概要
「最高司書官」直属部隊所属で、ネブラブリッツのパイロット。
ネブラブリッツの特殊能力「ミラージュコロイドテレポートシステム」を唯一使え、その際は多重人格的な動向を見せる。
劇中ではプレア・レヴェリーからロウたちを再襲撃するよう命じられる。 これに反発した蘊・奥と摩擦を光らせ、MS戦の勝者がロウたちを襲う条件でプレアの許可を得る。
テレポート能力を使ってロウの師匠である蘊・奥を圧倒し、ロウを狙うようになるのだが…
ネタバレ
実は、受精卵が細胞分裂する過程で20個に分けられてから誕生したため、20人の性格の違うリリー・ザヴァリーが存在している(つまり、クローンではなく一卵性の双子ならぬ二十つ子)。
リリー同士による量子通信とミラージュコロイドを併用することによって瞬間移動しているように見せかけているというのが「ミラージュコロイドテレポートシステム」の正体である。
性格の違いは「兵士として優秀なのはどのような環境で育った者か」という実験の一環で、バラバラに育てられたためである。育てられた組織の壊滅など、環境が大きく変化した場合は、実験停止となりライブラリアンに戻され、新しい環境へ送られることはない。
その後
ライブラリアンが崩壊後、最終的に大半が火星へ旅立ったが、ロウと接触・交流した6人のリリーはしばらくジャンク屋に居候していた。だが彼女は「このままロウ達と居れば彼らを再び危険にさらしてしまうのではないか?」と考え、他の仲間達と共にジャンク屋を去ろうと考える。そんな時ロウに「自分が本当はロウ達と一緒に居たい」という本心を見抜かれ、「迷惑を掛けると考えているならその分頑張ればいい。迷惑を掛けて助け合うのが仲間だ」という言葉に、頑ななリリーの心も氷解し、ロウ達ジャンク屋と一緒に居る事を決めた。
その他にも『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY B 下巻』の書き下ろしエピソードでは、ダンテに弟子入りしたリリーとプレアの意図によりサーペントテールに派遣されたリリーが確認されている。
余談
モチーフはほぼ間違いなくプルシリーズであると思われる。
複数人いるという点や、オレンジ色の髪や赤いパーソナルカラー等、非常に分かりやすい。
関連タグ
???:ある意味「リリーのIF」とも呼べる存在。※ネタバレ注意
ハザル・ゴッツォ、エイス・ゴッツォ(スーパーロボット大戦シリーズで似たような境遇になされた敵軍の指揮官、ただし結末は正反対であった)