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概要

ユニウス条約締結後に企画された、地球連合軍の部隊「ファントムペイン」主導のMS開発計画。

パイロットに合わせたカスタマイズを施す事で強化を意図したワンオフ機の開発計画であり、CE73年からの戦争期で多くみられたカスタムメイド機の潮流に則ったコンセプトを踏襲している。

条約締結によって予定が頓挫した核エンジン搭載型の新型開発(一部除いて継続)から方向転換を余儀なくされた連合は、限界が見られた従来のマスプロダクトを前提とした機体とは別に、71年末の機体でありながら高い性能を誇る第1期GAT-Xシリーズに着目し、これら5機の機体にエース用にワンオフカスタマイズを施す開発プロジェクトをスタートさせた。

まず設計通りに機体を再生産(厳密に基本そのままという訳ではなく、ナチュラル用に改良したOSや、補助制御用AIを搭載し、バッテリーの稼働時間延長にパワーエクステンダーを取り付ける等この時点で少々アップデートされている)、次にパイロットによる実弾を使った模擬戦闘や、実際の戦闘任務に赴いてデータ収集を行い、それを踏まえたパイロットや技術陣から挙げられる改良案を基にカスタマイズしていくという方法で開発を進行させた。

ちなみに前述のパワーエクステンダー搭載に伴い、電力供給のバランス配分が見直された事により、PS装甲アクティブ時の機体のカラーリングが71年製の機体より彩度や明度が低下しているのが特徴である。

なおファントムペインが関与したのは、第1期GAT-Xシリーズのみである

その後の第2期GAT-Xシリーズプロトアストレイは厳密に言えば、プロジェクトの成果を用いてアクタイオン・インダストリー社が独自に開発したものになる。

該当機種(アクタイオン・プロジェクト)

第1期GAT-X

その他

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