平凡な家庭に生まれた若い騎士。小隊では「前進測量士」を担当している。控えめで慎重な性格の持ち主。
概要
オープンワールドRPG『原神』の登場キャラクター。
| 名前 | ミカ・シュミット(英:Mika/中:米卡) |
|---|---|
| レアリティ | ☆4 |
| 国/所属 | モンド/西風騎士団 |
| 種族 | 人間 |
| 使用武器 | 長柄武器 |
| 神の目(元素属性) | 氷 |
| 誕生日 | 8月11日 |
| 命ノ星座 | 森鳩座 |
| オリジナル料理 | 測量士エッグバーガー(冒険者エッグバーガー) |
| CV | 三瓶由布子 |
ミカのやつを遠征隊に加えさせたのは、あいつの技を実戦で鍛えるためだ。俺の直属になった理由か…ほら、ジンがついてきてないだろう？雑用やらなんやらを、全部安心して任せられるやつが欲しかったのさ、ハハハッ！
——かつて、酒をあおったファルカは「赤楊騎士」フレデリカにそう言い訳した。
人物
エウルア率いる遊撃小隊に所属している、西風騎士団の前進測量士。未踏の地に分け入り地理を把握し、戦術的な要衝をおさえる事を主任務としており、そのために測量や地図作成だけでなく、戦闘技能やサバイバル技能などの幅広い技術を習得している。
エンジェルズシェアの近くを巡回している騎士・ホフマンの弟で、モンドの一般家庭・シュミット家の次男坊。
ファルカ率いる遠征隊に帯同していたが、Ver3.1のイベント「杯の中のバラッド」にて遠征隊の状況が一段落ついた事から、伝令役としてモンド城に戻り、そのまま遊撃小隊へと復帰した。
わざわざファルカが遠征隊に引き抜き、アンバーも地図作りの腕前を絶賛するほどの優秀な測量の腕を持つ。騎士達が愛用している最新版の軍用地図が彼が己の足で稼いだ情報をもとに作られているという事実は、騎士団の中でもそれほど知られていない。
遊撃小隊でも主力メンバーであり、数日保たずにやめていく者が少なくない遊撃小隊で、使い走りの雑用やエウルアが苦手とする他者との交渉なども自分から引き受け、古参と呼ばれるまで職務を続けている。これは頼みを断れない弱さなどではなく、常に自分を他の強者から学ぶ後輩と位置づけている向学心の賜である。
性格は勤勉で素直でかなりのあがり症。初対面やそれに近い人間には極端に緊張した態度を取るが、単純な人見知りというよりは「相手の理解」に重きを置いているからのようで、一度打ち解ければよく話をする方であるらしい。
能力と戦術
ver3.5後半の期間限定祈願で追加。
臨機応変に補助や回復を手広く行う速度サポーター兼ヒーラー兼物理サポーターで、ディオナとはまた違った方向性のマルチロール型。
元素スキルを使うだけで13%〜25%の速度バフを配れるのが最大の強みである。従来の速度サポートは、凸が必要、元素爆発の使用が必要、対象制限があるなど汎用的ではなかった。対してミカは無凸Lv1から誰にでも13%の速度バフを簡単に配れる。お手軽速度サポーター。
装備こそ長柄武器(槍)だが、それにクロスボウや法術書まで織り交ぜて戦う独特のスタイルが特徴的。
天賦
- 通常攻撃「西風槍術・鏑矢」
最大5段。槍とクロスボウで物理ダメージを与える。4段目はクロスボウを用いるが、攻撃属性は近接扱いとなる模様。
重撃は槍使いでは御馴染みの錐揉み突進である。
いずれもダメージ倍率はそこまで高くない。
- 元素スキル「スターフロストスワール」
「深測攻撃！」
クロスボウで氷元素攻撃を放ったあと、チーム全員の攻撃速度をアップできる「霊風状態」を獲得する。
一回押しだと矢を発射し、長押し時はロックした敵にダメージを与えつつ、上昇しながら氷のシャードで3体までの他の敵に追撃を行うビーコンを打ち込む。
また、キャラ突破段階1(Lv20~40)で天賦「速射牽制」が開封されると、「霊風状態」時に「偵察」スタックが付くようになる。「偵察」は一回押しの矢が2体目以降に当たるごとに1層、長押しのシャードの命中のたびに1層スタックされ、1層につき10%、チーム全員の物理ダメージをアップする(最大3層、「霊風状態」の終了・再発動時に効果はクリアされる)。
クールタイムが15秒と長いが、霊風状態も12秒続くため速度バフ技能としてはそこまでの隙は無く、雑に使っても十分強い。逆に物理バッファーとして偵察スタックを効率よく貯めるには集団戦を前提とし打ち込む相手を的確に選ぶクレバーな立ち回りが要求される。
また、長押しの精密射撃は弓キャラとほぼ同じ挙動をするため探索時の役割の圧縮もある程度は期待できる。分かりやすく有用なのは弓キャラ抜きで遺跡守衛系をヘッドショットでダウンさせられる辺りか。
なお、ミカの天賦で氷元素がつくのはこれくらいで、しかも元素量も少なく付着状態がすぐ消えてしまう、ver4.8時点で最弱の元素付着力という欠点を抱える。氷元素付着が必要な場面では可能な限り彼の起用を避け、どうしても使わざるを得ない場合は慎重に運用しよう。
- 元素爆発「スカイフェザーソング」
「突破口を開きましょう！」
祈祷によってチーム全員のHPを回復し、「鷹の羽」状態を付与する(継続時間15秒/クールタイム18秒)。この状態のキャラクターの通常攻撃が敵に命中すると、2.5秒に1回だけHPを回復する。いずれの回復量もミカの最大HPから算出する。
この元素爆発単体で見るなら標準的な回復量の天賦。即時回復と持続回復が同時に付与されるため、強さはともかく扱いやすく、どう扱っても機能不全による事故が起きにくい。必要元素エネルギーが70と若干重めである欠点を抱えているため、装備で元素エネルギーの回転率を上げておきたいところ。
- 天賦「地形測量」
キャラ突破段階4(Lv60~70)で開封。元素スキルと元素爆発の状態が同時付与されているキャラクターが、会心攻撃を発生させた際、「偵察」効果を1層追加。また、「偵察」の上限が+1層(4層にアップ)される。
- 天賦「デマケーション」
最も近くにあるモンド地域の特産品をミニマップに表示する探索天賦。今まで☆5のクレーしかいなかった中での、待望の恒常入手が可能なモンド地域の特産品サーチャー。
Ver5.0からは基本システムとして特産品の追跡機能が実装されるが、あちらは群生エリアおよびそのエリア内での取り残しが無いかを表示するまでに留まるので、より具体的な位置情報が欲しい、追跡対象外の場所も1つ残らず取り尽くしたい等の場合は変わらず有用性を発揮する。
命ノ星座
| 第1重「逢遇の因縁」 |
|---|
| 元素スキルと元素爆発の同時付与時、HP回復間隔を攻撃速度アップの割合分短縮する。 |
| 第2重「同行の旅路」 |
| 元素スキルの矢が命中した時に、「偵察」効果が1層生成される。 |
| 第3重「遊撃の心得」 |
| 元素爆発レベル+3(各種強化による最大Lvは15)。 |
| 第4重「霜晴の祈念」 |
| 元素爆発による回復時、ミカの元素エネルギーを3回復する（最大5回) |
| 第5重「道標の鳴鏑」 |
| 元素スキルレベル+3(各種強化による最大Lvは15)。 |
| 第6重「臨機の策応」 |
| 「偵察」効果の層上限+1、元素スキル付与中の物理会心ダメージ+60% |
どの凸も性能が順当に強化される。
完凸には★4バッファーではお馴染みとなった会心ダメージバフがついている。
乱戦時しか完全に発動は出来ないが、全て発動すれば物理ダメージ+50%・物理会心ダメージ+60%という化け物レベルのバフを得ることが可能。
速度サポーターとしては無凸でほぼ完成。ヒーラー運用なら4凸で元素エネルギーの回転率を高めたい。物理サポーターとして運用するなら完凸が望ましい。5凸までは単体相手だと元素爆発を絡めても物理ダメージ+10%〜+20%のみとなってしまう。
装備・編成について
元素爆発の重めの必要エネルギーをカバー出来る元素チャージ効率か、回復力を高める最大HPを伸ばせる装備が望ましい。そのついでに仲間へのサポート効果を撒ければなお良い。
サポーターとしての性質上「元素エネルギーの回転率」「最大HP」「与える治療効果」の3要素以外は基本的に全て無視して構わない。
ダメージ倍率は低いが、自身がサポート性能と回復を持っているため残り3枠の自由度が高く、アタッカー運用もできなくはない。
- 武器
ver4.5のイベント★4「砂中の賢者達の問答」が最適解。かなり高めのHPボーナスを持つ上に、自身が治療をした時に10秒に1回元素エネルギーを16回復するため、一回元素爆発を打つだけで必要元素エネルギーがほぼ半分戻って来るという、ミカの弱点である「元素爆発でしか回復出来ない」「元素エネルギーの回転率とHP強化を両立しづらい」という2点を完璧にカバーした一品となる。青い杖という見た目もかなりマッチする。
唯一にして最大の問題はこれがイベント期間を逃すと入手出来ず、イベント武器の再入手機会は基本的に無い(仮に実装されるにしても年単位で先になる)ということである。
入手機会が常時あるものだと、元素チャージ系なら会心攻撃で元素粒子を生成する★4「西風長槍」、単純に回復力のみを高めるなら高いHPボーナスを持つ★3「黒纓槍」がオススメ。
元素チャージと最大HPのどちらも欲しいなら、最大HPをそこそこ伸ばしつつ、自身が回復を受けた際に元素エネルギーを回復出来るフォンテーヌ鍛造★4「正義の報酬」がおすすめ。ただし伸び幅はどちらかの特化型である前者2つには及ばないため、武器能力抜きでも元素チャージ効率と最大HPのバランスが取れている時に、武器レベルも精錬ランクも完全にして採用したい。
- 聖遺物
バッファーを極めるなら「旧貴族のしつけ」4セット、ヒーラーを極めるなら「愛される少女」4セット、ヒーラー能力を高めつつ汎用性を取るなら「海染硨磲」4セットが良い。特に海染硨磲4セットの効果で発生する物理ダメージは超伝導反応によるデバフで威力が増加するため相性は比較的良い。「千岩牢固」2セット+「絶縁の旗印」2セットも汎用性が高い。
メインステータスは冠は与える治療効果、杯はHP、時計は元素チャージ効率かHPの足りない方を付けるのがオススメ。先述した通り、彼の運用においてはこの3要素以外は邪魔になる。特に彼は元素を扱う能力がほぼゼロであるため、氷元素ダメージバフや元素熟知などは間違っても付けてはならない。
- 編成
エウルアやレザーには待望の物理バッファー…と言いたいが、この2人とは微妙にかみ合わせが悪い。
と言うのも、攻撃速度バフに関しては大剣には長めのヒットストップという逃れられない宿命があるため、(ミカスキル単体では)大きなダメージの増加には繋がらない。
加えてこの2人はどちらかと言えば単体向きのキャラであり、集団戦でないと物理バフを豊富に得ることが出来ないミカとは若干のアンチシナジーも抱えている。
更にエウルアはキャラチェンジで元素爆発の「光臨の剣」を起爆させた場合、物理バフと完凸の会心ダメージバフが一切乗らないという欠点がある。これはミカのバフは全て「フィールド上のキャラ限定」であるのに対し、エウルアのキャラチェン起爆は「エウルアがフィールドから居なくなってからダメージを与える」という手順を踏むのためである。
因みに精錬ランク5の「松韻の響く頃」の武器効果と天賦レベル13のミカスキルを併用すると、攻撃速度が余りにも早くなりすぎて逆に「光臨の剣」のスタックが溜まりにくくなる…が、これが欠点として現れるのは一部の超廃課金者のみだろう。
一方で配れる物理バフが少なく、攻撃速度バフの方が大量に配れることから、物理バフを無視して速度バフ+回復目当てで編成することができる。
特に攻撃速度バフはレベル9まで育成すれば攻撃速度が21%も加算される。これは完凸雲菫の元素爆発や2凸ジンより強力な効果。ヒットストップのないキャラクターと組み合わせれば攻撃の快適性が目に見えて上昇するだろう。
なお、ヒットストップがかからないキャラは遠隔キャラである放浪者や宵宮、自己強化中にヒットストップがかからなくなる神里綾人など。
ミカの強化効果を全て、かつ一切の邪魔なく引き出せるのは物理攻撃を主軸とし、超電導反応を起こせる弓使い……即ちフィッシュルくらいなのだが、彼女はサブアタッカーとして使ったほうが強く、メインアタッカー装備はネタビルドの域を出ないのが悲しいところである(そもそもメインアタッカーフィッシュルも単体向きである)。
余談
- モンド城内を巡回する騎士ホフマンは彼の兄であり、ディオナ、香菱、久岐忍など、親族が汎用NPCとして登場するプレイアブルは割と多い。
- Ver.3.7のイベント内では両者の会話を見る事ができ、兄弟仲は良好な模様。
- 公式立ち絵では本を持っていたため初の氷法器と噂されたが、実際には槍と弓(クロスボウ)と法器の3つを併用するという斜め上のキャラクターだった。
- 好きな食べ物は肉料理。大団長は体作りの一環として食べさせようとしてくるが、好みはともかく自分がその手の鍛錬に向かない事は自覚しているようだ。
- 嫌いなものはお酒。少し口に含んだ程度で周囲に迷惑がかかるレベルで酔っ払うほど耐性がなく、熟成された酒は開栓時の匂いだけで足がすくむというほど味や香りも苦手としている。
関連タグ
ファルカ(原神):最近まで直属の測量士だった
エウルア・ローレンス:以前からの上司
ミカ(原神):イラストの投稿には主にこちらが使われる
