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シュラク隊

しゅらくたい

シュラク隊とは、アニメ『機動戦士Vガンダム』に登場するモビルスーツチームの名称。
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いい概要だよ!シュラク隊、行けぇ!編集

オリファー・イノエが隊長を務めるリガ・ミリティアのモビルスーツ隊。シュラク(shrike)は英語でモズの意。

隊長のオリファーをのぞいて全員が女性であり、彼の趣味かスカウトして了承したのが全員女性だったのか、詳細は定かではないが、物語の中盤からストーリーの中核を担うことになる(オリファー本人はマーベット一筋であるため、趣味と見なすのは軽率だろうが、オリファーがメンバーを褒めている場面は、マーベットから見れば口説いているようにしか見えておらず、それが原因でマーベットに誤解を与えてしまっている)。


メンバーはそれぞれウッソ・エヴィンのことを可愛がり、戦闘時には姉貴分として喝を入れることもある(特にジュンコが一番目立つ)。一方で、ウッソがオデロと取っ組み合いの喧嘩になった際、本来「何しているの、やめなさい!」などのセリフで仲裁するであろうところが、その様相を「喧嘩するほど仲がいい」、「青春」と捉えてどちらが勝つか「賭け」をやっていたりするなど、良く言えば「ちゃっかりもの」、悪く言えば「不真面目」な一面も(その喧嘩はシャクティが割って入ったことで収まった。また、結果はシュラク隊からは「オデロの勝利」と見なされていたが、オデロ本人は、あくまで「喧嘩であって、勝負しているわけではない」ため、「勝った」とは言っていない。その上、シュラク隊に喧嘩を見られていたことや、賭けの対象にされていたことも知らなかった)。


口調は全員が男勝りで「ザンスカールと戦うために女を捨てた」とも言うべき腹をくくった面子が多い(ただし、ジュンコやヘレンが、カミオン隊の男性のセクハラに憤慨する場面もあるため、完全に女を捨てたわけではない)。また作中の都合か、プライベートでも常にパイロットスーツ姿で他の衣類を着ている描写も皆無である。(一応、収容所でパイロットスーツではない作業着を着ているシーンはある)


初登場はオリファーが8話、初期女性人員6名が10話で登場し、初陣こそ華々しい活躍を見せたが、補充要員を入れてもなお、犠牲は絶えず、最終決戦でのコニー・フランシスの戦死をもって全滅した。

ただし「戦線で前のめりし過ぎた」「負傷した体を押して無理やり出撃」といった死亡フラグのテンプレートのような無謀な行為を取ったり、13歳と若くして戦場に立たざるを得なくなったウッソを守るために身を挺したりしたのも戦死者が絶えなかった原因である(後述の関連タグにもあるマグアナック隊40名全員が生存できたのも、シュラク隊とは逆に長のカトルが彼らを守るために極力戦闘に巻き込ませなかったおかげでもある)。

序盤こそモブ機体に殺害されたが、終盤の残り四名は全てカテジナ・ルースの乗るゴトラタンが手をかけている。


このようなシュラク隊の死に様が視聴者(特に子供)に対しては強大なトラウマを与えたため、Vガンダムと言えば「人間(特にシュラク隊)達が無残に殺される作品」という印象を強く植え付ける結果となった。

が、その事が逆に、個々のキャラクターに強い印象が残りファンを生み出すきっかけになっている。


一説には、富野監督による美女を惨たらしいやり方で殺すことによる視聴者及びスポンサーへの嫌がらせだったともいわれている。


もう、健気な子…教えてあげたくなっちゃうじゃない…メンバーの詳細をさ!編集

オリファー・イノエ(8~31話)編集

オリファー隊長

「単独行動は処刑ものだということを知らなければならない!歯を食いしばれ!手を後ろに組んで、足を踏ん張る!顔を上げろ!今言ったこと、よく覚えとけ!」


CV:園部啓一

シュラク隊初代隊長。リガ・ミリティアの中では、ガンイージのロメロをのぞき唯一の男性パイロットである。全隊員が女性だったので、恋人マーベットからはいろいろ誤解されたものの、和解してコロニー内で無事結婚した。MSパイロットとしての腕は高く、トマーシュやオデロを育成したりするなどMS教官としても活躍する。最期はV2のコアファイターでクロノクルの乗るタイヤ型戦艦アドラステアに特攻して爆死。

死後はクルー全員によって葬儀が行われた。


ジュンコ・ジェンコ(10~27話)編集

ジュンコさん

「いい子すぎるよウッソは…それに引き換えあたし達大人はあんな子の力まであてにしちまってさ」


CV:小林優子

副官的な立場で、前線ではオリファーに代わって指揮を執ることも多い。どこか死に急ぐような行動を見せることが多く、オリファーやマーベット達からは心配されていた。ビッグキャノンに仕掛けた爆弾解除に失敗し、爆死した。シュラク隊では唯一生身のまま戦死したメンバーで、爆弾で体が蒸発する描写までしっかりと描かれてしまっている。Vガンダム公式サイトの投票企画「あなたが一番好きなシュラク隊女性メンバー(以下、ランキング)」では、5位。


ヘレン・ジャクソン(10~11話)編集

ヘレンさん

「止まったらやられるだろ!逃げるか戦うか、はっきりするんだよ!」


CV:深見梨加

戦い方が荒々しく、最もモズに相応しい性格をしている。シャトルを襲うトムリアットを撃破するがその直後敵機に搭乗していたガンイージのコクピットを突かれ相打ちになった。付き合いの長いジュンコからは一番シュラク隊に合う人物といわれるが、皮肉にもメンバー最初の戦死者となる。ランキング9位。


マヘリア・メリル(10~13話)編集

マヘリアさん

「あんたはいいよ、探せる両親がいるからさ」


CV:まるたまり

幼少期に失った弟の面影をウッソに重ね、「親孝行しなよ」とウッソを励ました。戦死したヘレンの仇討ちをすべく、頬に赤い化粧をしてジブラルタル攻防戦にガンイージで臨むが、ウッソを襲ったトムリアットに攻撃をかけた際に反撃され、敵機を道連れにしつつ戦死。メンバー内で唯一遺体が残った。ランキング1位。


ケイト・ブッシュ(10~14話)編集

ケイトさん

「妬けちゃうね。ウッソとあんたはいつだって一緒だったからね。きっと死ぬ時も一緒だよね」


CV:安達忍

初登場は10話だが、セリフが与えられたのは13話からである。

戦闘により破損、崩落するマスドライバーを搭乗機のガンイージで支えるも、クワン・リーメッメドーザコックピットをビームサーベルで穿かれて戦死。シュラク隊でも最も殺され方がエグい。

ランキング2位。


ペギー・リー(10~26話)編集

ペギーさん

「今度だけだからね!姉さんに教わったんだろ?宇宙では感覚をシャープに!」


CV:渡辺久美子荒木香恵

隊の中では最も技量が高く、ルペ・シノの乗るトムリアットをコクピットを破壊せずに撃破した。コンティオとの戦闘で負傷しながらも、半壊したガンイージでザンスカール本国に潜入し、女王マリアを人質に取ったウッソをマーベットと共に援護するが、激怒したクロノクルのコンティオからウッソをかばい、ケイト同様そのままコックピットをビームサーベルで貫かれて戦死。ランキング6位。


コニー・フランシス(10~50話)編集

コニーさん

「わかってるよ…だから一生懸命やってんじゃないか」


CV:こおろぎさとみ

顔のそばかすが印象的。同僚が次々に戦死する中で生き残り、オリファー亡き後は2代目隊長となる。終盤、ウッソとクロノクルとの戦闘に半壊したVダッシュガンダムヘキサで加勢しようとした際に背後からカテジナが乗るゴトラタンのビームライフル数発を撃たれ戦死。シュラク隊最後の生き残りにして、最後の戦死者。彼女の戦死で、シュラク隊は全滅した。ランキング4位。



ユカ・マイラス(16~49話)編集

ユカさん

「今なら旗艦も落とせるはず!」


CV:田中敦子

元は地球連邦軍バクレ隊所属で、途中からシュラク隊に合流したメンバー。バクレ隊唯一の生き残りである為「死神」の異名を持つ。ノーマルスーツもバグレ隊のものをそのまま着用し続けている。最期はウッソをエンジェル・ハイロゥに突入させるため、Vガンダムヘキサでカテジナの乗るゴトラタンに攻撃をかけるが、背後から撃たれ戦死。ランキング7位。


フランチェスカ・オハラ(41~50話)編集

フラニー

「ニュータイプだからって立派な口の利き方をするじゃないか、坊や」


CV:石川寛美

愛称フラニー。途中からシュラク隊に合流したメンバー。ウッソにミリエラと自分とどっちが良いか詰め寄っていた。エンジェルハイロゥ外でカテジナの乗るゴトラタンの行動を投降と勘違いしてVダッシュガンダムヘキサで近寄った所を倒された上に彼女から「とち狂ってお友達にでもなりに来たのかい?」と迷言を吐き捨てられた。ランキング3位。


ミリエラ・カタン(41~50話)編集

ミリエラさん

「プロのあたしたちのこと、舐めてないだろうね?」


CV:日高奈留美

途中からシュラク隊に合流したメンバー。フラニーと仲が良かった。フラニーを撃破したゴトラタンに、激怒しながらVダッシュガンダムヘキサで襲いかかるが、ゴトラタンの頭部ビームカッターでコクピットを貫かれ戦死。ランキング8位。


メルクリン(34話)編集

搭乗機体はガンブラスター。34話にて特攻し死亡。メルクリンという名前のほかは、性別、容姿、声など一切不明。そもそも前述のメンバーとは異なる第2シュラク隊のメンバーであり、関係は薄い。


先に逝った連中に、関連タグを教えに行かなくちゃならないんでね!編集

機動戦士Vガンダム 死亡フラグ ガンイージ 皆殺しの富野


ガンイージ ガンブラスター(MS) Vガンダム Vガンダムヘキサ Vダッシュガンダムヘキサ


富田祐弘:彼女らの初登場回を担当した脚本家。


公式が病気


ライオンオスがリーダーで、メスが主体となる群れが共通する肉食動物


マグアナック隊新機動戦記ガンダムWにおける味方量産型MS部隊。こっちはなんと

モブも含めて隊員40名が全員生存


リア・シュラク隊機動戦士クロスボーン・ガンダムゴーストに登場した別動隊。最終的に無事全員生存を果たしリーダー後の時代に再登場し結婚し一児の母として健在な姿を見せた。


プルシリーズM1アストレイ隊:こちらも女性で構成され、劇中登場した全員が戦死している。


タービンズ機動戦士ガンダム_鉄血のオルフェンズに登場した勢力。こちらも男性のリーダー1人と大勢の女性で構成されており、(全滅こそしなかったものの)最終的にリーダーを含めた多くのメンバーが命を落とした。


シャディク隊:機動戦士ガンダム水星の魔女に登場した女子学生5人の通称。グラスレー寮筆頭シャディク・ゼネリを支える5人の女性パイロット。

シュラク隊との共通項が多く、視聴者や関連キャストからはその生存が心配されていた。そのような経緯もあって公式ラジオを含め、次第に『シャディクガールズ』や『ガールズ』と呼ばれる事の方が増えた。

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