「マーベットが私達の子供を産んでくれるってことの意味、アンタ達には解らないよ!先に逝った連中に、このことを伝えに行かなきゃならないんでね!!」
「坊や!ボヤボヤしていないで、リングに突入しなさい!!」
※ スパロボ30では田中氏が担当。
概要
初登場は第16話。
紫髪のショートヘアーをリーゼント風に纏めたクールビューティな女性である。
姉御肌で面倒見が良く、戦闘配備中にも拘わらず迂闊に無線通信をするオデロ・ヘンリークとトマーシュ・マサリクに「お肌の触れ合い回線(MS同士の接触回線)」での会話を徹底するように教えたりしていた。
搭乗機体はガンブラスター、Vガンダムヘキサ及びVダッシュガンダムヘキサ。
劇中での活躍
元は地球連邦軍所属の『バグレ隊』の生き残りであったが、部隊が全滅したうえに連邦軍の本隊とも合流が絶望的な状況でもあったために戦闘続行不可能な事態となり、やむを得ず散っていった仲間達への仇討ちも兼ねて、アーティ・ジブラルタルから宇宙へと出港するリガ・ミリティアのリーンホース率いる艦隊へと合流した。
その為、死んでいった仲間への義理立てであろうか、正式にシュラク隊に配属されてからもノーマルスーツは地球連邦軍のそれを着用し続けている。
なお、彼女や地球連邦軍所属のパイロット達が劇中で着るノーマルスーツは『機動戦士ガンダムF91』に登場する連邦軍用のデザインに準じたものであり、F91の時代からVガンダムの時代までの30年間、モビルスーツのジェムズガンとジャベリン同様に大幅なモデルチェンジが一切行われていなかった事になる。
バグレ隊のみならず、これまでにユカが配属されてきた部隊が全て、彼女一人を残して全滅していることから他の連邦軍所属のパイロット達からは「死神」という全く有り難くない異名で呼ばれてしまうが、本人はそれを非常に嫌っており、汚名返上をする機会を望んでいたようである。
第49話での最終決戦間際、エンジェル・ハイロゥの中心部へと向かうウッソ・エヴィンのV2ガンダムのために道を切り開くべく特攻をかけ、カテジナ・ルースのゴトラタンに撃墜され戦死した(ユカの行為は劇中でカテジナから「特攻」だと呼ばれたが、厳密には囮役を買い背後から機体を撃ち抜かれる形で死亡している)。
最期の台詞は冒頭の通りで、「自分たちが得られなかった幸せ、そして未来への希望をマーベットが成就してくれる」という意味であり、ホワイトアークの子供達を守るマーベット、そして彼女がお腹に宿した子供へと未来を託すことを決めていたことがうかがえる。
関連イラスト
関連タグ
テリー・サンダースJr キラル・メキレル デュオ・マックスウェル デマー・グライフ:ガンダムシリーズにおける「死神」仲間。
アミダ・アルカ:ガンダムシリーズの中の人つながりキャラで、こちらも特攻をかけて戦死した。