概要
全長約3000m、全高約1000m。リーブラにも匹敵する巨体を誇る超大型宇宙戦艦。
最早移動能力を持った要塞と言っても過言ではない規模を有し、内部にはガンダムクラスの高性能MSを開発・製造・改修・整備出来るだけの設備を備えている。
これほどの巨体を有するにもかかわらず非常に優れたステルス性能を有しており、如何なるレーダーをも掻い潜る他、光学迷彩により至近距離まで接近しなければ視認すら不可能な状態になれる。更にその推力は何と太陽系外まで行けるほどらしい。
その分武装は控えめで火力はサイズに相応しくない低さだが、劇中ずっと発見されずに行動していたため、搭載火器を使用した描写は皆無である。
また、内部にMS数機を搭載可能な全長300mほどの高速戦闘艦を積んでおり、ピースミリオンでは近付けない目標への中間移動手段などに使われた。
元々は地球圏統一連合軍のミリオン・リデルハート将軍がマイク・ハワードに建造を依頼した宇宙戦艦で、ミリオン将軍は連合軍内でも根っからの大艦巨砲主義者で宇宙で起こる海賊行為を防止するべく宇宙戦艦建造を計画していた。しかし宇宙海戦など一度も無かった為連合軍とOZも宇宙戦艦は不要と考えていた。しかもハワードが推力エンジンにこだわりまくったせいで建造が遅れてしまい、完成はミリオン将軍が引退した後の192年であった。
劇中での活躍
完成後、戦乱の世の中では役に立たないとして建造を行っていたハワードとプロフェッサーGにより長い間ずっと月の裏側に秘匿されていたが、195年にハワードの手により起動され、孤立したゼクス・マーキスを救出、艦載の高速戦闘艦を用いた彼の遊撃戦の拠点となった。
その後は宇宙に上がったガンダムパイロットたちの拠点兼隠れ家として利用され、いくつかのガンダムの宇宙用改修も本艦で行われるなど、重要な役割を果たした。
最後は、リーブラを止めるべくサリィ・ポォの提案でリーブラの主砲部分へ特攻、諸共にその大質量による衝撃で機能停止に陥った。
なお、この時ヒイロはガンダムにも乗らずに単騎でリリーナ救出にリーブラに向かっていたため、肩を出血したが、たまたまピースミリオンが突っ込んできてくれたおかげでリーブラとピースミリオンを行き来できるルートが出来たので、そのまま戦艦の格納庫に眠っていたウイングゼロで出撃することが出来た。
『機動戦士ガンダム ガンダムVSガンダム』ではW組のGクロスオーバーに採用された。
主な構成人員
元構成人員
保有戦力
サブタイではGチームとも呼ばれた。