ピクシブ百科事典の機能
メイン画像とは、ピクシブ百科事典の記事に貼り付けられたpixivのイラストのうち、記事本文ではなく、専用の記入欄に掲載されたもの(コンテンツ埋め込みであり転載ではない。関連イラストも同様。詳しくは後述)である。
記事閲覧時、記事検索時、新着・更新記事や人気の記事、親子兄弟記事など目に触れる機会が多く、「記事の顔」ともいえる。pixivリクエストとの相性がよい。
2011年6月まではメイン画像はなく、記事アイコンがその役割を担っていた。
メイン画像を指定する方式になった当初は、指定しないと記事作成ができなかったが、同年7月29日の仕様変更により必須ではなくなった。
pixivで「メイン画像」タグが付いているイラストは、メイン画像としての使用を想定したイラストが多い。「汎用メイン画像まとめ」の記事も参照。
設定仕様
メイン画像にはpixivのイラスト(または漫画)を設定する。
記事内に挿入するイラストはIDだけを入力するのに対して、メイン画像ではアドレスを入力する。
入力後、「入力したイラストURLを確認する」をクリックしないと設定はされない。
複数枚投稿作品(漫画等)を設定すると、最初の1枚のみが表示され、2枚目以降のイラストはメイン画像にもピクシブ百科事典の記事内(関連イラストなど)にも表示されず、2024年現在それを可能にする記法は無い。
どうしても使いたいなら、投稿者にDMやコメントを介して「Pixiv百科事典の○○の記事のメイン画像に設定したいので、○枚目の絵を別途単独で再投稿してもらえませんか?」と頼むしかないだろう。
R-18・R-18G、うごイラ、マイピク限定の投稿作品は設定しても表示されない。
表示仕様
記事閲覧時
イラストの横幅が240ピクセルになる縮尺で表示される。
横幅が240ピクセルより小さいイラストは、表示枠のサイズまで画像が強制的に拡大されるため、ピクセルの粗が現れる。
縦長のイラストの場合は、縮尺後の上から242ピクセルまで表示され、イラストの下側が隠れる。
また、データ上は画像の長辺が600ピクセル以内に縮尺されているので、極端に縦長のイラストでは元のイラストの解像度にかかわらずピクセルの粗が現れることがある。
複数枚投稿作品も1枚のイラストと同様の表示で、複数枚投稿を示すマークは表示されない。
メイン画像が未設定の場合や、設定したイラストが非公開や削除された場合などは「削除済み・もしくは非公開」が表示される。
検索画面・一覧画面
イラストの短辺が128ピクセルになる縮尺で表示される。
横長のイラストの場合は、縦幅が正方形の一辺の長さになるようにイラストの左右が切り取られて表示される。
縦長のイラストの場合は、横幅が正方形の一辺の長さになるようにイラストの下側が切り取られて表示される。
検索結果画面等のユーザー名をマウスオーバーした際や、同じユーザーの前後のイラストとして表示されるサムネイル画像も同様の仕様でトリミングされるため、メイン画像として使用した場合の確認ができる。
メイン画像の未設定・削除などの場合、「削除済み・もしくは非公開」が表示される。
親記事・子記事・兄弟記事
イラストの短辺が64ピクセルになる縮尺で表示される。
その他は検索・一覧画面と同様。
人気の記事・更新された記事・作成された記事
イラストの短辺が32ピクセルになる縮尺で表示される。
その他は検索・一覧画面と同様。
適さないイラスト
以下に該当する作品はメイン画像ではなく関連イラストへの移動を推奨する。
個人の主観による部分もあるため編集合戦にならないよう注意は払わなければいけない。
- キャラクターの顔または対象物がサムネイルではフレームアウトしてしまうもの
- 画面が暗く見づらいもの。あるいはキャラクターまたは対象物が小さく描かれているなど、サムネイル表示されると見づらいもの
- 「チェックリスト」や「更新された記事」などに表示される際に何を描いているか分かりづらいことがあるが、他に適したイラストがない場合は妥協してもやむを得ないだろう。
- 対象以外の要素(背景など)の主張が強すぎるもの
- これもケースバイケースなので絶対ではない。
- 漫画作品において、コマやフキダシが途切れてしまうもの
- 細かい台詞が多く、サムネイル表示されるとほとんど読めないもの
- ラフイラストでほぼ彩色されてないもの、または彩度が低すぎるもの
- 元ネタがモノクロ作品であったり、カラーイラストが投稿されていない場合はこの限りではない。
- (グループタグの場合)該当キャラクターが1人しか描かれていない
- (キャラ単体のタグの場合)キャラクターが複数人描かれている
- 適した単体イラストがない場合はやむを得ないが、「メイン画像左のキャラクター」といったように、概要に補足を入れておくといい。
- 原作・原典となる作品ではしていない(特に作中の世界観に合わない)コスプレ(女装、男装等)等の格好をしている
- こちらも適したイラストが他にない場合はやむを得ないが、概要に補足を入れるのがベターである。
- 擬人化やオリジナル衣装など二次創作要素の主張が激しい
- うごイラ
- マイピク限定
- R-18・R-18Gなど、あからさまなエロ・グロ・暴力要素が入ったイラスト
- 性的・暴力的な事柄について解説している項目には下記のイラストを使うことも検討する。
- センシティブ判定されるイラスト
- R-18・R-18Gには設定されていないが、「敏感な要素」を含んでいるとしてゲストユーザーには閲覧不可能となるイラストである。微妙なイラストは確認した方がよい。
- おそらくAIによる自動判定であるが、基準はいまいち不明瞭で、何ら性的・暴力的要素がないにもかかわらずこの判定を受けている作品も少なからずあるので注意。
なお、「無断転載禁止」が明記されたイラストをメイン画像や関連イラストに使ってはいけないと思っている人がいるが、pixivに投稿された作品をピクシブ百科事典に掲載することは、「外部コンテンツの埋め込み」扱いになるので「転載」には当たらない。もちろん、中には自らの作品が意にそぐわない形で百科事典に掲載されるのを快く思わない投稿者もいるかもしれないが、そういった場合は、ユーザー自身による削除が認められている。
自作イラストの掲載について
編集者自身が制作したイラストを使うのは、「自作の宣伝」「私物化」と見なされがちなため、避けた方がよい。作者が自作に関する記事を編集するのは自演編集といい、一般に避けるべきとされる。後で他のユーザーに作品を差し替えてもらうのを期待して、作品募集中のメイン画像で記事を作成するのが無難かもしれない(記事作成者のイラストを別のユーザーがメイン画像として掲載する場合は宣伝行為とは見なされない。伊豆長岡駅の編集履歴を参照)。自作イラストが意に沿わない形で掲載されてしまった場合は、他の作者のイラストに差し替えることは問題ない。
AIイラストの扱いについて
- AIイラストをメイン画像に使ってはいけないわけではないが、著作権問題などで敏感な面もあるので、他に適したイラストがあるならばAI生成作品の掲載は避けた方がよいだろう。
- また、AIイラストは生成した画像に誤りがあったり、プロンプトで指定した対象とあまり似ていないイラストが生成されたり、といった問題も起こりがちである。
- メイン画像に使う目的でAIイラストを生成するのは自演編集と見なされるので、やめるべきである。
適するイラストとは?
上に挙げた条件の逆であれば、おおむね適している。
- しっかり彩色されている
- 彩度が高く対象がハッキリしている
- 文字やセリフが多すぎない
- 性的・暴力的ではない
- AIイラストではない
- (グループ・チーム・集団タグの場合)メンバー全員が揃っている
- (キャラクター・人物タグの場合)記事で紹介される一人だけのソロで描かれている
- 公式作品での通常時(デフォルト)の衣装を着用している
- (版権ものの場合)二次創作要素が混じっていない・原作準拠
- オリジナル作者が描いたイラストがあるなら(構図にもよるが)そちらを優先して採用するほうがいいだろう。公式に使用されたイラストであればなおよい
以下の要素はあまり重要視していないが、作品数が多い場合は優先順位が高くなりがちになる。
上記の要素に関係なく、万人に分かりやすいイラストが求められている。
人によっては
イラストが見えない現象を避けるために記事のメイン画像を一般作品に変えてTwitterやBlueskyやMisskeyやnote(webサービス)などの投稿に直接リンク(直リン)する事がある。
関連イラスト
メイン画像と同じく記事に埋め込めるイラストだが、一つの記事に一つしか設定できないメイン画像と違って、いくつでも設定できる。
「メイン画像と関連イラストは重複させない」というのが不文律となっており、メイン画像を差し替えた際、以前のメイン画像を関連イラスト項目に移すユーザーもいる。詳しくは関連イラストへ。
関連項目
作品募集中:記事のメイン画像に使う作品を募集している記事に用いる、仮のメイン画像。
pixivリクエスト:有償依頼(コミッション)の一つ。自分が依頼して納品された作品は(R-18要素がなく全体公開にすれば)確実にピクシブに投稿されるため、『メイン画像に使いたい作品をクリエイターに依頼して描いて貰う』という利用法もある。
リンク切れ:記事に設定されたメイン画像や関連イラストが表示されなくなること。詳細は個別記事参照。