ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

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概要

他人の物や公共物をあたかも自分所有物であるかのように振る舞う事を指す。


道路など、複数または不特定多数の人が共用することを想定している物の私的占有や、他の人の利用妨害する行為などが私物化として非難される。たとえ私道であっても沿道の住民らの通行に供せられていれば、公共性のあるものとしての扱いを受け、所有者が勝手に道路を塞ぐなどの行為は「私物化」として咎められることもある。


ピクシブ百科事典の私物化

特定の記事を単独のユーザーが独占しているような状態。ピクシブ百科事典は「みんなでつくる百科辞典」を謳っており、公式の示したガイドラインでも「ご自身の考えのみを押し通すような主張や、一方的に記事の編集を繰り返すことはお控えください。」としている。


また上記のガイドラインでは、禁止行為として「共通規約又は本ガイドラインに違反しない記事等をみだりに消去する行為」「他者の記事等を必要以上に何度も編集するなど、過剰な記事編集を繰り返す行為」を挙げており、既存の記述の大幅な改変削除を行うユーザーは「記事を私物化している」と言われやすい。

ただし、ピクシブ百科事典ユアペディアのような先編集主義(初版を投稿した人の主張を常に優先すること)を採用していないので、既存の記述を初版投稿者の意に沿わない形で書き換えること自体は規約違反ではない。


上記は他のインターネット百科事典にもまま見られる問題だが、ピクシブ百科事典の特有の「私物化」行為として、「特定のメイン画像・関連画像」や「自分の主張」「自分流の書き方」等に対して収拾のつかない固執を抱いてしまう特徴がある。


結果、改善にしろ改悪にしろ、他ユーザーがそれらに手を加えることを許さないという独善的な感情や縄張り意識が芽生え、エスカレートの度合い次第では「自分以外の編集を認めない」という何の権利も意義もない使命感にまで発展してしまうことさえある。

まさに「私物化」といえよう。


また、ピクシブ百科事典では自作のイラストをメイン画像に設定したり記事内に掲載するなどの行為は自演編集として差し戻されることが多く、記事を自作の宣伝目的に利用する「私物化」とみなされるためである。しかし、共通規約及びガイドラインでは自演編集を明示的に禁じてはいない


よく勘違いされる例

  • 無断転載虚偽の内容無関係なこじつけ誹謗中傷などの問題のある記述に対する(正当な理由を提示しながらの)削除・差し戻し
  • 同じ記事に同一ユーザーが頻繁に編集を繰り返す行為。ピクシブ百科事典はガイドラインで「過剰な頻度での記事の投稿・編集」を禁じているが「本サービスのサーバーに負担をかける」を理由にしており、この行為自体が私物化に当たるとはしていない。
  • 同じ人が立て続けに編集している」という状態は、記事の扱う内容の認知度が低い、古い対象作品に多いがブームを過ぎているために編集者の数自体が少ない、ニッチな話題を扱っており編集できる人が少ない、内容の真偽の確認が簡単ではない、などの可能性がある。

注意

上記の通り、ピクシブ百科事典では先編集主義を採用していないため、記事の作成者や古くからある記述を大幅に書き換えることは「禁止はされていない」。


しかし、やはり推奨されるべきではなく公式のガイドラインでも「共通規約又はガイドラインに違反しない記事内容をみだりに削除する行為を禁止する」と示されている。


理由としては、本サイトに限らず、その様な公共の場の在り方の押し付けは反感を買いやすく、当事者同士での諍いや編集合戦に発展するケースが目立ちやすい。そして、「サーバーに負担をかける行為の禁止」というルールを把握していないユーザーも非常に多いため、編集合戦に関与した双方のユーザーによって結果的にサーバーに負担がかかってしまう事も茶飯事である。


記事が新たに大きく変更された場合、たとえ内容自体にそこまで大差がなくても「自分の書いた表現や言い回しに手を加えられた事」自体に怒りを覚えるユーザーも見られる。一見すると価値の低い様な内容でも、それを書いた本人にとってはそうではないのである。

無論、その怒りを衝動的に記事修正やコメント欄にぶつける形で騒ぐ事で、元は正当な抗議だったものが、同様に乱暴な私物化に発展してしまうケースも多く、冷静寛容な姿勢で対応することが望まれる。


メイン画像の変更も諍いを発生させやすく、問題が長期に渡って続く事例も散見される。そのため、「自分の好みのイラスト」を記事に追加するには関連イラストとして追加するか、トップイラストにするにしても、現状のトップイラストを関連イラストとして移動させることで比較的穏便に解決できると思われる。

また関連イラストにしても、一定の傾向が見られるイラスト(版権・オリジナル問わず自分の好きな作品や特定のコンテンツ・フォローユーザーの作品等)で固めたり既存のイラストを特別な理由もなく一新したり、あるいはサイズや枚数を規格統一したりすると、やはり私物化の謗りは免れないだろう。


このような諍いを避けるためには、古い記述に明確な問題がない限りはリスペクトを払い、「削除寄り」の編集姿勢よりは「改良寄り」の編集姿勢の方が角が立ちにくいと言えよう。概して「他者の編集内容を活かす」事を念頭に置くべきなのかもしれない。

「他の記事との内容の重複」を整理する場合でも、どちらかの記事から内容を削除する場合には、もう一方の記事(内容を残す側)との文章を統合して調節したり、履歴に必ずその旨を記す事で、反感を買う可能性を減らす事が可能であると思われる。



……だが、マナーやガイドラインを守ったり、他人に言われて素直に反省・自粛できる人間は、そもそもこういったトラブルにまで発展しないのもまた事実。"問題視される"ユーザーの大半は、自分を顧みず誰の話も意図的に聞こうとしない暴走状態に陥っている事が多い。


大幅な書式変更をしても「書かれている情報自体に大差がない」場合はまだマシな方だが、エスカレートや執着の度合い次第では「自分流のやり方に塗りつぶす」こと自体が目的となってしまい、独占欲や歪みきった使命感の元、不特定多数の記事を書き換えて回る悪質ユーザーにまで発展しうる事も。

果てには「自分流で統一したい」「自分の縄張りを増やしたい」が余り、無意味な文や捏造を強引に押し通したり、「私物化用の記事」を大量に乱立する狂気の域に陥る事すら。


結果、元々あった「基本的な情報・説明」まで壊して、逆によくわからない記事にしてしまう事も多く、それに対する他のユーザーの添削や注意喚起も一切認めずに復元荒らしを繰り返す為、嫌われ易いのである。


「私物化」がどういう状態を指すのかは個人の解釈によって異なるため、編集合戦が発生した際には「自分の意にそぐわぬ編集=私物化」という思考をどちらも持ってしまい、泥沼の争いに陥る危険性もあるため注意。


中には、「直接自分とはやり取りをしていないが、そのユーザーが気に入らないから」という理由で第三者がどちらかに便乗し排除しようとする例も存在する。

つまり、本来は問題のあるユーザーの言動を諫めるための注意喚起であるはずのキーワードが、他者を攻撃するためのツールとして使用されてしまう場合もあるということ。


その他の解決策

  • 現在、ピクシブ百科事典に限らず、インターネット上には複数の集合知型の百科事典が存在する。そのため、問題の解決が見込めないのであればピクシブを見限って他のウェブサイトに移住するという考えもある。
    • 実際、その様な理由で立ち上げられた大手事典型ウェブサイトも少なくなく、元々はピクシブ百科事典にも同様の理由で加入したユーザーもいると思われる。
    • 候補先としては、アニヲタWiki、ファンダム(ウィキア)、その他の Wiki型のウェブサイトなどが挙げられる。とくにファンダム(ウィキア)は、日本国内では非常に知名度が低いものの、グローバルな視点で見るとファンダム(ウィキア)こそが主流である。実際に、日本語版のウィキペディアに漫画やアニメなどのキャラクターの解説などが非常に多いのに対して、海外版ではその様な内容が逆に非常に少ないのはファンダム(ウィキア)が主に利用されているからである。
    • そのため、ファンダム(ウィキア)があるために日本初の作品なのに海外の方が情報が豊富である事が少なくない。また、過去にウィキペディアなどで削除が決定されて消失した内容を復元するためにファンダム(ウィキア)を立ち上げるという事例も存在する。
    • ファンダム(ウィキア)には、ピクシブ百科事典が抱える多くの問題が存在しない場合が目立つため、集合知型のコミュニティーとしてはピクシブ百科事典やアニヲタwikiよりも遥かに優れている。
      • たとえば、管理者の不在、繋がり荒らし布教活動をふくむ数々の迷惑行為、荒らしへの対処機能の欠落、トップ画像の差し替えによる対立、過剰な妄想や考察の記載、編集合戦、不要なコメントが保存されてしまう、などの問題はかなり少ない
      • 逆に言えば、他の読者からも支持を得られる様な優れた考察を掲載したり、優れたファンアートにその場でアクセスできるのはピクシブ百科事典の利点と言えるだろう。そのため、複数のウェブサイトでの「棲み分け」を行う余地もあると思われる。
      • 一方で、ファンダム(ウィキア)も(公序良俗に違反しない限りは)ほぼどんな内容の同人でも自由に新たなウィキを作ることが許可されており、たとえば「ヴィラン専用ウィキ日本語版)」や「カップリング専用ウィキ」や「特定作品の同人小説やイラスト専用」や「個人の妄想や考察専用」のウィキなども多数が存在する。また、各言語版は互いにリンクさせることも可能であり、他言語版で使用されている画像や動画などを利用することもできる。
    • 例:ONE PIECE(他の作品にも言えるが、日本におけるサービスの知名度が低いため、内容の充実度は英語版よりも大きく劣る)

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