概要
ゲーム『ガンダムVSガンダム』で採用された特殊システム。
試合開始後に蓄積する「Gゲージ」を消費することで発動する高威力の広範囲攻撃。
発動するとメイン画像のようなキャラクターカットイン付きの告知画面が表示され、戦闘に戻ると攻撃予定範囲にワイヤーフレーム状のマーカーが示される。攻撃完了までには数秒間かかるため回避することは容易だが、「敵機をマーカー内に押し込み、大ダメージを与える」、「ダウンした敵機に起き攻めを仕掛ける」、「マーカーによって退路を絶たれた敵機を狙い撃つ」、「戦況を攪乱し、敵のチームワークを乱す」などの戦術に利用できる。
また、自軍の使用したGクロスオーバーの範囲攻撃に巻き込まれてもダウンするだけでダメージを受けることはない為、「攻撃予定範囲に留まる事で敵機の接近を封じる」、「接近してきた敵機を牽制し、戦闘をいったん仕切り直す」など、防御的な形にも活用できる。
発表当初は告知画面のシュールな絵面が一部で話題になった。「アムロがコロニーやアクシズを落とす」など、作中の倫理に背いたものが多い点もツッコミどころに挙げられることが多い。
残念ながら次回作『ガンダムVSガンダムNEXT』では不採用となり、第三作『エクストリームバーサス』以降は、ゲージを消費して機体能力を強化する「エクストリームバースト」が導入された為、Gクロスオーバー復活の兆しはない。
ただし、サザビーの「バーストアタック」(エクストリームバースト中に1度だけ使用可能な超必殺技)としてアクシズ落としが使えたり、ザクⅡ改の後格闘でダミーバルーンを出せるなど、Gクロスオーバーと同モチーフの武器はいくつか残っている。
一覧
発動した機体及びチームメイトの機体に因んだものが同時に使用される。
名称 | 作品名 | 攻撃範囲 |
---|---|---|
コロニー落とし | 機動戦士ガンダム | 斜め上方からの落下及び地面との衝突による半球状爆風 |
アプサラスⅡ | 機動戦士ガンダム第08MS小隊 | 垂直(5か所) |
バーニィの作戦 | 機動戦士ガンダム0080 | サンタクロース型ダミーバルーン爆弾が4つ設置され、全方位爆発 |
デンドロビウム | 機動戦士ガンダム0083 | 水平に横切りつつ、かなり広い範囲を攻撃 |
コロニーレーザー | 機動戦士Zガンダム | 水平 |
ラビアンローズ | 機動戦士ガンダムZZ | 斜め上方からの落下 |
アクシズ | 逆襲のシャア | 斜め上方から落下しそのまま水平に滑って場外へ |
ラフレシア | 機動戦士ガンダムF91 | 水平に横切る |
巨大ローラー作戦 | 機動戦士Vガンダム | 水平に横切る |
超級覇王電影弾 | 機動武闘伝Gガンダム | 水平 |
ピースミリオン | 新機動戦記ガンダムW | 水平に横切る。横に広いが縦に狭い |
かつて戦争があった | 機動新世紀ガンダムX | 斜め上方から8発同時発射 |
月光蝶 | ∀ガンダム | ステージと垂直に攻撃範囲を示す壁が2枚現れる |
ジェネシス | 機動戦士ガンダムSEED | 真上から垂直 |
デストロイガンダム | 機動戦士ガンダムSEEDDESTINY | 水平にビーム撃ちまくりながら移動 |
ガンダムマイスター | 機動戦士ガンダム00 | ヴァーチェとキュリオスによる前方への攻撃 |
その他
ラスボスとして登場するデビルガンダムは、Gクロスオーバーのようにマーカーが示された後に発動する広範囲攻撃をいくつか使用する。こちらはガンダムVSガンダムNEXTでも続投となった。