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「これを使えば…これを使えば戦いをやめさせられるんですよね…戦争は終わるんですよね…そうですよねジュンコさん!」

概要

ザンスカール帝国が建造した宇宙要塞である巨大戦略衛星。

15話で未完成の状態で登場し、27話で完全なものが登場した。

巨大な主砲であるメガ粒子砲の「ビッグキャノン」が特徴。両脇に1基づつある巨大な粒子加速装置から送られたメガ粒子を圧縮、縮退させ、物質化寸前の高エネルギーを巨大なビームとして放出する。そのビッグキャノンの破壊力はかつてのコロニーレーザーを上回っている。

エネルギー供給とビッグキャノンの制御は2隻のスクイード級戦艦から行う構造になっており、戦艦と接続するためのコネクターを2つ装備している。また要塞である為ベスパ宇宙艦隊の補給基地も兼ねている。

地球と宇宙に対する恫喝とも言える切り札であり、これを移送中に攻撃しようとした地球連邦軍のバグレ隊は護衛艦隊により返り討ちにされた。

だがリガ・ミリティアはこれに対して太陽発電衛星「ハイランド」の人々の協力を借りてマイクロウェーブを照射して兵士達を苦しめた所で攻撃を開始、そしてタシロ・ヴァゴらが撤退した事で奪取に成功した(ついでにスクイードも1隻鹵獲した)。

後にリガ・ミリティアはビッグキャノンをアメリア・コロニーのズガン艦隊に向けて発射したが、クロノクル・アシャーの活躍によって照準にずれてしまい艦隊とコロニーへの直撃を免れる。

その他での活躍

宇宙世紀よりずっと後の時代である「∀ガンダム」にもギンガナム艦隊保有の兵器「カイラス・ギリー」として名前だけ登場している。ターンXの頭部からコントロール出来るとの事だが、劇中で使用されなかった為に詳細は不明。

小説版では月面を一周する運河に設置された粒子加速器を持つ、巨大な荷電粒子砲カイラス・ギリ」として登場した。曽我篤士作の漫画版ではマスドライバーとして登場した。

上記2作品の影響か、「SDガンダムGジェネレーションWARS」ではギム・ギンガナムに「カイラスギリー」が掌握される展開になっている。

ターンXの月光蝶でエネルギーを充填、ビッグキャノンをエンジェル・ハイロゥに向けて発射、エンジェル・ハイロゥを崩壊させた(また射線上にいたザンスカール艦隊も何隻か撃破された)。

ギンガナム「ぐははははははは!!ビッグキャノンである!!」

また「SDガンダムGジェネレーションNEO」ではガンダム試作2号機強奪阻止ルートで登場、ビッグキャノンをコンペイトウに集結していた連邦軍艦隊に発射し壊滅させ、観艦式を台無しにした。

つまり、デラーズ・フリートが強奪に失敗した試作2号機に代わってコンペイトウを攻撃する役を担っている。

余談

  • この要塞。実は男性器がモチーフらしい。エンジェル・ハイロゥのモチーフがま○ことなると「Gジェネwars」での攻撃はしゃs・・・おっと誰か来たようだ。
    • しかし、実際は丸い2つの粒子加速装置はバンダイのオファーから『バイクの車輪』をイメージしたんだとか。それでもアレも意識してる意図があるのは間違いないが…。

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カイラスギリー
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