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シーゲル・クライン

しーげるくらいん

シーゲル・クラインとは、「機動戦士ガンダムSEED」に登場するキャラクターである。(メイン画像・左記の人物)

CV:秋元羊介

人物

ラクス・クライン父親で、初代プラント最高評議会議長だったが、作中で行われた二度目の選挙で急進派であるパトリック・ザラに負けて落選した。
議会穏健派の中心人物で、「命は創り出すものではない」、「(遺伝子上の問題から)コーディネイターはナチュラルへの回帰を迎えるべき」という持論を持っている。
ただし、元々は彼もコーディネーター優越思想を持っていた。穏健派に転じたのは、コーディネイターの抱える問題である「出生率の低下」が表面化し、ナチュラルとの婚姻が不可避となったためである。

血のバレンタイン事件後、黒衣(喪服)の独立宣言と徹底抗戦を明言し、「プラントは我等コーディネイターの国である」とする強硬手段をとった。そして、ニュートロンジャマー投下による地球圏の徹底的な経済制裁を敢行する事で、一節には10億人とも言われる大量虐殺を行なった(エイプリルフール・クライシス)。
なおこの際強硬派(ザラ派)は核攻撃を提案しており、それを抑えるための妥協案であったと考えられる……のだが、「核攻撃よりもよっぽど被害を出しているのでは?」と良く突っ込まれる。

一応これに関しては、地球圏がプラント利権を得ていた理事国(ユーラシア、大西洋、東アジア中心)とその経済格差から軋轢を生んでいた非プラント理事国(大洋州、汎ムスリム会議、他)との断絶を利用し、友好や中立の姿勢を持つ国家に対しては優先的製品輸出を行い、プラント独立の橋頭保を作る……と言うのが意図だったとされている。
友好な姿勢を示した国家にはエネルギー供給をする事で一気にプラントの優位を確保するエネルギー外交を行っており(電撃データコレクション参照)、アメとムチを使い分けるのが目的であったと考えられる。

ただ、「無差別に相手を虐殺した挙げ句、自分に従った者だけ助けてやる」と言うような脅迫外交が実際にはうまくいく筈もなく、地球連合は徹底抗戦を選択。しかも、オーブなどの中立国にも多大な被害を与えている。
それによって地球圏の反コーディネーター感情を煽りに煽った結果、ブルーコスモスの勢力増大を招くなど、戦争の泥沼化を招いている。
そのため、一部では「どこが穏健派なの?」「戦争の元凶なのでは?」と突っ込まれる事も。ただ、後の行動を考えると、単に見通しが甘かっただけだと思われる。

選挙の落選後は前議長だった伝手などを使い、マルキオ導師の仲介役や「技術によるコーディネイター存続」を標榜し強硬になっていくパトリックを諌めたが、それも叶わなかった。また、Nジャマーキャンセラーの限定的な利用による地球のエネルギー危機解決も画策していたが、これはDESTINYの時代においても拡大する事は無かった。最後は、互いに破滅の道を歩んでいくプラント連合を止めるため、娘と共に動いていたが、ザラ派の軍人によって射殺された。

講和路線に移った後のシーゲルはナチュラルとの婚姻を積極的に進める計画を立てており、これはコーディネイターであることに誇りを持つパトリックのような人間には相容れぬものであった。また、宇宙技師としての側面も持っており、自らの議長任期時には宇宙生物の未知の遺伝子採集も視野に入れプラント自体の遠宇宙進出にも熱意を持っていたが、そのために開発計画を進めていたソーラーセイル加速器である「ジェネシス」は戦争の流れとともに最終兵器へと変貌していく事となる…

関連タグ

機動戦士ガンダムSEED
コーディネイター
ラクス・クライン パトリック・ザラ

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