リア・シュラク隊
りあしゅらくたい
「機動戦士クロス・ボーンガンダムゴースト」に登場する戦闘部隊。リガ・ミリティアの戦闘部隊であるシュラク隊の分隊であり、リア(後ろの)という名前からシュラク隊の補助員もしくは別働隊として組織された部隊だと思われる。パイロットが全員女性という、シュラク隊の鉄則(?)を受け継いでいる。
構成メンバーは黒い塗装のVガンダムに搭乗しており、パイロットスーツも本家シュラク隊とは対照的に黒色である。
キゾ中将の情報操作によってザンスカール帝国・蛇の足・サーカスの戦いに巻き込まれてしまい、カーティス・ロスコの駆るクロスボーンガンダムX0と交戦。性能面で引けを取らない機体である上に3機がかりであったが、古強者であるカーティスとベルナデット・ドゥガチのコンビネーション戦法によって敗退(もっとも、作中でフォントがVガンダムの「パイロットの生存性を極力高め、かつ一部破損した機体であっても戦力としてすぐに再使用できる」組織体制に基づく設計理念による構造の利点に気付くことになった「『コアファイター・トップリム・ボトムリムの三分割構造により機体パーツの交換が容易』かつ『ドッキングを迅速に行える』点を活かした『戦闘中の損傷に対し仲間に損傷の少ないパーツを渡し再合体を行い、戦力の低減を抑える』連係を見せている」辺りVガンダムのパイロットとしての技量とチームワークはかなり優れていたのかもしれない)。
一時”蛇の足”の捕虜兼客分となるも敵を同じくすることから協力することになり、リガ・ミリティアとの協力体制をカーティスが整えたため、晴れて仲間となった。
本家シュラク隊のメンバーが凄惨な末路を辿ったのに対し、こちらはメンバーに死亡者が出ることも無く激戦をくぐり抜けた。ある意味、”救われたシュラク隊”である。
トレス・マレス
褐色の肌が眩しい健康美人。豊満な胸元を惜しげも無く開ける奔放な雰囲気の美女だが、内に正義感と情熱を秘めた強かな人物でもある。最初はフォント・ボーを体よく利用しようとしていたが、修羅場をくぐり抜けるごとに男として成長し続ける彼の勇姿に心惹かれるようになった。
ゴーストから16年後の機動戦士クロスボーン・ガンダムDUSTにも引き続き登場。農業王タガナス・タヤカに見初められ結婚し、一児の母となった。
ドゥー・ナウガ・フルス
すらっとした体型の少女。おっとりとした性格の持ち主で、いつもオドオドとしている。が、そこはシュラク隊の一員、戦闘時には頼もしい存在である。根っからのスペースノイドであり、地球の環境には悪戦苦闘していた。