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概要

地球圏統一連合が宇宙圏制圧のために建造した宇宙移動要塞。円筒クロスボウを組み合わせたような形状が特徴。本体後ろに推進器を持つ。

改修前の主力武装は円柱上下両端に設けられたビーム砲でこれだけでも複数のモビルスーツ部隊を吹き飛ばすほどの威力を持ち、またコロニーをも破壊する事も可能である。よく誤解されがちだが改修前のこのビーム砲があるのは円柱中心ではなく、こちらにあるのはモビルスーツを収容する中央格納庫である。

またモビルスーツモビルドールなどの兵器工廠や、自給自足用の農業プラントも有している。

名前の由来は銀河バルジから。

後に登場する宇宙戦艦リーブラとは違い、ガンダム開発者捕獲前からすでに完成している。完成はアフターコロニー186年で設計者は当時のOZのセイス・クラーク技師長。かなりかかったこれの建造費はコロニーが負担しており、それが原因で貧困に見舞われたコロニー市民達の反発を買っている。

そして完成記念セレモニーにてテロリストの襲撃を受けており、アオイ・クラーク及びセイスがその巻き添えで死亡している。

オペレーション・デイブレイク後はOZが制圧しており、レディ・アン特佐がコロニーとの和平条約締結と、宇宙に巣食う地球圏統一連合残党の制圧のために宇宙に上がった際、OZ宇宙軍の拠点として使われた。

初登場時はガンダムが宇宙戦闘を想定して開発されていなかったこと(唯一適応出来ると考えられたガンダムは地球に放置されていた)やモビルドールトーラスの鉄壁に近い包囲網もあり、ガンダムデスサイズシェンロンガンダムの強襲でも本体に辿り着けず、文字通りの要塞と化していた。

ある時にはレディの副官であるニコルがデルマイユ侯爵からの命令と言う理由でレディを差し置いて連合残存軍をゼクス共々殲滅しようと連合軍が立てこもるコロニーD120をビーム砲で破壊しようとした事もあったが志願兵としてOZに潜入していたトロワの手でビームは外された(彼曰く「コロニーへの攻撃をコロニーの脆さを学んでいたレディ・アンならば止めていたはず」との事)。

バルジ改

ホワイトファングのアルテミス・レボリューションによるクーデター直後のバルジ攻防戦時には格納庫部分が改修され、後部の推進器と直結させたことで既存のビーム砲を遥かに上回るコロニー外壁を容易く破壊するほどの威力のバルジ砲が増設された。この時の改修にもガンダム開発者は無関与だったのか、リーブラとは違いこちらは短時間での連射が可能。ただしバルジ砲発射5時間前後は推進システムが使用できないという欠点がある。

ホワイトファングの出現でなりふり構わなくなったOZ宇宙軍は見せしめに第一射を発射し、コロニーをかすめつつも敵艦隊の多くを消滅させる。

その驚異的威力で周囲のコロニーが巻き込まれる事態を危惧したデュオやカトルは第二射を阻止しようとするも、敵の防衛ラインが堅く足止めを喰らってしまう。

そんな二発目の攻撃が発射される直前、ホワイトファングの長ミリアルドのガンダムエピオンが出現。

「必要ないのだ。宇宙にとって、貴様達は!!!」

そのままバルジは、エピオンのビームソードで本体そのものを一刀両断に切り裂かれ消滅した。(小説版においては発射直前のバルジ砲のエネルギーが内部爆発を起こし消滅した。)

バルジの損失はOZ宇宙軍の残党からも多くの犠牲者を出し、生き延びたのはわずか18名だった。ちなみにデルマイユ公爵も攻防戦に参加するためにバルジに向かう途中ホワイトファングの宇宙軍殲滅に巻き込まれる形で殺害されているが、上述通りバルジはこのような最期を迎えるのでデルマイユはどっちにせよ詰んでいた。

また、バルジ攻防戦時にはツバロフに撃たれ昏睡状態が続いていたレディも乗っていたが、ニコルの判断で要塞を脱出し地球に逃亡したため最悪の事態を免れている。

ちなみに生き残ったOZ宇宙軍の残党はバルジという宇宙の覇権を失ったことに加えてホワイトファングの追撃で孤立無援となり、コロニー市民を人質に取る行動に走ってしまう(のちにデュオカトル、トロワの三人に鎮圧された)。

コミックボンボン掲載の漫画版ではリーブラの主砲で内部のデルマイユ公諸共粉砕されている。

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宇宙要塞バルジ
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