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アインラッド

あいんらっど

TVアニメ「機動戦士Vガンダム」に登場する架空の兵器。
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概要

ベスパが開発した、「地球クリーン作戦」の要となるサブフライトシステム(以下、SFS)。
スチームパンク作品などに出てくる一輪バイク(モノホイール)をモビルスーツ大にまで大型化したような、SFSとしては特異な外見をもつ(「アインラッド」という名称もドイツ語で「一輪車」を意味する)。
地上において二輪車型兵器の運用試験を行っていた、ドゥカー・イク少佐の部隊が持ち帰った、各種データを元に完成へと至った。

その外観は、巨大なタイヤそのものであり、その内部にモビルスーツを搭乗させる事で運用される。
外輪部には極めて厚い対ビーム処理がなされているようで、前後上下からの攻撃に対しては非常に堅牢である。更に左右からの攻撃には搭乗したMSがビームシールドを展開すれば、事実上全方位からの攻撃に耐えることが可能となる。

機体上部にはビームキャノンとミサイルポッドを備えているため、MSは敵機の攻撃に晒されるリスクを負うこと無く、一方的に攻撃が可能となっている。
さらに、強固なタイヤ外輪部は、移動手段としてのみならず、近接戦における質量兵器として機能し、この質量による轢殺こそが地球クリーン作戦の本質ともいえる。
宇宙世紀0120年代以降のミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉は、ビームが直撃した場合、甚大な核爆発を起こすため、大気中での戦闘では『MSを爆発させないで行動不能にしなければならない』という、非常に厄介な戦術的制約を全陣営が抱えていた。
しかし、アインラッドによる轢殺であればこの制約を無視してMSの撃破が可能であり(ビームではないため、通常爆発が生じるのみ)、地球への核汚染に対する配慮を含めて、ベスパ所属のパイロットは心理面でも大きく優位に立つことができたのである。

宇宙・地上のみならず水中での運用でも効果を発揮する程に汎用性が高く、また運用を前提として専用開発されたMSはゲドラフであるが、基本的に15m級であれば機体を選ばず運用可能な点で費用対効果も優秀だった事もあり、ベスパ地上侵攻初期に主流であったビームローター搭載機に取って代わり、急速に普及していった。
なお、劇中では各MSが滞空、および空中機動する際には定期的に、MS本体腰部を支点に外輪部を水平に倒していることから、対ビーム機構を備えたタイヤを水平回転させることで、ビームローターのようなミノフスキー・エフェクトによる重力下航空効果が得られたのではないかと推察される。このため、成層圏でのエンジェル・ハイロゥ攻防終盤戦においても、多数のベスパ機がアインラッド装備の上で長時間滞空戦闘を行っている。

しかしながらあまりにも高い汎用性は、敵軍が奪った際にそのまま運用できてしまうという欠点を招き、リガ・ミリティアに鹵獲され、モトラッド艦隊自体が被害を被るという事態も、散発した(この欠点自体はグリプス戦役以前より続くSFS運用全般における問題でもある)。
この為、ゲドラフの発展機であるブルッケングはアインラッドを折り畳んで携行する事でこの問題点を解消しようとした。

運用機体

専用連携機

ゲドラフ

一般機

ゾリディア ジャバコ リグ・シャッコー

敵勢力機

V2ガンダム ガンブラスター

余談

大河原邦男デザイン

本機はガンダムに登場する兵器としては、かなり思い切ったデザインだが、担当した大河原氏は「僕はやはり“これはロボットアニメなんだ”という意識を忘れてはならないと思っている」「タイヤ形のコンセプトは“ドラグナー”の頃に制作サイドから出てきたものなのですが、そのような意見――悪い言い方をすれば障害かな――も利用することを考えなくては、おもしろいデザインは描けないのではないでしょうか」という、プロフェッショナルらしい非常に大人な言葉を残している。(本作に対しては大人でいられなかった人もいる。)

3人のデザイナー

上記の通り、アインラッドそのものは大河原氏のデザインだが、SFSという設定上、V2ガンダム(カトキハジメ氏デザイン)や、リグ・シャッコー(石垣純哉氏デザイン)が搭乗している。
このようなごった煮感が、『機動戦士Vガンダム』という作品を端的に表していると言える。

関連項目

機動戦士Vガンダム アドラステア サブフライトシステム
カテジナ・ルース ルペ・シノ
モノホイール

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