概要
砂漠のオアシスを拠点とする中東地域の中立国の自衛部隊。
隊員は、隊長のラシード・クラマを含めて40人いる。
「マグアナック」とはタガログ語で「家族」の意であり、その言葉通り隊員の結束は非常に固い。
もちろんオペレーション・メテオに組み込まれていた戦力の一つで、普段は砂漠の地下にある秘密基地に身を隠している。
地球に降下したカトルの護衛として独自開発の局地専用MS「WMS-03 マグアナック」と「WMS-04 オリファント」で付き従う。
砂漠でのゲリラ戦に長け、地球圏統一連合の討伐部隊を何度も撃退している。
…が、彼らは全て地球出身者ではなく、コロニー環境下で出生を余儀なくされた試験管ベビーに近い存在だったらしく、193年にカトル・ラバーバ・ウィナーを盾に資源衛星に幽閉された労働者達を助けるための交渉を持ちかける行為を行ったが、自分らを連合の陰謀から身を挺し救った彼の誠実さに触れ改心し、以後は忠誠を誓い深い信頼を寄せている。
とはいえカトルが宇宙に上がって以降はサンクキングダム防衛戦と最終決戦(カトルではなく五人のガンダム開発者をリーブラの動力炉に連れてくデュオを援護、その後独断で負傷した状態のカトルのリーブラの残骸破壊に付き合う)ぐらいしか戦闘の出番はなく長らく地球上の基地で待機させられたまま放置されていた。
もちろんこれはカトルから信頼されていないからではなく(むしろ彼は自身の生い立ち上血の繋がっている家族以上に信頼している)、彼の何でも1人で抱え込みがちな責任感の強い性格の他当時OZにコロニーを盾に取られて以降下手に戦う事が出来なかったためで、カトルが宇宙に彼らと同行せず上がったのも地上以上に熾烈な戦いを強いられる事が決定づけられるであろう宇宙戦で彼らを誰一人失いたくなかったためである。
そういうカトルの気遣いをラシードなどは察しているものの、カトルの役に立ちたいという思いも強く劇中では単独行動を取るカトルに護衛に付けてくれと直訴する隊員たちもいた。
その間もモビルスーツでの戦闘はなかったものの、カトルが宇宙に上がる際自爆したまま破棄されたガンダムサンドロックをOZ基地から強奪し修復するなど影で彼を支援していた。なお、この強奪の際、同じくガンダムを回収しようとしていたサリィ・ポォと知り合い共闘する仲となった。
EndlessWaltzではカトルと共に太陽に破棄されようとしていたガンダム4機を回収するのに尽力した。その後出演シーンはわずかだが、映画版のEDでは皆でカトルと共に建設の仕事に従事していた。
最終的に本編やEndlessWaltzにおける数々の困難な任務をやり遂げ、名無しの隊員も含めて一人も犠牲者を出していないという味方量産型機の部隊としてはとんでもない偉業を成し遂げた。
リーオーとほぼ同性能のマグアナックで格上のトーラスやビルゴを相手にして全員生き残っていたのを見るに、紛れもなく全員がエースパイロットと称するに相応しい実力者達といえるだろう。
隊員(名有りの隊員のみ)
関連タグ
新機動戦記ガンダムW EndlessWaltz カトル・ラバーバ・ウィナー マグアナック オリファント ラシード・クラマ
サリィ・ポォ、ルクレツィア・ノイン:同じくガンダムの良き協力者繋がり。
シュラク隊・・・Vガンダムにおける味方量産型MS部隊。ただしこっちは一人残らず全滅した
アビス隊・・・ガンダムAGE第三部、第四部にて、主人公たちと共に戦ったディーヴァ艦載機部隊。こちらも一人残らず全滅した。