概要
地球連合軍第81独立機動群ファントムペインと、アクタイオン・インダストリー社主催のGAT-Xシリーズ再生プロジェクト「アクタイオン・プロジェクト」の一環として開発されたカラミティガンダムの強化発展機。
アクタイオンの技術者ヴァレリオ・ヴァレリがライバル視するロウ・ギュールに対抗するために設計されており、後に作られるゲルプレイダーやロートフォビドゥンとの運用を前提に設計されている。
さらには人工知能「80」を搭載した無人化が行われ、トリオシステムと呼称される連携システムも導入されている。
火力も底上げされており、トーデスブロックが無くなった代わりにストライクガンダムI.W.S.P.のものに似たシールドガトリングやシュラークを背面に4基、スキュラを胸部に二基、ケーファー・ツヴァイを両肩に固定武装として装備するなどカラミティに比べて2倍以上の火力を持つ。
またこの改修によって自重も重大したため、フロントスカートとふくらはぎ部分にスラスターを増設し、機動性の低下を避けている。
その反面接近戦が苦手な点は変わらず、シミュレーションではストライクノワールに敗北を喫していた。
圧倒的な火力を得た代償として、建造と改良にかかった費用も天文学レベルとなった。
カラミティは3機の中で量産モデルが存在しない機体であったため、原型機をベースにする必要性が出てしまう上に、ブラウカラミティへの改装にも予算をつぎ込んでしまった。その結果、同プロジェクトにおいてレイダーガンダムとフォビドゥンガンダムは原型機を再生する事が出来ず、ある程度量産されていたフォビドゥンヴォーテクスやレイダー制式仕様をベースに使用する事になった。2機を量産機に変更してもコスト増加は抑えられておらず、これら3機にかかった費用は年間予算の2.6倍にまで及んだ。
武装
125mm2連装高エネルギー長射程ビーム砲「シュラーク」
ベース機のバックパック部分を2基分つなぎ合わせることで砲身を4連装化させている。
580mm複裂位相エネルギー砲「スキュラ」
カラミティと比べて襟元の中央に一門増設増設されており、縦列2門式の砲口を持つ。
115mm2連装衝角砲「ケーファー・ツヴァイ」
両肩部分に増設されたジョイントにシールドを直接接続し、固定兵装とする方針に変更し、両腕の自由度を増すだけでなくジョイントを軸にシールドを回転させ、あらゆる方向に攻撃が可能となった。
30mm径6銃身ガトリング砲内臓コンバインドシールド
I.W.S.P.のシールドガトリングからビームブーメランを含めた上部分を除外し、両腕に接続する。