「嫌な役だな」
「若い者は合理的に考えたがる。ならば戦争こそ合理的でないわ」
概要
CV:広瀬正志
シェンロンガンダムの開発者で、機体駆動のエキスパートである。
L5の出身で、中華系の寡黙なスキンヘッドの巨漢である。
格闘技や荒事が得意で、かつては張五飛の家庭教師兼拳法の師範であった。
デュオ・マックスウェルが月面基地に現れた際は、一芝居をうって彼を痛めつける役を演じた(嫌な役であるが)。また投獄中のガンダムパイロット達には、トロワ・バートンを経由して小型投影機を渡している。
実は、5人の博士の中では唯一「真のオペレーション・メテオ」に反対の姿勢を取っていない人物でもあるのだが、反発した五飛の独断行動を止めなかったばかりか黙認していたり、ホワイトファングに着くこともなく最後まで他の4人と行動を共にしていたり、ガンダムの強化改修に関わっているので、本当は賛成してもいなかったのかもしれない。
OVA『新機動戦記ガンダムW EndlessWaltz』では、髭を生やした過去の姿で登場している。アニメでは台詞はなかったが、漫画版では一言だけ喋っている。
漫画『新機動戦記ガンダムW EPISODE ZERO』では、シェンロンガンダムとトールギスを製造していた頃の姿を見ることができる。
後の時代である『Frozen Teardrop』では、本名が呉王龍(ウー・ワンロン)とされ、妹蘭の祖父に当たるとされている。
反連合運動に参加していた息子と孫である妹蘭、その双子の姉妹である胡蝶を戦乱の中で失っている。コロニー落としに反対しない割に五飛の独断行動を黙認していたのはこの辺に理由があったのかもしれない。