概要
2014年6月25日にpixivに実装された、「うごくイラスト」つまりアニメーションの作成/表示システム。
ユーザーが投稿した複数の画像を、指定した間隔で連続ループ表示させることでアニメーションとして動作させている。
JavaScriptで連続表示させているため、画像形式は(動かない)GIF、PNG、JPEGで構わない(アニメーションGIFをそのまま投稿することもできる)。
なお、作品投稿ページ(パソコン版)のうごイラフォームから投稿すると、漫画ビューアと同様に「うごイラ」のタグが自動で付く。
なお2019年以降は、イラスト・漫画の投稿機能の全面的な改定に伴って若干の仕様変更が施されており、アニメーションの一時停止が「画像を直接クリック」から「画像の右下にある停止ボタンを押す」という形に変更された。画像を直接クリックすると、イラストの原寸大表示と同じ形で表示される。
ピクシブ百科事典では
2024年8月現在では、うごイラ作品をピクシブ百科事典のメイン画像や挿入イラストとしては使用できない模様。
その為、大百科の中にはうごイラにする前のイラストをメイン画像に採用している物もある。
同様の事典サイトである『ニジエ大性典』ではこのような問題は発生していない。
活用法
単純にアニメ作品を投稿するというのも良いが、イラストのメイキングを一画面で済ませることが可能であり、自身の作例や描画方法を実感してもらうことができる。
また、GIFアニメの技術と、後述する一時停止機能を応用し、ちょっとした『ミニゲームもどき』を作ることも可能な模様。
投稿方法
うごイラで投稿するイラストは1イラストごとに表示時間(フレーム時間)を設定することができ、それぞれのイラストに表示時間を設定することで、イラストをアニメのように表示することができる。
(※画像のフォーマット(拡張子)、画像サイズをそろえる必要があります。)
予め作成したGIFアニメを一括で投稿することも可能。
余談だが、うごイラの作品情報入力画面は何度かのUIリニューアルを経た後もなぜか旧バージョンのままで一切変更されておらず、リニューアルに伴って正式な機能としては使用できなくなった文字装飾もなぜか変わらずに使うことが可能だったりする。
投稿・閲覧に際して
画像を(無理矢理)連続表示しているだけのため、アニメーションフォーマットの単一ファイルとして直接保存することはできず、「エクスポート」させる機能が実装される様子もない。
ただし、表示に使われている画像(をうごイラがブラウザ上で取得するのに使っている、JPEG変換された画像入りのZIPファイル)そのものを保存することはできる。
うごイラの再生中に左クリックを行うことで再生を一時停止することができる。
再生は1枚目から始まるが、最終枚に達しても、また1枚目から繰り返し再生し続ける(無限ループ)。ストーリー性の強い作品の場合、「1枚目と最終枚は表示時間を長めにする」「最初や最後に切れ目になる画像(白紙、タイトル、アイキャッチ、スタッフロールなど)を入れる」などで、無限ループ感を弱める方がいいかもしれない。
全画面化機能にも対応。ブラウザによっては(許可すれば)全画面でアニメーションを楽しむことができる。
右クリック保存をしようとするとうごイラ内部で使用されている長大な(画像自体をBASE64エンコードした)URLで表示されたりして結構面倒。
作品側で設定された各コマごとの再生時間などの編集情報ごと保存したいのであれば有志開発のアドオンなどを利用しよう。ただし、うごイラの仕様上、投稿時に全画像に一律JPEG変換されるため、データを保存する過程で再度GIF形式に変換される都合上、さらに画像が劣化するので注意。
Adblock Plusを利用した不快ユーザー非表示の小技がうごイラでは使えない。
JavaScriptを用いた保存方法
うごイラが動作しているページを表示した状態で、以下のJavaScriptを(JavaScriptコンソール上などで)実行するとよい。
window.location.href = pixiv.context.ugokuIllustFullscreenData.src;
JavaScript未対応、または特定のJavaScriptが動作しない一部のブラウザ、においては全くうごイラを閲覧できない(投稿もできない)。
閲覧ができた場合でも、「Uncaught ReferenceError: pixiv is not defined」が表示される場合はJavaScriptが機能してない可能性があるため、上記のアドオンなどの他の手段を使うほかない。
光が明滅する作品の製作・閲覧に際しての注意
「うごイラ」による作品は連続した画像でもって動きを表現するものであるが、この連続性に関連して「ポケモンショック」記事にて「うごイラ」に関する注意が喚起されている。
「ポケモンショック」とは、あるアニメ作品において赤色と青色の連続した点滅効果を表現したところ、視聴者がその瞬間的に激しい光の明滅によって「光過敏性発作」による激しい身体症状を引き起こしたという実際の事件の通称である。
嘔吐や激しい頭痛が現れ、病院への救急搬送あるいは搬送後に入院となってしまった事例もある。
さらに詳細部分は「 ポケモンショック 」記事を参照。
近年でも、テレビ放映に際し多重のフラッシュが映像として流れる記者会見などの場面では注意喚起のテロップを流すようになった他、映像に陰影加工を施してその激しい明滅を軽減するなど対策も取られている。
「うごイラ」においてもその表現に特に激しい光の明滅として閲覧者に知覚され得るような連続がある場合、先の「光過敏性発作」を喚起してしまったり閲覧者の身体に悪影響を与える可能性がある。
「ポケモンショック」記事では、「うごイラ」を用いた作品の製作者にはフレーム速度変更や目に優しい配色(特に補色同士の組み合わせだと目に負担をかけやすい)による刺激の低減を、閲覧者には作品閲覧に際して色彩や光の明滅等への注意を喚起している。
技術面や対策やさらに具体的な記述についても「 ポケモンショック 」を参照。
作品制作、閲覧の両者の立場からそれぞれに注意をしていきたい。
関連リンク
別名・表記ゆれ
関連タグ
users入り
うごイラ100users入り⇒うごイラ500users入り⇒うごイラ1000users入り⇒うごイラ3000users入り⇒うごイラ5000users入り⇒うごイラ7500users入り⇒うごイラ10000users入り⇒うごイラ50000users入り
作品別
- 各タグの名称は、サービスの名称である「うごイラ」をはじめ「うごく」、「ムーブ(move、ムービングなど)」、「アニメ」など、動くことにまつわる語と作品名や作品の特徴などが組み合わさった名称となっている。
- また「うごく」をタグ名の基本とする名称の場合、「動く」と漢字表記にならず「うごく」と平仮名表記となるのは、サービス名称である「うごイラ」の該当部分が平仮名表記であることに対応する形であることに由来する様子である。
系統別
(アルファベット優先、50音順)
タグ名 | 作品特徴 |
---|---|
STGウゴヒストリカ | STG(シューティングゲーム) |
うごイラオリジナル | オリジナル作品 |
うごイラくじ | おみくじ風作品 |
うごイラ3D | 3D風作品 |
うごイラ漫画 | 漫画風作品 |
うごイラメイキング | メイキング作品 |
うごイラ(ヤンデレ) | ヤンデレ作品 |
うごバト | バトルもの作品 |
うごホラ | ホラー作品 |
うごメカ | メカ・ロボット作品 |
ドットうごイラ | ドット作品 |
アニぱい | おっぱい |
ゆっくりうごいていってね | ゆっくりしていってね |
作品個別
(アルファベット優先、50音順)
腐向け関連
腐向けうごイラ100users入り⇒腐向けうごイラ500users入り⇒腐向けうごイラ1000users入り⇒腐向けうごイラ5000users入り