ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

自演記事

じえんきじ

pixivにおける投稿作品や使用するタグなどについて、作者本人がピクシブ百科事典に記述したものである。
目次 [非表示]

概要

pixivユーザー自作自演、あるいは「記事の私物化」として問題視される事のある記事利用規約で明確に禁止されているわけではないが、しばしば「マナー違反」とされ、他のユーザーに白紙化されたり、差し戻されるなどして編集合戦に発展することが多い。


ピクシブ百科事典の編集における基本的なマナーについては「ピクシブ百科事典」「迷惑行為」「pixivマナー」なども参照。


自演記事と判断される記事


問題点

これらの記事の問題点としては次のようなものが挙げられている。

  • 作成された記事の公共性
  • 作成された記事に対する信憑性
  • 商業宣伝やプロパガンダとしての悪用
  • 検索妨害
  • サーバーへの負担
  • このマナーを知らなかったユーザー側の知識不足

自演記事の公共性

ピクシブ百科事典は一応インターネット百科事典自称しているため、身内にしか分からないような内容の記載は「百科事典の私物化」と見なされる。また複数の意味で使用されている項目の場合は、その辺にも触れなければならないため、将来同名の版権作品・キャラクターが出た場合の事も念頭に置いておくべきであろう。


ただ、ピクシブ百科事典においてはヘルプ

  • ピクシブ百科事典は、pixivのタグについて、記事を作成できるサービスです。pixivのタグの説明等や、関連作品、関連タグ等を書き込んでおけるので、これからpixivに入ってくる人が、より楽しめるように記事を書いてください。

と記述されており、これに抵触しない限りこれらの記事の作成を明確に禁止してはいない。

そのため、記事を制作投稿した後に他のユーザーによって白紙化されて初めてこのマナーに気付くパターンもある。


自演記事の信憑性

基本的に自演記事とされるものの多くは、出典が第三者の参照不可能な「作者本人の頭の中」にあるため、真実性の立証が困難である。


記載に出典を必要としないピクシブ百科事典でも、真実として記述する行為は規約違反( 利用規約第14条第11項第3号 )に当たる。このため、誰もが知る常識でもない限り相応の情報源が求められることがある(情報源がない場合は「個人妄想」と区別できない)。


なおソースを必要とする旨は、以下のピクシブ株式会社 サービス利用規約の第14条「禁止行為」の第11項第3号で記述されている。

  • 11. 次に掲げる内容の投稿情報のデータを投稿等する行為
    • 1. 投稿等されている投稿情報を誹謗中傷する内容の情報
    • 2. 投稿者または第三者(当社従業員等を含む。)の氏名、住所、勤務先、電話番号等個人を特定しうる内容の情報(投稿等された投稿情報と照らし合わせることで個人を特定しうる場合を含む。)
    • 3. 真否についての事実確認が困難な内容や虚偽の内容の情報
    • 4. その他当社が不適切と判断する内容の情報

そのため厳密に解釈する場合、オリキャラ等をpixivに投稿する事ができなくなり、ソースもクソも無いカップリング系タグや腐向け用タグ、その他ネタタグの記事の大半もアウトという事になってしまう。


宣伝行為

これは比較的無名なユーザー自身の作品思想を目立たせるため、わざとその記事を本人が執筆し宣伝を行う行為であり、一部のwikiサイト、例を挙げればWikipediaなどでは明確に禁止された行為であり、インターネット上でもそれと知らずに宣伝するステマなどは相当に嫌われている行為である。

ピクシブ百科事典においては利用規約の第14条「禁止行為」の第15項には以下の記述が存在する。

  • 15. 商業用の広告、宣伝または勧誘を目的とする投稿情報(当社が特に認めたものを除く。)、アフィリエイトのリンクを含む投稿情報、MLM・リードメール等他人を勧誘する内容の投稿情報、アダルトサイト・ワンクリック詐欺サイト・ウィルス等の有害なコンピュータプログラム等を流布させることを目的とするサイト等当社が不適切と判断するサイトに誘導する投稿情報(単にリンクを張る行為を含む。)、その他当社が不適切と判断する投稿情報を投稿等する行為

とあり、これは一部では同人等で販売がされている作品の記述を投稿者が自ら行った場合にはこれに抵触する可能性が出てくると言われている。ただしこの規約自体はpixivの利用規約にも同様の記述があり、またpixiv上に投稿された作品に関連する特に同人誌雑誌等への連載に関する宣伝行為はよく見られるものであるが、その行為に手作品が削除されたりアカウント停止になった話は聞かないが、イラスト等に無関係な宣伝行為ではアカウント停止された事例があるため、実際には同人誌グッズなどの宣伝行為はあえて黙認されており、単純にスパムなどの行為の禁止と解釈もできる。


どうすればいいのか

上記のように問題点を列挙されれば、誰もが「どうすればいいのか」と思うだろう。

自演記事に関するアレコレは、逆に言えば以下のように言い換えられる。

  • 自分の創作物に関する記事の作成を、誰かに頼んではいけないというルールが存在しない
  • 第三者視点による公平な編集がされれば自演記事から遠ざかる
  • 他人が作った記事なので少なくとも定義上は自演記事に当てはまらない

ただし、本人が内容を全て考えている、あるいは本人が書いた内容をそのまま第三者が復旧しているなどの場合、前述の問題点の大半が解消されていないため、「定義上は自演記事に当てはまらない」という言い訳が利きづらくなる。あくまで、内容も含めて第三者が客観的に記載することが好ましい。


人気上昇をはかる

人気が出れば他の人が勝手に記事を書いてくれるはずであろうとするもの。


執筆依頼する

上述のリンク先記事にて依頼を行い、記事を書いてくれる人が現れるのを気長に待つ方法。


文章主体の作品としてpixivで発表する

あくまで公共性や客観性が求められる「ピクシブ百科事典の記事」で自演記事として世に出すことが疑問を持たれるのであって、pixivにて自己紹介や設定集の投稿作品ならばpixivで完結する。

Windows Wordといった文書作成ソフトウェアを使えば文字の装飾も百科事典より多彩である。もちろん文字の装飾がいらないならメモ帳アプリでも足りる。


記事作成にあたってのその他の注意点

最低限、タグとして使用した上で記事を立てるのが望ましい。タグとして使われてもいない、或いは使う事もできないタグの場合、自演記事でなくとも削除対象になり得る。また「小説投稿機能でのみ使用されている」や「現状ではすべてR-18である」ということも記述したほうが良いかもしれない。なお公のものであるピクシブ百科事典を作者しか知らないような情報を発表する場として利用する行為は作者にとっても損害となる可能性がある。これは利用規約第13条2において情報を投稿及び編集したユーザーは、一切の著作権(著作権法27条及び28条に規定される権利も含む)及び著作者人格権を行使せず、権利を主張しないものとします。との記述があるため、「著作を望まれない利用をされた」として著作者自身が二次創作三次創作等を差し止めする行為ができなくなる可能性があるためである。そういう情報はまず、pixiv上の自身のページやキャプション、あるいは小説投稿機能などに設定資料集などを作品として投稿し、第三者でも確認できる状態にしておくことにより回避は可能である。さらに、ピクシブ百科事典ではユーザーレベルでは記事の項目自体の削除不可能であるため、当時は頑張って記述したものの、その後心境の変化により記述された内容が黒歴史と化しても削除されずに残ってしまう場合も多々存在したりする。


記事の加筆に関して

第三者が作成した記事に対して、関係するユーザー本人が根拠を提示せずに加筆することも上記記事と同様の行為とみなされ、差し戻しや編集合戦が発生する可能性があり注意が必要。


厳密化

このピクシブ百科事典においては明文化されていないルールを厳密化することには問題がある。簡単に言えば「ピクシブ百科事典で活躍すれば活躍するほどpixivで活躍できなくなり、最終的にはROM化するしかなくなる」という点である。

具体的な例を挙げると、このユーザーの場合、ピクシブ百科事典にてシャドウラン( 編集履歴 )や金管楽器( 編集履歴 )、コレクション( 編集履歴 )、あるいは軍用車両( 編集履歴 )の記事を執筆している。そのためルールを厳密化すると、このユーザーがpixivに該当する作品をアップロードすると自作自演とみなされる可能性が存在してしまう。


白紙化に関して

これらの記事は白紙化の対象となったり、それに伴う編集合戦が発生することもある。むろん、ピクシブ百科事典にふさわしくないといった記事は白紙化されるべきだが、上記の内容が満たされた記事に関しては白紙化する必要はなく、それらの記事を白紙化するにしても明確な理由を記述するべき( 例えばpixivタグとして利用されていないタグとしての利用実績に問題がある記事に信憑性が持てない過剰な宣伝行為など )であろう。逆に、これらの行為を行わず乱暴な削除( 記事のレッテル貼り、すなわち条件を満たしているものを削除したり、理由を述べずに白紙化するなど )等を行い、場合によっては編集合戦を発生させるユーザーなどは荒らし( 削除厨、あるいは「投稿内容に対する誹謗中傷」 )とみなし運営通報すべきであろう。しかし仮に白紙化されても編集履歴で何が記載されていたのかは窺えるが。


問題にならないケース

架空鉄道に関しては、作者自身が記事を作成する自演記事がデフォルトであり、事実上(他のマナーや規約に反する記述がない限りは)無条件に容認されている。これは界隈特有の複雑な経緯が存在しているため、自演記事を容認しないと記事の作成自体が困難なため。詳しい経緯は架空鉄道業界における領土問題の記述を参照のこと。


類似サイトにおけるルール等

ピクシブ百科事典のヘルプでは、記事の内容としては「基本的にはタグの解説を書いてください。そのタグができた経緯や、そのタグにまつわる企画や作品、他のタグの記事へのリンクを付けたり等、タグをより詳しく理解できるものなら何でも構いません」としており、細かい規則を定めていない。そこで参考として、他のユーザ参加型オンライン百科事典等における規約について「自分自身や関連する項目の記述」「項目を作る基準」に注目して挙げる。

Wikipedia

根本的な方針として中立性と検証可能性を重視している。そのため自分自身に関する記事の作成は禁止している。

政治思想に関しては、「ウィキペディアは演説台、広告宣伝の手段ではありません」とはっきり述べられている。

また、記事を作る基準としては一般的な基準として「対象と無関係な信頼できる情報源から有意な言及があった場合」としている。

はてなキーワード◆

自分自身や所属する団体などに関するキーワードの登録は禁止していない。ただし「ルールとして禁止はしていませんが、第三者による登録を待つことを推奨します」としており、「他のはてなユーザーにとって有益といえない」項目が禁止されており、例として「自分のペットの名前、自己紹介など、第三者から言及される可能性がなく、他の人がまったく理解できない言葉の登録は行わないようにしてください」と説明されている。

ニコニコ大百科

ニコニコ大百科は自分自身の記事をつくれます」とし、「面白くて迷惑をかけなければOK」「ニコニコ大百科は( 中略 )情報やデータを無差別に収集する場所でもあります。しかし、それらの情報やデータは、百科事典として適切となるよう体系的に整理し、文章による解説が付与されることが望まれます」「単語記事は、ニコニコ動画に関する単語はもちろん、一般的なあらゆる単語について記事が書けます。是非いろんな単語について記事を書いてください」「ニコニコ大百科では、個人の随筆・論文・批評文や独自の調査結果も記述できます」としている一方、殆どの記事をプレミアム会員しか( 作成は勿論 )編集もできないという、大きな制約が存在しており、記事のカテゴリーを単語記事・生放送記事・動画記事などに分けて検索を別々にする仕組みとなっている。

そもそも、一般会員ではユーザー記事と自身の動画記事しか編集できないため、一般会員は自演記事しか作成できない


関連項目

記事 タグ 自作自演 迷惑行為 白紙化

ユーザー 思想 創作 タイトル シリーズ

オリジナルキャラクター キャラクター 登場人物

個人タグ 荒らし記事 不要記事

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