「あなたの仕事は戦後の方が多くなるのよ…」
人物
マティウス市から選出されたプラント最高評議会議員の一人で、イザーク・ジュールの母親である。
ナチュラルに対して敵愾心が強く、見下している。また、急進派のNo.2で、ザラ派の先鋒としてパトリック・ザラを補佐している女傑。
専門学は、航空宇宙工学、造船工学。
表向きには冷徹な印象と家族への深い愛情を併せ持った美女だが、プライベートではかなりエキセントリックな一面を秘めた人物でもある(後述)。
劇中での活躍
SEED本編ではボアズへの核攻撃あたりから他の最高評議会、議員達と共に登場。
戦場に出撃する直前のイザークの顔を見に行くなど母親らしい一面も見せた。
ジェネシスの二射目が月面の地球軍基地に撃たれればザフトの勝ちで戦争は終わると高を括っていたが、パトリック・ザラが狂気に駆られ三射目を地球に撃ち込もうと目論んでいたことも、この戦争を裏で操り人類滅亡を目論む存在がいたことも知らなかった。
パトリック・ザラがヤキン・ドゥーエに上がって以降は議会場を任されていたが、ヤキン・ドゥーエ陥落後はアイリーン・カナーバの起こしたクーデターにより失脚した。
SEED DESTINY本編には登場しないがSEED DESTINY HDリマスター版BD-BOX1の特典ドラマCD「OMAKE quarters Vol.1」で登場している。
ヤキン・ドゥーエ攻防戦の後にザラ派が失脚した後の経緯は不明だが、DESTINY戦後は有閑マダムとなって息子にお見合いをさせようと奮闘する(息子を振り回す)姿(キャラ崩壊※)が描かれている。いつ前線に行くか分からないことや、長く従軍しホモ疑惑※2すら挙がっている息子のことを心配してのことのようだが、お見合い相手を模したホログラムへ自分の声を吹き込んでいるうちに、自身が秘めていた声優としての才能に気づいてハマってしまうなど、もはやイザークの為と言うよりエザリア自身の趣味になってしまっている。
イザークは重すぎる母の愛に対してやや辟易しているよう。また、ここでのやりとりからイザークは母エザリアに度々振り回されてきたことがうかがえる。
※三石さんのアドリブかもしれない。このドラマCD自体、ギャグ色が強い作風ではあるが。
※2ドラマCD内で本当にホモと発言している。
SEED FREEDOMでは再登場。
紫服になっており、秘密裏にファウンデーションと結託してしたジャガンナートによるクーデターから、ワルターをカナーバと共にエターナルに逃がす準備を整えており、ブリッジにて待機していた。
この時同席していたシホ・ハーネンフースに意味深な視線を向けているが、どうやら息子の「いい相手」としてロックオンしていた様子。
ナチュラル蔑視の思想を改めているかどうかまで描かれていないが、嘗ての政敵であったカナーバと行動を共にしている、強硬派であるジャガンナートではなく穏健寄りのワルターの側についていることを考えると、少なくとも以前ほどではない可能性がある。
(「パトリック・ザラの想像を絶する狂気を知り、その上危うく自分の息子が戦犯として処刑されかかったとなれば穏健派に転じたとしても不自然ではない」という声もある。或いは戦争を戦い抜く中で精神的に成長した息子に影響された可能性も考えられる)