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「人間など信じられん。モビルドールが新たな戦士となる時代が来たのだ」


CV:幹本雄之

概要

OZ所属の技師長。名前の由来はドイツ語の12。劇中では単にツバロフと呼ばれる事が多いがフルネームはフローズンティアドロップにて判明した。階級は特佐。


かつてはトールギスの火力に触発され、それを参考にトラゴスを開発した。


モビルドールの開発者であり、ロームフェラ財団の長デルマイユ公爵から深い信頼を得ている。

登場時期もあってガンダムを「時代の敗北者」として徹底的に見下しており(一応技術には興味を持ってはいる)、実際開発者に最初に要求したのが「ガンダムを越えるモビルスーツ」だった。おまけに何度か殺そうとしたり開発者含む独房の空気を自ら監視室に赴き抜きに行ったりするほど大のガンダムパイロット嫌いでもある(レディ・アンから嫉妬かと言われた)。戦闘においても困った時の万能兵器のごとく何かとモビルドールに依存していたあたり人間嫌いとすら考えられる節もある。かつて月面の兵器工場であるマリウス・プラントで労働者に無理をさせすぎて労働者の反乱と暴動を引き起こした為、責任を取る形で兵器開発から引き離された事が我慢ならなかったらしくそれがモビルドール開発のきっかけとなった。

この機械に信頼を委ねている人間蔑視ともとれる姿勢が災いし、後述のOZ兵士のトレーズと彼に対する態度の違いやクーデターを起こされた事からもわかるように軍内部でも大して慕われておらず小物な印象を受ける。

全く同じ考えを持つデルマイユと共に中盤の戦乱を広げた元凶とも言える人物である。


OZがオペレーション・デイブレイクで地球圏統一連合地球軍を制圧し、宇宙侵攻に舵を切ったタイミングで登場。

初登場は地上で、モビルドールシステムを導入したリーオーの稼働テストを行っていたところにMDに異を唱えるトレーズ・クシュリナーダが乱入。この時OZ兵士にトレーズ殺害を命令するが拒否され、逆にトレーズが「ツバロフを殺せ」と命令すると兵士が一斉にツバロフに銃口を向けている。

この出来事がOZ内でデルマイユ派とトレーズ派の内紛の狼煙が上がるきっかけとなる。


その後拠点を宇宙に移すが、モビルドールを引き合いに武力の新時代を掲げてもOZ内部にトレーズを支持する兵士は多く、ついには最も信頼していたレディ・アンにも裏切られ業を煮やした彼はトレーズ総帥辞任後、ガンダムのパイロットたちやガンダム開発者たちを解放したレディ・アンを銃撃し、トレーズ派殲滅に向けて月面基地から大量のMD隊を降下させるオペレーション・ノヴァを発動、地上のデルマイユと分担しOZ宇宙軍の事実上の司令官となる。

だが所詮戦闘未経験の技師長が指揮を取っているに過ぎず、トラント・クラークを始めとする有人のゼロシステムに魅せられた兵士が独断行動を起こすなど統率が取れていたとは言い難い状況であった(そもそもトレーズ解雇以前にもガンダム開発者達が極秘裏で破壊されたガンダムを行っていたことや後述のトレーズ派の暗躍に一切気付いていないなどかなり抜けた面がある)。


OZ地球部隊がサンクキングダムを掌握し、宇宙戦艦リーブラも完成が近付いていたのとほぼ同時期、軍内部や財団の方針に大いなる不満を持ってコロニー過激派ホワイトファングと手を組んでいたトレーズ派によるクーデター作戦アルテミス・レボリューションが発動。民衆へのプロパガンダの為の道具として月面基地にて生け捕りにされるも隙を見て脱走しMDの管制室に逃げ込みホワイトファングにビルゴを仕向ける抵抗をするが、基地内にアルトロンガンダムが侵攻、そのまま崩れ行く基地の中「私のモビルドールは無敵なのだ」と発狂し高笑いをしながら爆炎に飲み込まれ戦死。なおアニメでは特に語られなかったが「敗者たちの栄光」ではガンダム開発者の技術力に対する強いコンプレックスを吐き捨てながら最期を迎えている。


自らのこれまでの横暴な振る舞いが祟って地位を失い、それに抵抗した結果命を落とすという実に因果応報な最期を迎えたのであった。後に似た者同士らしくデルマイユも同じような末路を辿っている。


彼の間接的死因となったアルトロンも、元はといえば宇宙に上がる途中シェンロンガンダムに遭遇し張五飛の持ちかけてきた交渉に乗った事で改修された機体であり、結果的にものの見事に五飛に出し抜かれるがままに自分が生け捕りにしたシェンロンの改良型に殺されるという末路も中々に皮肉なものである。


ツバロフの開発したモビルドール部隊は後にホワイトファングに転属されたが、続編EndlessWaltzではすっかり産廃同然の存在と化していた。

関連タグ

新機動戦記ガンダムW OZ(ガンダムW) ロームフェラ財団 モビルドール 老害

トラゴス


イオリア・シュヘンベルグ…ツバロフ同様人間嫌いの科学者だが、こちらはいずれ人類が良い方向に進化できる可能性を決して諦めてはいなかったむしろトレーズに近い人物で視聴者からの印象は大きく異なる。ツバロフの人間嫌悪はどちらかというとリボンズ・アルマークのそれの方が近い。

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