概要
「婚姻統制」とは、『機動戦士ガンダムSEED』シリーズにて、プラントにおいて実施されている政策。
シリーズのディストピア感を象徴する用語。
遺伝子操作によって誕生したコーディネイターは、各々が高い能力を持つ場合がほとんどであったが、コーディネイター同士が結婚した後子どものできる確率が極めて低く、第一・第二・第三と世代が進むにつれて出産率が低下していくのであった。
ナチュラルとの対立から独立国家となったプラントであったが、コーディネイター国家であるため少子化は深刻な問題であり、遺伝子調査によって子どもが生まれる可能性が高い男女を結婚させるという政策に舵を切った。
遺伝子調査結果が「不適合」である男女は婚姻が認められない。
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』ではかつて恋人同士であったギルバート・デュランダルとタリア・グラディスがこの事が原因で破局している。
子孫繁栄のためとはいえまあまあ人権侵害極まりない政策であるため、この婚姻統制を拒否して中立国に移り住むコーディネイターもいる模様。
- 漫画・岩瀬昌嗣版ではタリアは婚姻が自由なオーブへの移住を望んだが、遺伝子研究の第一人者であるデュランダルは研究のためにプラントを離れることを望まず、またタリア自身も子供を授かりたい思いから別の男性と結ばれることとなったと描かれている。
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