クワン・リー
くわんりー
「機体はそのまま、パイロットは死んでもらうが…安心しろ!一気に楽にさせてやるよ!!」
CV:小杉十郎太
永世中立地帯のアーティ・ジブラルタルには、宇宙に上がる為の射出装置『マスドライバー』がある為、ザンスカール、リガ・ミリティアの両勢力が無傷で手に入れようとしていた。
そこで、クワン・リーはトムリアットに搭乗して、一足先にジブラルタル内で補給を受けていたリガ・ミリティアに対して強行偵察を実行する。
ベチエンでの戦いでルペ・シノ率いるトムリアット小隊と戦いヘレン・ジャクソンを失った怒りに駆られた、シュラク隊のマヘリア・メリルの乗るガンイージにビームライフルを構えさせることに成功し、自軍が中立地帯において戦闘介入を行う口実を作った。
しかしながら、続くジブラルタルでの戦いにおいては、新型機であるメッメドーザに乗って出撃するも、ガンイージを狙って射出したビームローターがマスドライバーの支柱を傷つける大失態を犯してしまう。
マスドライバーの崩壊を防ごうと、ケイト・ブッシュの乗るガンイージがそれを支えるのだが、それを好機と見るやいなや、ガンイージが支柱を支えた所でビームサーベルをコックピットに突き刺し、パイロットのみを殺害するという卑劣な手法で片を付ける。
ケイト 「これは、壊しちゃならない…!これは人類全部の宝だってこと!あんただって知ってるだろう!!」
ケイト 「これなら…」
クワン 「褒ぉめてやる!そうやってレールを支えるとは、感動的な姿だ!!機体はそのまま、パイロットは死んでもらうが…安心しろ!一気に楽にさせてやるよ!!」
この残虐で卑劣な非人道的行為によってケイトを殺されたことで、Vガンダムを駆るウッソ・エヴィンを激昂させる結果となり、飛びかかってきたVガンダムに執拗なまでに両腕で殴られ、空中からの急降下エルボーによって機体を潰される事になる。
こうして乗機のメッメドーザは完膚なきまでに大破し、Vガンダムによって執拗に殴られ続けた機体のコックピットのハッチは剥がされて無造作に投げ捨てられる。
この時、劇中でコックピット内部の描写は一切無く、クワン・リーはこれ以降一切画面に登場しない為、一命を取り留めてリガ・ミリティアの捕虜になったのか外傷性ショックで死亡したかは不明のままである。