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アンドリュー・バルトフェルド「よお!初めまして。ようこそ歌姫の船へ…」


諸元編集

艦籍番号FFMH-Y101
分類
  • 高速モビルスーツフリゲート
  • エターナル級MS運用専用母艦・1番艦

フリゲートとは(動力近代化以降の海軍においては)駆逐艦よりも小型で、主として護衛任務に当てられる艦艇。もしくは駆逐艦と巡洋艦の間に位置するような艦艇のこと。ここではおそらく後者の意味合いで使われていると思われる。

艦名のエターナルは《永遠不滅》の意味がある。


概要編集

ザフト核エンジン搭載モビルスーツであるZGMF-X09A ジャスティスおよびZGMF-X10A フリーダムの2機と連携させる前提で建造された戦闘艦兼母艦。


核エンジンの整備に必要な専用設備や機材を搭載し、在来MSのスペックを大きく上回った両機をサポートするため、これまでのザフト艦でも随一の速力を誇り、当時アークエンジェル級と肩を並べたナスカ級高速戦闘艦すらも追い抜いた。


大気圏内での運用は確認されていないものの、設定上は大気圏内の飛行も可能とされる(ミーティアは使用不可)。


元々が実験艦ということもあり、武装は積極的に攻撃するよりも艦の防御に重点が置かれ、艦体各所に多数のミサイル発射管や機関砲を装備している。ビーム兵器は殆ど搭載されていないため、実弾兵器を無効化するフェイズシフト装甲の類を搭載しているMS相手には分が悪く、そのような相手が接近した場合、専ら搭載機や友軍機からの援護に依存する形となっている。


艦体はローズレッドに塗装されており、各所に設置された羽根のような外装が特徴。

当初はジャスティスとフリーダムの専用運用艦ということもあって2機しか艦載出来なかったが、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦後に改修されたのか、C.E.73年時点で収容可能数が増加している。


「特定のMSを徹底してサポートする専用運用艦」と言うコンセプトは後のミネルバ級に受け継がれた。

また、この特殊なコンセプトのためか1番艦のみの建造になっている。


艦長はアンドリュー・バルトフェルドマーチン・ダコスタが補佐を務める。

ラクス・クラインが指揮を執る場合もある。


活躍編集

フリーダムの強奪、ジャスティスの遠征任務により持て余していたところをクライン派であった船員およびラクス・クラインによりザフト基地から脱走、近隣に待機していたフリーダムの援護の甲斐あってザフト軍の迎撃を脱し、三隻同盟へ参加する。

また、この強奪作戦の間にラクスの父シーゲルが銃殺されている。


ラクスのSEEDの発現によって、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦にて優れた指揮能力を発揮、艦名の通り最後までアークエンジェルクサナギと共に前線で戦い抜いた。


戦後はジャンク屋組合から提供された物資で船を修復、ファクトリーの開発拠点を内蔵するデブリの偽装を施して雲隠れしていた。ファクトリーで開発されたストライクフリーダムインフィニットジャスティスドムトルーパーを艦載。また、ザフトが奪還した後クライン派が横流ししたガイアアンドリュー・バルトフェルド用に調整し唯一の戦力としている。


しばらくはそのまま隠れつつマーチン・ダコスタらの拠点となっていたが、ダコスタの廃棄コロニー調査をザフトに発見されたことにより艦の位置が特定され、偽装を排除しファクトリーの脱出の時間を稼ぐべく発進。ガイアが出撃するも波状攻撃にさらされ窮地に陥るも、キラ・ヤマトの駆るストライクルージュが到着。ルージュは大破したものの、キラがストライクフリーダムに搭乗したことによって危機を脱した。


その後はキラとラクスが地球に降りたためしばらく出番がなかったが、ギルバート・デュランダルの「デスティニープラン」実行宣言を受けアークエンジェルがエターナルに合流、キラ・ラクス・アスランメイリンらがこちらへ移乗。


ミネルバ艦長タリア・グラディスの戦術によりアークエンジェルが回避したらエターナルにミネルバの主砲タンホイザーが直撃する状況を作りアークエンジェルが追い詰められるという危機に陥るが、ネオ・ロアノーク(ムウ・ラ・フラガ)の乗るアカツキが割り込み、対ビーム防御・反射装甲「ヤタノカガミ」によりタンホイザーを跳ね返したことでアークエンジェルは難を逃れた。


エターナルは大きな損傷なくメサイア攻防戦を戦い抜き、その後はプラント最高評議会の要請を受けてプラントへ戻るラクスの船として入港する様子が描かれた。


C.E.75年時点ではラクスが世界平和監視機構コンパスの総裁に着任したことでラクスの旗艦としての任は解かれたが、その後ターミナルに所属を移し秘かに運用され、アプリリウスの外周底部に待機状態で保管されていた(なお、公式サイトではザフトに復帰したとなっている)。

その目的は評議会に対する攻撃が発生した際に議長を速やかに退避させる為の緊急脱出手段である。

劇中ではファウンデーション王国の宣言に触発されたハリ・ジャガンナート率いる反乱分子のクーデターを察知したイザーク・ジュール達軍情報部の先回りによって、直前でワルター・ド・ラメント議長の救出に成功。脱出艇でエターナルへと乗り込んでおり、クーデター派が最高意思決定機関を掌握という最悪の事態を回避した。

その後は反乱軍を鎮圧するべく宇宙要塞ボアズ跡地に向かい、秘匿されていたデュエルブリッツライトニングバスターを艦載。ミレニアムとファウンデーション軍との会敵に合わせて戦闘宙域に現れ、2機とミーティアを発進させてジャガンナートを粛清した。


なお、議長救出後にイザーク達が艦に乗り込んだ際には艦橋部にエザリア・ジュールの姿があり、エターナルの運用ないし救出作戦に彼女が深く関与している可能性が高い。



武装編集

単装エネルギー収束火線砲編集

艦橋前方に装備される単装ビーム砲。

連射は出来ないが、殆どのMSなら一撃で破壊可能。

上面にもある程度の射角を保持しているが、基本的に正面にしか発砲出来ない。


66mm連装レールガン編集

艦橋後方の両舷に2門装備される小型連装レールガン。対空迎撃用。

ミサイル発射管編集

艦体全方位に多数装備されたミサイル発射管。

既存の艦艇のそれを上回る高密度のミサイル弾幕を張ることが可能。


58mmCIWS編集

全周囲に設置された対空防御機関砲。

ミサイルと共に迎撃に多用される。


オプション編集

ミーティア編集

搭載機が使用していない場合、艦体前方にドッキングされ、可動砲台として機能する。

エネルギー消費は大きいが、強力なビームを発射可能。

ミサイルは使用していないが使用可能とされる。


立体物編集

1/1700のEXモデルで発売されている。

小さいながらもミーティアも造形されている他フリーダムとジャスティス、敵対機のプロヴィデンスまでもが付属している。

後にランナーをメッキコーティングにしたリミテッドエディションも発売された。


カプセルフィギュア「SDガンダムフルカラー」にラインナップ。※現在、入手困難


艦載機編集

機動戦士ガンダムSEED時編集


機動戦士ガンダムSEED DESTINY時編集


関連タグ編集

機動戦士ガンダムSEED 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM

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