機体概要
アクタイオン・プロジェクトの一環として増産された異端のアストレイ。
叢雲劾の出生を知る男、ダンテ・ゴルディジャーニが劾との私闘のために「アストレイもヘリオポリス製の機体であるため研究対象とすべき」という建前で製造させた(※アストレイの設計データはオーブ崩壊時に多方面に流出して入手は容易)。
バックパックはストライカーの規格に合わせた形に変更され、ストライクE用に開発された「ノワールストライカー」を装着。機体名の「ノワール」(フランス語で黒)が示す通りカラーリングは黒を基調としている。
ノワールストライカーの装備によって総合的な性能は大幅に向上したが、原型機と同様にフェイズシフト装甲ではなく身軽な発泡金属装甲を採用しているため、防御性能には不安が残る。
全体の装甲色が黒色、マニピュレーターの一部が赤色だが、これはダンテのファッションと同じである。
専用装備
ソードピストル
ビームライフルショーティに抜き身の日本刀を組み合わせた複合兵装。
ダンテの戦闘スタイルに合わせて追加する形で開発されている。
当初のソードピストルの刀身は低品質なもので、エルザ・ヴァイス(グフクラッシャー)との模擬戦中に折れてしまう。
後に完成度の高い刀を求めてライブラリアンと接触、「リリー・ザヴァリーを一人預かる」という条件付きで、ライブラリアンの蘊・奥に高品質な新型ソードピストルを作らせた。このソードピストルの刀の部分には「菊一文字・虎徹」という文字が刻まれた。
ガンダムアストレイ ノワールD
ブルーフレームDとの戦闘後、行方を眩ましたダンテを探す為に無人で放置されていたアストレイノワールをエルザ・ヴァイスが受け継いだ。
「一族」による改修作業が行われ、損失したノワールストライカーの代わりに当時HJ誌で並行連載された『DESTINY ASTRAY R』に登場する「デスティニーRシルエット」を装着。肩部にエルザを示す「E」(パーソナルマーク)が刻まれている。
本機と剣型ドラグーン・プラットフォームを装備した新たなブルーフレームDとの一騎打ちを以て、『DESTINY ASTRAY B』の物語は完結を迎える。