「あのパイロットスーツ、何かをしていたんだ……これだ!どうやったら止められるの!?」
解説
CV:小林優子
シュラク隊のリーダー。リガ・ミリティアでは古参のメンバーで、ガンイージ開発時にはテストパイロットを務めていた。20代。美女揃いの隊の中でも特に「きれいなお姉さん」的役回りをしていた。
初期のメンバーから「姉さん」と慕われている通り、隊の中では明確なリーダー格であり面倒見が良い。特にウッソ・エヴィンに対しては、モビルスーツの操縦を含め、様々な面で良き先輩的存在として支えた。
隊長のオリファー・イノエを慕っており、そのためオリファーと恋仲にあったマーベット・フィンガーハットと確執があった(※)
※もっとも、この二人が角を突き合わせていたのは「ウッソの扱いについて」のことがほとんど(そこにオリファーとのことが絡んで感情的にややこしくなっていた)であり、純粋に恋愛に関して言えばマーベットがほぼ一方的にヤキモチを焼いていただけである。
少々男勝りではあるが、ウッソへの対応はマーベット以上に「お姉さん」しているところが目立ち、ウッソを可愛がるシュラク隊の中では、戦闘面では時に厳しく叱咤することもあるが、その分甘くて優しい。オリファーがジュンコの行動を見て「死に急いでいる」ことを知ったウッソが自身の仮眠室に訪れ、彼から「死なないでください」と言われた時にはその心情を理解し、彼を優しく抱きしめた。
ヘレン・ジャクソン、マヘリア・メリル、ケイト・ブッシュと3人の仲間を立て続けに亡くし、ジブラルタルから宇宙に上がってからはどこか死に急ぐような戦闘を行い、ウッソやオリファーらに心配をかけていた。
21話のカイラスギリー攻防戦で、それまで確執のあったマーベットと和解。続く22話では痴話喧嘩をしながらも見事な連携でウッソをザンスカール本国へと向かわせた。
ザンスカール本国に潜入したウッソの脱出を助けるためにガンブラスターで出撃、カテジナ・ルースのリグ・シャッコーの攻撃からウッソを庇って負傷。
その後のビッグキャノン攻防戦中に負傷した体をおして出撃し、クロノクル・アシャーが遠隔操作系の回路を破壊するために仕掛けた時限爆弾の解除に向かうが失敗して爆発させ、ウッソの目の前で命を落とす。このシーンは非常に印象的な描かれ方をしていたため鮮明に覚えている視聴者も多いだろう。
漫画版
ことぶきつかさの『いけ!いけ!ぼくらのVガンダム!!』では、シャクティの相談に対する回答がぞんざいだったり、ウッソに自身の乳に顔をうずめられて喜ぶなど、良くも悪くも本編以上に「甘い」部分が目立った。
ボンボン版Vガンダムでは、初対面時のウッソに対してオデロとの喧嘩の腹いせに独断でVガンダムを動かした(ただし、後述するオリファーの忠告と許可を貰っているので厳密には独断ではない)ことを咎めてビンタし(=「感情的になってVガンダムを動かしてはいけない」という意味での𠮟咤)、そのことを謝罪したウッソを許した。
アニメでのオリファーの一部の役回りを形を変えて担っているが、その代わりにVガンダムのメカニックマンとして登場したオリファーは、ウッソに「Vガンダムを大事に扱え」と忠告する形で許可している(が、再三の注意にもかかわらず無茶ぶりして壊したために泣きながら日本刀を振りかざすなど、ロクな扱いを受けていない)。
関連タグ
シュラク隊, リガ・ミリティア, ゲトル・デプレ, ペギー・リー, ヘレン・ジャクソン, マヘリア・メリル, オリファー・イノエ, ウッソ・エヴィン