概要
最初期のコーディネイター技術を元に誕生したコーディネイターの一群。
劇中で判明しているのは叢雲劾、グゥド・ヴェイア、スー、エルザ・ヴァイスの4人のみ。
基本的にはプラント理事国の軍部…後の地球連合軍によって生み出されたコーディネイター達が該当する。
そのため、プラント側の者は現時点では確認されていない。
戦闘面に特化した遺伝子調整により総じて高い戦闘能力を持つが、初期に生み出された者達は主人の命令に従わないばかりか研究施設から脱走する者も出てしまうなど、制御に難があった。
これをふまえてより制御しやすいよう改良したソキウス(後述)が誕生したが、連合軍がコーディネイターを徹底的に排除する方針へ転換していったことにくわえてより生産コストも制御も容易な強化人間の開発に成功したため、以降は開発が中止されている。
なお、戦闘用という括りから「MSの操縦に特化したコーディネイター」と誤解されがちだが、戦闘用コーディネイターの誕生時期はMSが登場するよりも前である(MS自体がC.E.65年に実用化したばかり)ため、「MSの操縦に特化した調整」を受けているわけではない(スーやエルザは
それぞれが別の機関によって生み出されているため、前者2人やソキウスとは違って盛り込まれている)。
当然のことながら個体ごとの個性はまちまちで(ソキウス達は別。理由は個別記事へ)、遺伝子調整で付加・強化された能力とは無関係の「生まれつきの優れた能力」を持っている者も存在する。
ソキウス
戦闘用コーディネイターヴェイアの遺伝子をベースに改良を加えて生み出された戦闘用コーディネイター。
全員の外観はヴェイアと瓜二つであり、識別するために「イレブン・ソキウス」や「セブン・ソキウス」のように番号で呼ばれ、呼び合っている。
また、出自が出自なため、男性しか存在しない。
誕生後に洗脳を施す方法では満足な制御ができないことを悟った連合軍により、服従遺伝子を利用した「ナチュラルのためになることを最優先する」という、より強力なマインドコントロールが施されている。
そのため、戦闘能力こそ高いが「ナチュラルが倫理的に間違った言動をしても否定や拒絶はおろか、反論すらできない」弊害を抱えている(酷い場合は自死してしまいそうになるほど)。
後にイレブンやセブン、他数名が「強化人間の練兵のためだけや捨て駒になってただ死んでいく以外に、ナチュラルのために出来ることはないのか」という考えに至り脱走。
前者2人は劾との交戦・交流を経て「愚かな指導者が生まれないよう、世界に溶け込んで人々の意識に働きかけて行く」という結論に達し、壮大な計画を実行している。
なお、ヴェイアがベースに選ばれたのは、純粋に彼の能力が非常に高かったからというもの。