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「元々そちらのものでしたっけね。弱点もよくご存知だ!」

「戦わなきゃいけないな僕もって、思ったんです。ユニウスセブンのニュースを見て…」

プロフィール

生年月日C.E.56年3月1日
没年月日C.E.71年4月15日
年齢15歳
身長/体重165cm/61.5kg
趣味ピアノ演奏
CV摩味(スペシャルエディション、一部ゲームでは朴璐美

概要

ザフトに所属する緑色の髪が特徴のMSパイロット。

主な搭乗機はブリッツガンダム


エリートの証である赤服を着ているクルーゼ隊の中でも最年少メンバーである。

父親はプラント最高評議会に属する国防委員会・武官の一人ユーリ・アマルフィ

戦争を好んでいなかったが、血のバレンタイン事件によってザフトへの参加を志願した。


性格は非常に優しく、落ち込んでいるアスランを気遣い、甲板に連れ出し、トビウオの群れを一緒に見て紛らわせようとするなど、仲間思いであった。


コーディネイターであるためか、学力も高く、洞察力も優れており、ブリッツの特性に素早く順応したり、潜入時には機械で情報収集を行うなど、赤服に撰ばれるのも頷ける能力の高さである。

アカデミーでの総合成績は三位と、一位のアスランと二位のイザークに次ぐ好成績で卒業した。

MS・射撃・ナイフ・情報関係は3位、爆弾処理では1位を取っており、見た目以上にハイスペック。

また、プロのピアニストでもあり、コンサートも行うなどそれなりに有名であった。


活歴

物語冒頭でクルーゼ隊の一員として、ヘリオポリスに侵入してブリッツを強奪。

以降はブリッツを愛機とし、機体のミラージュコロイドステルスを利用して隠密行動によるアルテミス攻略作戦で陰ながら活躍し、同基地を陥落に追いやった。


その後もイザークやディアッカ、アスラン達と共に、クルーゼ隊から再編成されたザラ隊の一員として、アークエンジェル隊への追撃を行った。


第8艦隊合流直前のアークエンジェル襲撃で本艦を撃墜しようとするも、これがキラ・ヤマトSEED発現のきっかけを作ってしまう。その後の地球降下作戦ではアスランと共に大気圏に飲まれず帰艦したため一時期戦線を離脱した。


戦線離脱の間はプラントの実家に帰ったり、アスランをコンサートに招待したりしていた。


地球に降下後、オーブ連合首長国に向かうアークエンジェルを再び襲撃するが、戦闘が長期化しオーブの領海に入ってしまったため戦線離脱を余儀なくされる。その後「オーブがアークエンジェルを匿っているのではないか?」という疑いからザラ隊でオーブの工場地帯へ潜入。

ニコル本人としては何の収穫も得られなかったが、フェンス越しに鳥のロボットを追う少年の姿を「ああ、あの人の(ロボット鳥)かな?」と言いながら見かける。彼こそがストライクガンダムのパイロット、キラ・ヤマトとも知らずに…。


最期

アスランの提言で丸2日待ち伏せしたオーブ近海の島での戦闘において、アークエンジェルへの追撃作戦を行うも、徐々に成長しつつあるクルーやキラなどの連携攻撃により、バスターとデュエルが海に落とされなど味方が分断及び一部行動不能、自身の機体も右腕部を肩ごと切り落とされ、事実上ほぼ戦闘不能に陥った。(ブリッツは右腕に武装の大半が集約されているため、喪失したら左腕のアンカーしか攻撃手段が無い)


「アスラン下がって!」


それでもなお彼の戦意は衰えず、機体がエネルギー切れを起こし、窮地に陥ったアスラン・ザラを庇い、ランサーダート一本とミラコロで突撃を仕掛けるも、咄嗟に反応したキラのソードストライクガンダムの対艦刀の攻撃を胴体部に直に受け、エネルギー切れ寸前であった機体諸共致命傷を負ってしまう。

(なおこのシーン、機体ごと腹を対艦刀のレーザー刃で切り裂かれ、半分ほど体に食い込んだ状態で止められるという半殺しもいいところのガンダム史上でも屈指の鬼畜シーンである)


GAT-X105+AQM/E-X02 ソードストライク

「アスラン逃げっ…!」


最期はどこか満足げな表情を浮かべ、アスランへの気遣いの言葉と、母へのピアノの頼みを述べながら内部から体が蒸発、爆発に巻き込まれ殉職する。

享年僅か15歳という短い命を散らした…。


彼の死はアスランやイザーク、ディアッカに衝撃を与え(特にアスランやイザークは更衣室で涙を流すほどに悲しんでいた)、皮肉にもクルーゼ隊の結束をより一層強める事になり3人が徐々に心境の変化を起こし始めるきっかけにもなった。

これが原因で、アスランはキラを倒す事を決意、そしてキラのもう1人の親友の戦死へと繋がってしまうことになる。

キラもまた罪悪感から戦争での殺し合いに悩むようになり、後の不殺志向の遠因となった。


また、父は息子の死を機に穏健派から過激派へと転身、ニュートロンジャマーキャンセラーをMSへ搭載することを決意。

フリーダムガンダムを始めとする核駆動MSが開発されることとなった。


トール共々、ニコルの死はあらゆる意味でのターニングポイントである。


母さん・・・僕のピアノ・・・


余談

クルーゼの素顔のジンクス

なお、彼はラウ・ル・クルーゼの仮面の下の素顔を知りたがっていた。

クルーゼの素顔を知っている、もしくは知りたがることは死亡フラグになるというジンクスがあるため、彼も例外ではなかった。


最期のバンクシーン

そして彼の最期は何度もバンクシーンとして本編で流されることになった。…がその回数が異常で、無印では計14回、続編のDESTINYでは何故かさらに増えて計18回も流され、合計して32回も最期が流された。

他、エディション版では振らずに構えた対艦刀(シュベルトゲベール)に突っ込んで当たってしまった事故のように改変され、後のHDリマスター版でもこちらの方が採用されている。


このことから、劇場版のFREEDOMでも流れるだろうと薄々思っていたファンも多かったが、まさかの前後半で合計2回流された。いい加減成仏させてやってください…。


ガンダムチーム初の戦死者

劇中のジンクスに当てはまってしまったキャラであるが、逆に過去シリーズのジンクスを打ち破ったキャラでもある。

SEED以前までガンダムチームと言えば、最初の「ΖΖ」含め少なくとも三種類以上のガンダムタイプで構成されているチームは誰一人死人が出ないというガンダムシリーズの生存フラグとして語られていた。


そんな中でニコルの戦死はそのジンクスが破られた初の例で、ガンダムシリーズを知り尽くしているほど当時の視聴者にも衝撃だった。もっとも今回のガンダムチームは敵側だったというのもあるが、最終的に生存した残りの3人は全員が何らかの形で主人公のキラ達に協力している。

もっとも3期OPでザラ隊で唯一ハブられていたのもあって、この時点で退場フラグを察していた視聴者も少なくなかった。

現在のガンダムシリーズでは、むしろガンダムタイプを複数持つガンダムチームは「誰か一人死ぬし、最悪全滅」という死亡フラグになってしまっている。ついでに黒いガンダムに乗るという死亡フラグも持っていたりする。


声優について

TVアニメ版でCVを担当していた摩味氏はSEED放送終了後に渡米した関係で一時期声優業を休業したため、スペシャルエディション版以降のゲーム作品では朴璐美氏に交代しており、復帰後もニコル役には再登板しておらず降板となっている(ただしHDリマスター版では摩味氏の音声がそのまま流用されている)。


Gジェネレーションシリーズ

「あの動き、ナチュラルが乗っているとは思えない………!」 - 対キラ・ヤマト

「臆病者は黙っているんだな、ニコル!」 - イザーク・ジュール

「ニコルを援護してやるか………!」 - ディアッカ・エルスマン

「君達みたいな奏者は、生かしてあげたいけどね………!」 - リヴァイヴ・リバイバル


『SEED』にデビューして以来、着実に参戦。

自軍で運用することが可能なため、キラ・ヤマトが敵対するステージがあればリベンジマッチも可能。

戦争に否定的な性格だからか、ギム・ギンガナムアリー・アル・サーシェスなどの戦争狂キャラに特に強い。


『WARS』からは、Gジェネレーションシリーズで特殊セリフを実装することが増えた影響があり、ファンネルやトランザムといった他作品の固有名詞をセリフとして発することも増えた。



スーパーロボット大戦シリーズ

スーパーロボット大戦では物語の展開の都合上、死ぬことが多かったが、Wでは条件を満たすことで叢雲劾に救出され生存し、復帰する。ちなみにそのWではSEED本編のシナリオが大幅に簡略化されているため一番目立つアスランを庇っての死亡シーンすらカットされている(ザラ隊のオーブ潜入エピソードの次にはいきなりストライクvsイージスの一騎打ちの場面に移行する)がおそらくこれは生存ルートに繋げるためにニコルの生死を曖昧にしたともいえる。

同時期に撃墜され、同じくアニメ本編で後に退場するはずだったトール・ケーニヒとは治療を受けていたベッドが隣同士だったために意気投合し、親友となる。その後、オーブ戦を経て加入し、キラからの友達になってくれるかという申し出を「喜んで、キラ…」と優しく受け入れた。ニコルとトールが生存したお陰で、キラとアスランの確執も完全に消滅という夢のような展開を迎える(その一方でディアッカがミリアリアとのフラグを完全に折られるなど涙目なことになるが、こちらはこちらでトールと「いいコンビになれそう」と評されるくらい意気投合するなどある程度フォローされてはいる)。

更にイザークを仲間に加えればザラ隊全員集合も実現可能。

そして最終盤では本性を現した元上官であるクルーゼと対決することも出来る。

戦闘前会話で

「少しの偶然が重なり、僕は生きることができました」

「銃を収めてください、クルーゼ隊長!こんな戦いは続けてはいけないんです!」

と戦いを好まないニコルらしく説得を試みるが「生き延びた君には死んでいくだけの私の気持ちなどわからんさ」と一蹴されてしまう。

生存しているとEDにも登場しトールと共に、キラとアスランに呼びかける場面でSEED勢のEDが締め括られる。


機動戦士ガンダム エクストリームバーサスシリーズ*


三作目のマキシブーストより愛機であるブリッツガンダムと共にコスト2000枠で登場。

中の人繋がりでロランと、音楽を嗜む繋がりからカトルと専用掛け合いが聞ける。

また収録時期の被りからか、本来では面識が無いハイネ・ヴェステンフルスとも存在する。

ザラ隊の面々とは僚機の時は一方的な会話だが、敵対していると掛け合いがあるなど謎の采配。尚、ディアッカとはEXVS2になるまで収録すらされていない。


同名の人物


  • ガンダムWにもOZレディ・アンの腹心にニコルという軍人がいる。階級は特尉。D120コロニーを射線内にいたレディごと宇宙要塞バルジの主砲で吹き飛ばそうとしたがトロワによって阻止された。後にその事をレディ本人から咎められ処罰を受けるものの生存しており、昏睡状態のレディを救出して崩壊するバルジを脱出し、地球へ降下する役割を果たした。


関連イラスト

Your piano never disappears03.01

誕生日おめ!アマルフィ


関連タグ

機動戦士ガンダムSEED

ザフト

アスラン・ザラ

イザーク・ジュール

ディアッカ・エルスマン

ラウ・ル・クルーゼ

ラスティ・マッケンジー

ミゲル・アイマン

クルーゼ隊

ブリッツガンダム


みんなのトラウマ 涙腺崩壊


トール・ケーニヒ:ニコルの回数がぶっちぎっているせいであまりネタにされないが、こちらも最期のバンクシーンが何度も使いまわされ、計18回も流されている。続編で使われなかっただけマシだが…

マユ・アスカ:DESTINYでトールの代わりと言わんばかりにバンクに使われまくったシンの妹。死亡シーン含めこちらも異常なまでに流された。

レイ・ザ・バレル:DESTINYでは、腕前はニコルに及ばないが、趣味でピアノを弾くシーンがある。

ロニ・ガーベイ機動戦士ガンダムUCのキャラ。OVA全篇をTVサイズに再編集した「機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096」の第一期EDで毎回死亡シーンが流されたため、ニコルを越える可能性の獣のような扱いを受けたが、EDが一クールで差し替えられたのもあってそんなことはなかった。

カトル・ラバーバ・ウィナー:彼と似た雰囲気を持ったガンダムパイロット。ニコル同様彼も楽器演奏をするシーンがあり、仲間を助けるために自身が犠牲になろうとした(ガンダムにパイロットを保護する細工がされていたおかげでこちらは助かった)。だが彼の場合キレるとアスランやイザークよりも遥かに怖い。

ロラン・セアックリジェネ・レジェッタシャナルア・マレン:後任の朴氏が演じたガンダムキャラ繋がり。


ギム・ギンガナムアリー・アル・サーシェスアンチテーゼ。(戦争狂)


4月15日 ニコルが戦死した日。

この日になると、ニコルの追悼イラストが投稿される。

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