概要
経歴
元ザフト軍所属のエースパイロット。相手の行動に対して「それがお前のいい所(または「良くない所」)だ」と指摘する口癖がある。
戦う事自体を自らの生きがいとしており、その多大な戦果から「猛獣」の異名をほしいままにしていた。C.E.73年に再び巻き起こった戦争にも、最初はただ戦うことに強い興味を抱き戦っていた。しかし、今回の戦争がギルバート・デュランダルを始めとするプラント政府側の人間によって利用されていることに気付き始めてからは、戦争への興味をなくしていたのだが、エースパイロットという立場上により、軍を抜けることも叶わなかった。
地球連合軍との戦闘中に、ハーフコーディネイターであるジスト・エルウェスの搭乗する紅いシグーと遭遇したルカスは、連合の捕虜になればザフト軍を抜けられると考え、わざと彼に敗れて地球連合軍に寝返った。現在はフジヤマ社の預かり兵となっているが、ルカスを完全には信用していないフジヤマ社により外科手術が行われ、首筋から顔にかけて爆発物を埋め込まれているが、これはルカス自身が「自分を信用できないのであれば、自分に鎖をつなげばいい」と提案したことも理由のひとつである。
好戦的な割に常に知的で冷静な性格をしていることから、「静かなる虜獣」という新たな異名を持っている。また、戦いの中に身をおいて楽しむことが生きがいなため、自分の人生に幸せな結末を求めていない。ザフト、ゲリラとの和平会談に向かう途中にスーと交戦し、連合の基地の新型の存在をほのめかす。スーがライゴウを強奪した後は、連合を裏切り、ジストやスーと共に第四軍を結成して東アジアを支配すべく行動する。なお、体に埋め込まれていた爆弾はすでに自分で解除していた。
最終的に、叢雲劾の駆るブルーフレームサードにライゴウごと斬られ、死亡した。伝説の傭兵とも呼ばれる劾の強さに興味を持っていたが、「戦いの中でしか生きられない自分は、自分の力を自分のために活かしたい」と考えるルカスに対し、他人のために戦う傭兵というものを快く思っていなかった。最終決戦の際、ルカスは劾に何故傭兵という道を選んだかと問いただしたが、「力無き者の剣となる。それが傭兵」という言葉と共に敗北する。死の間際、「俺には出来ん生き方だ」と否定しながらも何処か劾の強さに納得していた。
ザフト軍時代はジンハイマニューバ2型に搭乗していたが、地球軍離反後はフジヤマ社より譲渡されたI.W.S.P.を装備したストライクEに搭乗。遠距離からの砲撃で敵のフォーメーションを崩しつつ対艦刀で各個撃破という戦法を得意としていた。また、アナザートライアルストライカーも受け取っていた。そして反乱後は、スーが奪い取ったライゴウに搭乗していた。パーソナルマークは鎖につながれた竜。