「脱出航路確保はオリファー隊長に任せる!残りはスペースコロニー内部を撹乱!ブラボー隊!私に続け!」…ジュンコ・ジェンコ
「ウッソ!憎しみだけで戦っているんなら一緒に死ぬぞー!」…オデロ・ヘンリーク
カタログスペック
頭頂高 | 14.9m |
---|---|
本体重量 | 7.6t |
全備重量 | 21.3t |
ジェネレーター出力 | 4,820kw |
装甲材質 | ガンダリウム合金スーパーセラミック複合材 |
スラスター総推力 | 91,590kg |
概要
形式番号LM111E03
ガンイージのバックパックを「ツインテール」と呼ばれるスラスターバインダーを有した高機動タイプに換装した機体。
E03の型式番号から分かる通りVガンダム(形式番号V04)よりも早くから設計が始まっており、ガンイージの生産ラインにて一定の割合で同時生産されていた。
ガンイージからパワー・ウェイト・レシオは低下しているが、過去の百式等の機体で実証された、大型のスラスターバインダーによる効率的AMBAC(スラスターの力点を機体=作用点から離す事で高速旋回等が可能)は運動性能を向上させ、サイズに見合ったプロペラントの積載により、航続距離・戦闘継続時間も延長されている。
この性能向上により、総合性能はベスパ(ザンスカール帝国)の宇宙用MSに匹敵するものとなっている。
ガンイージからの改修が容易であったことから、第27話でのカイラスギリー攻略戦においてジュンコ・ジェンコ機が改修を受けたのを皮切りに、先にガンイージとして完成された機体も後に多くがこのタイプへと換装され、地球クリーン作戦阻止戦以降でのリガ・ミリティアの主力機となった。また、ガンイージ同様にリガ・ミリティアに協力する連邦軍の部隊にも供与されている。
カラーリングはガンイージとは異なり、明るいグリーン系を中心に胴体をVガンダムのように紺・赤・黄としたリ・ガズィに近い配色となっており、ガンイージから換装された機体も再塗装されているが、リーンホースJrの艦載機として、ガンイージの配色のままのガンブラスターも登場している。
ツインテールはあくまで宇宙空間での戦闘を主眼においた装備のため、ミノフスキー・エフェクトによる大気圏内飛行能力は引き続き有していない(スラスターによる一定の自由飛行は可能)。
エンジェル・ハイロゥ攻防戦終盤の大気圏上層における戦闘では、再びSFS「セッター」を使用した。
主なパイロットはジュンコ、コニー・フランシス、オデロ・ヘンリーク、トマーシュ・マサリク、他。
特に主人公であるウッソ達の母艦小型艇であるホワイトアーク受領後はオデロ機とトマーシュ機の2機が配備されたため準主役級の扱いを受けている。
なお、「乗れば死ぬ」ガンイージを強化した甲斐あって、こちらは意外にもほとんど戦死者は出ていなかったりする。
初登場したジュンコ機はウッソをカテジナの攻撃から庇う形で損傷し放棄され、ジュンコはその後生身での白兵戦に移行したため直接の死因にはならなかった(生身での作戦行動時の戦死はシュラク隊唯一の例)。
さらにオリファー以降シュラク隊からの戦死者はしばらく出なかったのもあり、物語最終盤のシュラク隊第二次戦死ラッシュが来る頃には全員がVガンダムヘキサ(Vダッシュガンダムヘキサ)に乗り換えていた。要はガンイージで盤石化していた「死神」枠の後任は、ガンブラスターではなくヘキサに引き継がれてしまったのである。
名有りキャラでガンブラスターに乗ったまま明確に戦死したのはオデロたった1名のみである。
武装
ガンイージの該当項を参照。
Vダッシュガンダムと異なり武装の強化はなされていないため、各武装の性能に変化はないが、ビームバズーカの塗装はカーキグリーンを主とした新塗装タイプと呼ばれるものとなっている。
また、2連装マルチランチャーにはグレネード以外に、スパイダーネットが装填されていた事もあった。
実弾兵装。海中の敵機との戦闘において使用された。
外観は過去にνガンダムが使用していたニュー・ハイパー・バズーカと同様だが、オリジナル(20m級MS用)からダウンサイジングされ、宇宙世紀0150年代の規格(15m級MS用)に適合するようになっている。
- ツインテール
スラスターバインダーとプロペラントタンクを一体化させた、追加装備。
コックピットからの操作で任意に切り離す事ができ、ツインテール自体が内蔵プロペラントで推進し続けられるため、質量弾や囮として利用する事も可能である。
切り離した後の本体はガンイージと同等となる。
関連イラスト
関連動画
立体物
リアルタイムでは1/144とHG 1/100が発売。後者はガンイージとのコンパチ仕様となっている(要塗装)。以降はなかなか立体化されなかったが、RE/100にてガンイージのリデコ品としてプレミアムバンダイ限定で立体化した。