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ジョージ・グレン

じょーじぐれん

ジョージ・グレンとは、『機動戦士ガンダムSEED』とその関連作品に登場するファーストコーディネイター。
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CV:堀秀行

人物像

機動戦士ガンダムSEED』の世界において初めて登場したコーディネイター
「我々ヒトにはまだまだ可能性がある。それを最大限に引き出すことが出来れば我らの行く道は果てしなく広がるだろう」という理念を掲げる出自不明な科学者グループによって生み出されたデザインベイビーで、僅か17歳で大西洋連邦MIT博士課程を修了、オリンピックの銀メダリスト、アメリカンフットボールのスター選手、海軍に入隊し後に空軍のエースパイロットとしても活躍。
さらに理工学の分野においても様々な業績を掲げ、世界中から「万能の天才」と評された。

コズミック・イラ15年に自身が設計した木星探査船「ツィオルコフスキー」に乗り込み木星に出発する際、自分が遺伝子操作によって生み出された人間であることを世界中に告白し、その詳細を記したマニュアルを公布。自らを「この母なる星と未知の闇が広がる広大な宇宙との架け橋、そして人の今と未来の間に立つ者。調整者、コーディネイター」と称し、「僕に続いてくれるものがいてくれることを切に願う」という言葉を残し、木星へと旅立って行った。これが『SEED』世界における「ジョージ・グレンの告白」と言われる事件である。

彼の告白後、地球上では大きな混乱や論争が勃発し、何度も遺伝子の改変を禁止する条約が締結されたものの自分の子供たちの遺伝子を操作するものが次々と現れ、逆に遺伝子操作を嫌悪、あるいは否定し行わなかった者を区別する「コーディネイター」「ナチュラル」と言った言葉が生まれ、ジョージ本人は「ファーストコーディネイター」と呼ばれるようになった。
この結果、コーディネイターとナチュラルの間には深い亀裂が生まれ、長きにわたる差別が生まれた。

一方ジョージもまた老齢に差し掛かっていたコズミック・イラ53年にコーディネイターに生まれなかったことを悲観したナチュラルの少年の凶弾に倒れた。
ジョージを殺害したこの少年は逮捕され裁判にかけられたものの、心身耗弱として刑事責任には問われず、背後にブルーコスモスの存在が示唆されていたものの真相は解らずじまいだった。
またプラント側は地球連合側に犯人の引き渡しを要求したものの、地球側は退けている。

キャプテンG・G

人間としてのジョージ・グレンは死亡したが、彼の支援団体「ジョージ・グレン友の会」によって密かに遺体から奇跡的に損傷を受けていなかった脳髄だけが摘出冷凍・任命保存され、「G・Gユニット」内で厳重に管理されていた。

その後紆余曲折逢ってロウ・ギュールジャンク屋組合の旗艦リ・ホームに搭載され、ホログラフィー艦長「キャプテンGG」として復活を果たした。
彼の復活は世界に混乱を招く恐れがあるとして隠蔽され、ジャンク屋組合以外には全く知られていない。

生前の自分に欠けていた「笑いのセンス」を磨くことを目標に掲げ、下らないジョークを連発する事から彼のファンである山吹樹里リーアム・ガーフィールドを呆れさせてしまった。

自身の発言がきっかけで発生した人間同士の紛争に関してロウからどう思うか尋ねられた際、言葉の通りに地球と宇宙、現在と未来の「調整者」と定義したうえでの自分の後に続くものを望んだ発言だった。だがロウもそうであったように単に遺伝子を調整した人間とする誤った解釈とは違う事を説明。戦いを終わらせる方法に関してどう思うかロウに聞き返し、自分自身の答えを導き出したロウを「君も真の調整者(コーディネイター)だよ」と賛辞の言葉を送った。

艦長以外にもリ・ホームの周辺にあるモビルスーツに自身のデータを転送して遠隔操作することも可能で、樹里のサポートを受けバクゥのバルトフェルド機を操縦することもあった。

全ての元凶

SEED劇中のコズミック・イラ世界において多くのコーディネーターが生まれたのは、彼が無思慮にコーディネーターの製造技術を公開したためであり、その結果、長きに渡る対立を招いた。
はっきり言ってしまえば、彼こそがSEED世界における全ての元凶であり、様々な悲劇を生み出した諸悪の根源である。

そもそも、コーディネーターのような遺伝子操作によって子供を産む事は、我々の21世紀においては「生命倫理上、行われてはならない」とされている。
それを、簡単に出来るようなマニュアル付きでバラ撒く事がどれほどの問題行為であるかは、いちいち言うまでもないだろう。

そんな問題行為を行った動機は、具体性のない主張と理想論のためであり、その理想に到達するための具体的な方法論もなければ、アフターケアもない。
コーディネーターを「人の今と未来の間に立つ者」と称しているが、それを言ったジョージ本人が、全く『人の今と未来の間』に立てていない、と言わざるを得ない。「僕に続いてくれるものがいてくれることを切に願う」などと、どの口がそれを言うのか、である。

……と、劇中の設定や描写を見る限りは、自分が正義と思い込んで戦乱を招くと言う、非常にタチが悪いタイプの極悪人としか読み取る事はできない。
ところが、劇中の登場人物がそれを批判する事は一切ない。それどころか、ナチュラル・コーディネーターを問わずにカリスマとして扱われ、彼を尊敬する人間も多く存在する。
キャプテンG・Gとして蘇生した後の本人も、戦乱に対する責任を感じるどころか自分のせいで戦乱が起きたと言う認識すらない。

このように、設定と描写が大きく乖離しているため、どのような意図で設定され、どのような意図で登場したキャラクターなのか、どうにも良く分からない存在である。
一応、SEED本編の設定では『ナチュラルの子供に暗殺された』としか設定されておらず、本人や彼を尊敬する人物が登場したのは『SEED ASTRAY』シリーズのみなので、「本来は諸悪の根源として設定していたが、ASTRAY原作者が考えなしに持ち上げてしまったので良く分からない事になった」と考えると、比較的辻褄は合う。


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