが、原型機であるデュエルと同じものが用意されている(設定画など参照)。
連合製の増加装甲ユニット。武装の配置の関係か、頭部機関砲を除いてこのフォルテストラに搭載されている。追加装備された強化スラスターによる機動力、各種武装の搭載による攻撃力などの向上がされた。本機のフォルテストラの装甲材はヴァリアブルフェイズシフト装甲が採用されている。また、ロングダガーやデュエルダガーが装着する物とは異なり、本体と直結した固定装備としたことで純粋な防御装甲としての機能が高められている。
- Mk315 スティレット投擲噴進対装甲貫入弾
左肩部のフォルテストラに格納される投擲用の短剣。
- M443 スコルピオン機動レールガン
ユニバーサルマウントの対ビームシールドの裏側に装備された旋回式電磁レール砲塔。
- M7G2 リトラクタブルビームガン
両腕部のフォルテストラと一体化されたビームハンドガン。
- ES05A ビームサーベル
両脚部のフォルテストラに1基ずつ装備されている接近戦武装。
- 対ビームシールド
右肩部のユニバーサルマウントに装備された耐ビームコーティングを施したシールド。
本編2話のボナパルト防衛戦でバクゥ、ザクウォーリアを相手に善戦するもバクゥに隙を突かれ右腕を切断され、更に脚をビームで撃ち抜かれ行動不能になった所にケルベロスバクゥハウンド3機によってコックピットを中心にビームファングの集中攻撃によって大破。ミューディーもビームファングで全身を滅多刺しにされて戦死した。
ガンプラ
ガンプラとしての商品名は「ブルデュエルガンダム」である。
1/144 SEED HG
最初に発売されたブルデュエルのガンプラで、2006年9月発売。
ヴェルデバスターと同じく原型機のリデコキットであるが、ベースキットのデュエルガンダムがSEED HGとしては2番目に古い事やフォルテストラの装着方式の関係で劇中よりもかなりマッシブなプロポーションで可動範囲も新規に追加された股関節以外はベースキット発売当時の平均的なものだったり、色分けもベースキットと同じくオレンジ部分が圧倒的に足りず殆どシールなので先の二機に比べると色々と劣る点が目立つ。尚、フォルテストラのパーツにはアサルトシュラウドのパーツが一部流用されており、バックパックの一部やスコルピオンとされるレールガンがシヴァそのままの形状であるのはそのため。型の都合で、元々のデュエルのビームライフルも付属する。
ヴェルデバスターのようにオリジナルから武器の配置が丸々入れ替わるなんて組み換えはしないため、フォルテストラを引き算していくとフロントスカートと股関節以外はノーマルのデュエルがそのまま出来上がる。そのため余剰パーツはフロントスカートと股関節とデュエル/AS用の二種のシールドジョイントのみとなっている
BB戦士
2007年5月発売。
ファントムペインの三機の中では唯一完全新規ではなくBB戦士デュエルガンダムからのリデコキットで、構造も他の二機に比べると手首がポリキャップ接続ではなくベースキット発売当時のスタンダードであった嵌め込み式であるなど古さが目立つが造形自体は特徴をよく捉えている。