一つの、またはシリーズ作品の設定などをまとめた物のことである。
アニメやゲームのコレクターアイテム、ファンアイテムとして書籍で刊行されることが多い。
キャラクターのイラストやラフ画、三面図等が載っていることが多い他、世界観の設定等読み物がついている場合もある。
他にも販促グッズなどで公開されたイラストや、その設定資料集のためだけに書き下ろされたイラストが掲載されていることもある。
ファンにとっては必携ともいうべきアイテムであるが、いかんせん値段は高く、2000円台中盤であることはザラであり、3000円以上の設定資料集というのも決して珍しくない。
その為、掲載イラストなどによってはファンから不満が出る場合もある。
また書籍として販売されないが初回限定盤に設定資料集がつくというケースもある。
アニメなどの作画実作業ではマスターというべき原画からコピー・プリントアウトされて個々に大量配布される。クリップ止めされ冊子としての最低限の体裁もなしていないことも多い。インターネットオークションで流出しているものの中には、そういう実作業で使用されたものが流出した「コピーの再コピー」レベルのものもあるようだ(とはいえ、作画に必要な設定の枚数自体が多かったり、単価が高いカラープリントをされたりするので、コピー・プリント代自体が実はあまり安くない。)
イラストを描く上で参考になることも多いため、イラスト練習のために参考資料として自分の目指したい画風のものを買ってみるというのもアリである。アニメ雑誌などから不特定の作品を選ぶ(画風がバラバラなので基準が定められず、大抵長続きしない)より、模写として如実に練習効果は出るが、絵柄も確実に影響を受けることも忘れぬよう。ただしメインである立ち絵設定ばかり描いているとキャラに演技がさせられなくなるので注意。また、余り古い作品のものを使用すると当然絵柄が古くなる。
メタ目線で製作者萌えするのも楽しい(?)。