CV:関智一
概要
第二世代コーディネイター。プラント・マティウス市出身。
切りそろえられた銀髪が特徴的な母親似で白皙の美少年。
SEED序盤でキラ・ヤマトが駆るストライクガンダムの攻撃により顔に大きな傷を受け、
以降キラ(ストライク)への復讐を誓い、傷を消す治療はせず終盤まで残していた。
登場当初は傲慢かつ高飛車の選民思想に染まった性格と言動の持ち主でナチュラルを見下す発言が目立ったが、
物語が進むにつれ少しずつ戦争やナチュラルへの考え方を変化させ、最終的には人情味豊かな仲間想い故の過激さや優しさを併せ持ったプライドが高い気丈で正義感の強い熱い負けず嫌いな青少年となった。(が潔癖さや負けず嫌いも残っておりイライラはしている)
ザラ派(急進派)No.2のプラント最高評議会議員かつ国防委員長であるエザリア・ジュールの息子。
父親の有無は不明。
士官アカデミーは次席(射撃1位、モビルスーツ戦・ナイフ戦・情報処理2位、爆薬処理3位)で卒業。
そのため首席だったアスラン・ザラを強くライバル視している。
当時辛辣な態度をとっていた理由は上記他に、ストライク撃破任務において、アスランが命令無視をしたり、理由を問うも模範的な回答しか話さない彼に対して不信感があった為と小説にて心情が明かされている。
〝ラクス・クラインのファン〟や〝ファンクラブ会員No.1〟との噂もあるが、ドラマCDにて本人がきっぱりと否定している。
(ちなみに、アスラン自身はイザークが自分に辛辣な態度を取るのは〝上記噂を真に受け、婚約者の自分を妬んでいると勘違いしていたから。〟と後にキラの口からイザークに伝わる。)
また、ディアッカ・エルスマンとは士官アカデミーからのルームメイトで気の合う親友となった。ディアッカがザフトを離反した際も命を救い合い、共に生還した。続編でもその熱い友情は変わらず、ジュール隊の隊長と副官という立場となる。
隠し設定として、民俗学に興味を抱いており、中でもお守りに関心がある。
実際にオーブに潜入した時に幾つか購入しており、後に結成されるジュール隊のメンバーに配っている。
ちなみに当初の予定では、残忍な性格のまま終盤に戦死する予定だった。
だが声優関智一の好演と、メイン4人に次ぐ人気を博して助命嘆願まで起こったことから、熱血漢で人情味ある性格に徐々に改善されて最後まで生き延び、DESTINYでは白服に昇格するという厚遇を受け登場する事となった。
監督の福田氏曰く「作中(SEED)最も一人歩きし、成長してくれたキャラクター」との事。
略歴
機動戦士ガンダムSEED
ザフトのクルーゼ隊に所属するエリートパイロット。
序盤はクールキャラであったが、キラの攻撃によって機体を損傷し、その時の衝撃で割れたヘルメットのバイザーの破片で顔に大きな傷を受けて以降、執拗にキラ(ストライクガンダム)を追い回すようになる。
この際「きゃわした!?」「痛い…痛い…痛いぃぃぃ」などの名言が生まれた。
中盤からはどんどんチート化したキラの踏み台にされることが多くなり、大抵真っ先に撃墜される完全なかませ犬となっていた。その他にも、
・単独先行し過ぎて仲間にとばっちりを食わせる
・上官命令に従わず飛び出して砂漠に埋まる
・民間人の避難用シャトルを脱走兵の乗るシャトルと誤解し撃墜する
など、中盤はとにかくトラブルメーカーであった。
また物語前半は、アスランに幾度も反発し、クルーゼ隊の団結を欠く原因となっていたが、ニコル・アマルフィの死後、クルーゼ隊のメンバーが離散し消息不明になって初めて「仲間」が大切な存在であったことを強く思い知らされ、後に帰還したアスランと和解した。
終盤はクルーゼ隊最後の1人となった後、自身の隊(ジュール隊)を任されるようになり、パナマ攻略戦で自軍側の地球連合軍の投降兵への虐殺を目の当たりにし、三隻同盟側となったディアッカとの再会を経て、戦争とは何かと深く考えるようになる。
そして最終的に、少々間接的にではあるが三隻同盟側に手を貸し、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦を終わらせる事となった。
この際、
・核攻撃部隊「ピースメーカー隊」の母艦であるアガメムノン級宇宙戦艦「ドゥーリットル」の艦橋をグレネードで破壊し、撃沈する。
・ストライクルージュの死角を狙ったフォビドゥンガンダムの一撃を防ぐ。
・ビームが効かないフォビドゥンガンダムに対し、接近戦をしかける。直撃を受けてもアサルトシュラウドをパージして肉薄、両腕を斬り落とし、とどめにコクピットを貫く。
・錯乱して暴走するレイダーガンダムに対し、バスターガンダムの収束火線ライフルを借り、デュエルガンダムの残エネルギーを注ぎ込んだ一撃を見事に命中させ撃墜する。
という鬼神のごとき活躍を見せている(しかも、これらの活躍はいずれも種割れしていない状態である)。
また、上記のことから、ガンダムシリーズを通して、フルアーマーシステムのモビルスーツの特性をもっとも有効に使った戦士ともいえる。
終戦後は最年少のプラント最高評議会議員となり、プラントと地球側の和平条約締結に尽力した。(HDリマスターでは白服に修正されており、まさかの黒歴史化?)
なお、この時点で既に顔の傷は消している。
機動戦士ガンダムSEEDDESTINY
前作の条約締結後、議会の総辞職により退任。
シャトルの件で民間人殺害の罪に問われ、極刑になりかけるがデュランダル議長に救われザフトに復帰。
ボルテールを旗艦とするジュール隊の指揮官となる。この際、赤服から白服に昇格している。
序盤、初登場はユニウス・セブン破壊活動の際で、ジュール隊を率いた。
以降アスランをザフトに戻るよう説得したっきり、中盤(第2、第3クール)は一切出番がなかった。しかし、デュランダルによってロゴス打倒が表明されると本質がパトリック・ザラの時と変わらないと同時に『全てロゴスが悪い』という聞こえの良い言葉で人々を煽動するデュランダルを疑い始めるとともに、地球各国のシステムの中枢にも関わるロゴス打倒が連合と戦うよりも遙かに難しいにもかかわらず、無関心な周囲に強い憤りを抱くようになる。
その後のアスランの脱走についても、アスランが何かを知って口封じにあったということを気付きながらも慎重に行動していた。また、THE EDGEではディアッカと共に以前から疑念があったであろうデュランダルを支持するラクスも偽者であったと確信する。同時にレクイエム使用になんの疑問も抱かない部下達を叱責し、ザフトがすべきことと守るものが何かを説き、離反を既に決意していた。
終盤はSEED同様ザフトとしてプラント防衛に当たったが、自分達が中継点を破壊したレクイエムの再使用とそれに対するアークエンジェルの出現を決定打としてデュランダルを見限る。ボルテールを後方に下がらせ、自身はディアッカや旗下のMS隊と共にラクス側に寝返り、ザフトの軍人としてザフト艦のエターナルの援護をする。終戦後はラクスの傍らに付き添う姿が描写された。
搭乗機
デュエルガンダム
スラッシュザクファントム
グフイグナイテッド
奪取されなければ・・・
フリーダムガンダム
ゲームでの扱い
スパロボ初登場となる第3次スーパーロボット大戦αでは条件を満たせば仲間になる。
没データでハイマット・フルバーストのカットインが存在している。
ガンダムVSシリーズではデュエルガンダムでのプレイヤー機体版とスラッシュザクファントムのアシスト版が存在する。
デュエルはパージを生かした戦術を取ることが出来、ザクの方はインフィニットジャスティスガンダムの主力武装になっている。
特にアシスト版はボス版のインフィニットジャスティスも使用してくるので魅せプレイを行う際の最大の障害と言えるレベルの厄介な武装となっている(逆にイザークにさえ注意すれば魅せプレイが簡単にできる)。
余談
Gジェネシリーズにおいては、シャイニングフィンガーとゴッドフィンガー発動時に専用セリフが用意されている。これだけなら他の大多数のキャラにもあてはまる事なのだが、イザークは中の人繋がりということもあるせいなのかドモンのセリフを踏襲したものになっており、挙げ句の果てには「我が流派東方不敗…って、違うわ馬鹿者!」とノリツッコミ(?)までかましてくれる。
関連イラスト
関連タグ
イザーク おかっぱ ツンデレ ツンギレ 復讐鬼
ディアッカ・エルスマン シホ・ハーネンフース アイザック・マウ
魂魄妖夢(白髪おかっぱ繋がり、某動画サイトのコメントから)
ティエリア・アーデ…プライドの高さや変化していくところやおかっぱなど被るところがある