「ワタシを"こう"つくったのはアナタ! ご主人様でしょうが!!」
「あらやだ、私とご主人様は、決してそのような関係では……(恥じらいながら) 」
概要
『機動戦士クロスボーン・ガンダムゴースト』の主人公フォント・ボーがクラブ活動で仲間と共に作り上げた自作AI。ご覧の通り美少女なハロである。
サイド3の他と比較して一歩進んだコンピューター技術、学生のひらめきによる革新的なアイデアによって一般的なAIよりやや高い性能を有する。
しかし、実際の性能よりも二世代程先を行く高性能AIのように錯覚するほどに人間と自然な会話を行える会話プログラムが構築されており、これはフォントの努力(というかオタクゆえのこだわり)による部分が大きい。
普段はフォントの所有するパッドの中にいるが、場合によってはモビルスーツや他の端末へ移ってデータの解析や操縦・戦闘の補助を行い、フォントをサポートする。
が、データをファントムガンダムに移した際に機体の制御システムから容易に抜け出せなくなってしまい、以降はファントム用の対話型インターフェースとなる(ただしデータ解析などの機能はそのままである)。
同型機(?)
その後の『機動戦士クロスボーン・ガンダムX-11』では、カーティス・ロスコの駆るクロスボーン・ガンダムX-11(木星で作られたX-0のレプリカ)に彼女から"株分け"されたAI「ハロロロ」が搭載されており、盲目のカーティスの目の役割を主としたパートナーとして活躍している。
AIとしての性能と会話の人間臭さにはより一層磨きがかかっており、敵の機体のハッキングも容易くやってのける他、高度な比喩表現や余計な個人的感想まで言うようになっている。カーティスは彼女の能力には絶対的な信頼をおきつつも、余計なことを言うたびに「文学的なAIだな」「心底どうでもいいわ!」などとツッコミを入れている。
余談
デザインと作画は作者の長谷川裕一本人ではなく、作者のスタジオ所属の榊蒼十郎によるもの。
ちなみに、榊氏は本作の連載が開始されたガンダムエースと同じ日に発売されたコンプエースで連載が開始されたPSP版リリカルなのは(通称なのポ)シリーズの公式スピンオフ漫画『マテリアル娘。』の作者でもある。
あと、2017年8月発行の「ガンプラエースSpecial」(ガンダムエース9月号増刊)にて榊氏の手によるハロロ(とフォント)が主人公の『ハロロDEガンプラ』が読切掲載された。(同月発行のガンダムエースにも部分掲載されている)