カタログスペック
頭頂高 | 15.2m |
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本体重量 | 7.6t |
全備重量 | 17.7t |
ジェネレーター出力 | 4,780kW |
装甲材質 | ガンダリウム合金スーパーセラミック複合材 |
総推力 | 79,700kg |
概要
型式番号LM312V06。
Vガンダムの頭部を換装する事で通信・索敵能力を強化した指揮官用機。「ヘキサ」は開発順であり型式番号の「06」に由来する。
V字型アンテナの代わりに額部に複合カメラセンサーを装備。加えて側頭部排気ダクト両脇に高精度の中型ブレードアンテナを設置している。
Vガンダムのマイナー・アップデート機で基本的には頭部のみの違いであり、その他はV字型アンテナタイプと全く同一の機体である。このため武装面も同一で、オーバーハングパックなどのVガンダムで使用していたオプション兵装も全て運用可能(オーバーハングパックを装備した場合、「Vダッシュガンダム・ヘキサ(V'ガンダム・ヘキサ)」(形式番号LM312V06+SD-VB03A)となる)。
OPとEDには初回から登場していた(この時登場する本機は足の甲が青く塗装されており、これは月のリガ・ミリティアの生産工場で製造された機体のみに見られる差異で、他の工場で生産された機体と区別するための措置とされている)が、本編での初登場は18話で、LMのカイラス・ギリー攻略戦を前に最前線部隊シュラク隊の隊長であるオリファー用に一機が配備された。
その後、本格的な量産ラインに乗せられ、モトラッド艦隊追撃時の月面での補給では、ガンブラスターに代わるシュラク隊の主力機として多数が配備、運用されている。
更に、エンジェル・ハイロゥ攻略戦の頃にはオーバーハングパックの配備も間に合い(LMが全物資を投入し)、多くがVダッシュガンダム・ヘキサとして戦線に立った。
指揮官用と設定されているにもかかわらず、ウッソがV2ガンダムに乗り換えた後に登場するVガンダムは、全てヘキサ・ヘッドに換装されている。そちらの方が性能がいいから……という事もあるが、プラモデル販売の理由等で『前期主人公機』であるV字アンテナ型のVガンダムが多数存在しない方が、主役機の印象を薄めずに済むという狙いもあった。
ただし、マーベット機のみが「ガンダム」のイメージによる士気高揚を理由にV字アンテナに交換(分冊百科「週刊ガンダム・モビルスーツ・バイブル」によると、内部の機器はヘキサの物がそのまま流用され、外装のみV字アンテナ型に交換されたと記載されており、これによるヘキサ型ヘッドからの性能低下は起きていないとされている)され、いわゆる主人公機の乗り換えが行われた(ウッソが使用していたV1コア・ファイターそのものは、戦術的理由によりウッソ自身が核弾頭の代替として使用・撃墜したため、本当の意味で『乗り換えた』わけではない)。
…しかし、富野作品らしく在庫処分の如くネームドキャラ達の皆殺し展開が始まる4クール終盤に入ると、シュラク隊の乗る4機のヘキサ全機がカテジナさんのゴトラタンになぶり殺されて全滅という悪い意味でのガンイージのポジションを引き継いでしまった。
小説版ではヘキサ・タイプと呼ばれ、アニメ版と違いドッキング機能がオミットされている。