概要
プラントに於ける最高意思決定機関。首都(首基)であるアプリリウス市に政治拠点を持つ。
政治体制は事実上の共和制になっているが、プラント政府はザフト(自由条約黄道同盟)の一党独裁であるため、党内人事と評議員選出は実質同一である。
評議会の構成員は、互選制と呼ばれる政治に適性のある成人(15歳以上)から選ばれる制度で決まり、12の市から1人ずつ選ばれている。これは成人年齢に達すると自動的に各市民の来歴が詳細に公表(!)され、プラント市民の投票で決定されるというある意味強制的な民主主義システムである。
過激派が台頭したのも、中佐のジャガンナートが軍最高司令官となったのも、彼らが業績によって政治家適性があると判断され、市民の支持を得て当選したからである。
各役職・委員
議長
議事進行を円滑に進めるために置かれる、事実上の国家元首・指導者。議長選によって選出される (ただし双葉社の「機動戦士ガンダムSEED メカニック&ワールド」には任期1年の持ち回り制とある)。
外交委員
外交担当。諸外国における外務大臣に相当か。
国防委員会
軍事担当。すなわち軍としてのザフトのトップ。
立法委員会
立法担当。国会に当たる60人議会における議長と書記が兼任。
行政委員会
行政担当。中央官庁など国家行政機関を統括。
司法委員会
司法担当。警察はここが統括。
主な評議会議員
C.E.71年(機動戦士ガンダムSEED)時点の代表は以下の通りだが、C.E.72年(機動戦士ガンダムSEED DESTINY)の代表は何処の市輩出で専門分野は何かということが不明である。
機動戦士ガンダムSEED時の構成メンバー
市の名前 | 代表者氏名 | 備考 |
---|---|---|
アプリリウス市 | シーゲル・クライン | 議長。穏健派筆頭。ラクス・クラインの父親 |
ディセンベル市 | パトリック・ザラ | 国防委員長。急進派筆頭。アスラン・ザラの父親 |
マティウス市 | エザリア・ジュール | 行政委員。急進派No.2。イザーク・ジュールの母親 |
フェブラリウス市 | タッド・エルスマン | 行政委員。急進派→穏健寄りの中立派。ディアッカ・エルスマンの父親。息子のMIAが切っ掛けで穏健寄り中立派に転向 |
マイウス市 | ユーリ・アマルフィ | 国防委員。穏健派→急進派。ニコル・アマルフィの父親。息子の死が切っ掛けで急進派に転向。ニュートロンジャマーキャンセラーの開発者 |
ユニウス市 | ルイーズ・ライトナー | 司法委員。元々は穏健派だったが、血のバレンタインが切っ掛けで急進派に転向。同市の所属コロニーであるユニウスセブン崩壊が全面戦争の発端 |
クィンティリス市 | ジェレミー・マクスウェル | 立法委員。急進派。ラスティ・マッケンジーの父親。姓が違うのは離婚したから。 |
セプテンベル市 | アイリーン・カナーバ | 外交委員。穏健派No.2でありクライン派。臨時最高評議会議長となり、ユニウス条約を締結させた |
ヤヌアリウス市 | アリー・カシム | 司法委員。穏健派。 |
セクスティリス市 | オーソン・ホワイト | 行政委員。急進寄りの中立派。ニュートロンジャマーの開発者 |
オクトーベル市 | ヘルマン・グールド | 国防委員。急進派であり、ザラ派 |
ノウェンベル市 | パーネル・ジェセック | 司法委員。穏健寄り中立派 |
機動戦士ガンダムSEED DESTINY時の構成メンバー
再選組
ルイーズ・ライトナー
アリー・カシム
オーソン・ホワイト
パーネル・ジェセック
新任組
ギルバート・デュランダル(最高評議会議長)
タカオ・シュライバー(国防委員長)
アラン・クラーゼク
エドアルド・リー
ジョージ・アダマン
リカルド・オルフ
ノイ・カザエフスキー
クリスタ・オーベルク
機動戦士ガンダムSEED FREEDOM時の構成メンバー
新任組
ワルター・ド・ラメント(最高評議会議長)
ハリ・ジャガンナート(国防委員長)
歴代最高評議会議長と国防委員長
歴代 | 最高評議会議長 | 国防委員長 |
---|---|---|
初代 | シーゲル・クライン | パトリック・ザラ |
2代目 | パトリック・ザラ | パトリック・ザラ(議長と兼任) |
3代目 | ギルバート・デュランダル | タカオ・シュライバー |
4代目 | ワルター・ド・ラメント | ハリ・ジャガンナート |