「…救世の戦士…太極への旅人…法の守護騎士…因果律の番人…呪われし放浪者…」
「そう…ボクこそが全て! その名もジ・エーデル・ベルナルだよ!」
CV:平川大輔
ボクの概要を読んでみな。ハッピーになれるよ!
ジ・エーデルシリーズの一人で、その中でも最低最悪の変態男。
ブレイク・ザ・ワールド事件以来、裏側から世界情勢をかき回し続けた張本人で、ぶっちゃけた話が本作のラスボスである。世界を統治する存在としてエーデル・ベルナルを創造して世界掌握を目論んでいたかと思えばそういう訳ではなく、単純に「面白そうだったから」という理由だけで行動に及んだとんでもない人物で、へんたいでもある。
彼を一言で例えると「カオスが人の形をした存在」で、色々と凄まじい性格の持ち主である。
彼の特徴を列挙すると…
- 極端な快楽主義者で、非常に自己中心的で尚且つ自己愛精神が非常に強い。
- 自分以外は全て玩具、またはゴミとしか思っていない。
- ドS且つドMという対極な性癖を併せ持つ。
- 並行世界について非常に詳しい。
- ロボットアニメにも詳しい。各作品の主役級キャラと戦う際は、登場人物の未来を予言したり主題歌ネタを披露したりしてくれる。
- 外見は普通にイケメン。
- やたらカットインが可愛らしくできている。
- 自分が思い描いた世界を実現できるほどの力を有している。
- 実はかなり頭脳明晰。機動兵器の開発の他にも優れた調査能力なども有している。
- そもそも列挙しきれない。
…と、常人にはおおよそ理解しがたい存在となっている。
過去のスパロボシリーズに登場したラスボス達とは一線を画する存在でもあるが、そもそも本作の舞台がかなりカオスな世界なので彼が登場する舞台としてこれ以上相応しい世界もないだろう。
また、作中では漆黒の仮面を被った「黒のカリスマ」や次元力を応用して容姿を老人の姿に変えた科学者「ジエー・ベイベル」としての姿も有しているが、どの姿が本来の姿であるのかは定かではない。
ジ・エーデル本人は「どの姿も本当の姿」と明言しているに留まっている。
世界を本来の姿に戻すべく時空修復を行おうとするZEUTHを妨害するためにエーデルに与えた「レムレース」の完成形「カオス・レムレース」を駆りZEUTHに戦いを挑むことになる。
また、他のカイメラ隊の面々以上の変態振りを発揮しており、「カイメラ隊は病気シリーズ」の大トリを務めている…というか、こいつが病原体である。
ランドルートでは「並行世界の自分」を呼び寄せて3人に増える。
1ターン以内に3人倒さないと仕切りなおしになるのがめんどいとかそういうのもあるが、変態的な意味で手に負えないのが増えるというだけでやな感じである。
(そのかわり、一人一人はセツコルートより結構倒しやすくなっている)
勿論プレイヤー部隊の面々からの反応は最悪で、嫌悪感を突き抜けて恐怖したり悲鳴をあげる者や、彼に対して面と向かって「死ね」「変態」と罵倒する者までいた。
コイツの方も負けてなるものかと、的は射ているがそれ以外が問題だらけ過ぎてまるで説得力がない憎々しげな言葉をぶちまけまくる。
まあ、そんなコイツも、ランドルートのエンディングでは…
「い、嫌だ!こんな暑苦しいラストだけは嫌だぁぁぁぁぁっ!!」
…誰もが「ざまぁ」と言いたくなる末路を迎えることになった。
関連イラスト?
コイツと同じ声優だからか、コラボイラストが描かれている…
関連タグ
黒のカリスマ カイメラ隊は病気シリーズ 変態 へんたい 残念なイケメン
以下再世篇ネタバレ注意
ジ・エーデル・ベルナルという人物は(当然のことながら)並行世界に複数人存在しており、ジ・エーデル達はそれぞれ様々な能力を有している。
というのも、無数の並行世界に存在するジ・エーデルの一人が、過去から未来までを記したとされる『黒の叡智』に触れたことで、全てのジ・エーデルに影響を与えたらしい。
更に、その一人は次回作(第2次スーパーロボット大戦Z)に登場する国連軍平和維持理事会代表、エルガン・ローディック。
エルガン曰く、このジ・エーデルは他のジ・エーデルと一線を画した力を持ち、黒の叡智によって知った根源の災厄に絶望したことでこうなった…と推測していたが、実際は元からこんな奴だったようである。
それにしてもはっちゃけ過ぎである。
しかしジ・エーデル・ベルナルという人物の本質、という点ではエルガンもジエーもコイツも大して変わらず、「力による束縛を嫌う(それがたとえ「正義」を掲げるプレイヤー部隊であろうとも)」という一点に関しては全くブレない。
こうなると第3次Zにおける新世時空振動発生後の世界にも何らかの形で干渉しているのではないだろうか?
案の定、とんでもない形で関わっていた。⇒詳細は、この記事のネタバレ項目参照