「ヒッヒッヒッヒ…」
概要
ドクターJ、プロフェッサーG、ドクトルS、H教授、老師Oの5人の総称。
かつては地球圏統一連合の一機関だったころのOZで戦闘用モビルスーツの開発を行っていたが175年に指導者ヒイロ・ユイが暗殺された事件が切っ掛けで組織を離反し、それぞれ各コロニーに潜伏してOZ打倒を企てるようになった。
それぞれビーム兵器技術、ステルス技術、火器管制システム、コクピットシステム、機体駆動技術のプロフェッショナル。そして推進器・姿勢制御装置のプロフェッショナルであり6人目の技術者であるマイク・ハワードも含む事がある。
「暴走を止める為に他を暴走させる」がモットー。
5人ともいずれもツバロフ・ビルモンを始めとするOZの科学者でも到底追いつけないほどの高い技術力を持ち、機動力と防御力を両立した結果、パイロットに一瞬にして15G以上もの加速の負荷がかかるトールギスや、そのトールギスの機動性を遥かに超すスペックを持たせ、更にいかなる手段を使ってでもパイロットの潜在能力を無理矢理引き出すゼロシステムを組み込んだウイングガンダムゼロのような乗り手の事を全く考えていないトンデモ兵器をたくさん作ってきた。ただしこの頃は機体の危険性やそもそも実現不可能な技術だったため設計図にとどまっており、実際に作られたのは本編開始前後。
いわゆるマッドサイエンティストであるがぶっ飛んでいるのはあくまで発明に関してのみであり、デキム・バートン発案の大量虐殺同然の「真のオペレーション・メテオ」には反対の立場を取ったり、ガンダムパイロットの内面の優しい性格を見抜きそれを考慮した細工をパイロットスーツや機体に仕込んでいたり、ウイングゼロに対しても「あの破壊係数は素人目に見ても必要ない」と述べていたりとそれ以外の場面では割と思考回路はまともである。
そのどこか憎めないキャラクター性から意外とWでは彼らが一番好きだというツワモノも結構いる。それゆえファンからは愛嬌を込めて「ジジイ共」「5爺ズ」と呼ばれることも。
TV版ではハワード除く5人は中盤にOZ(後に一部構成員の離反などによりロームフェラ財団→ホワイトファングに名を変える)に捕らえられて以降終盤まで敵側のモビルスーツや要塞などの開発を強制されている(ここでも攻撃と防御にステータスを全振りしたヴァイエイトとメリクリウス、小島一つを消し飛ばす主砲のあるリーブラなどぶっ飛んだ超兵器を作っているのは相変わらず)。しかしただでは転ばず、ヴァイエイトやメリクリウスの技術を流用して極秘裏にデュオのデスサイズや五飛のシェンロンを改修したり、リーブラの主砲に意図的な欠陥を施すなどささやかな反抗は続けていた。結果的に地球圏に破壊と混乱をもたらすことになったが、それについては百も承知だと語っている。
そして、それら兵器を開発してきた最後の「罪滅ぼし」にリーブラを地球への落下軌道からそらすためピースミリオンの動力を暴走させそれにより生じた爆発の炎に妨害しに来たカーンズと共に巻き込まれていった。その後の生死は不明であるが、ドクターJだけは本編以降の媒体でその後も存命とされる描写がある。
あまりに進みすぎた技術力を持っていたためか、後の時代である「FrozenTeardrop」では彼らの技術はロストテクノロジーと化している。
外伝小説『右手に鎌を左手に君を』では5人の元同僚であるマダムLが登場している。
開発機体
※5人全員が開発・改修に携わったと明記されたもののみ記述。
OZ-00MS トールギス
XXXG-00W0 ウイングガンダムゼロ
OZ-13MSX1 ヴァイエイト
OZ-13MSX2 メリクリウス
XXXG-01D2 ガンダムデスサイズヘル(ガンダムデスサイズを改修)
XXXG-01S2 アルトロンガンダム(シェンロンガンダムを改修)
関連タグ
新機動戦記ガンダムW マッドサイエンティスト 高性能じいちゃん