基礎データ
全国図鑑 | No.0189 |
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ジョウト図鑑 | No.069 |
セントラルカロス図鑑 | No.137 |
パルデア図鑑 | No.018 |
英語名 | Watacco |
分類 | わたくさポケモン |
タイプ | くさ / ひこう |
高さ | 0.8m |
重さ | 3.0kg |
性別比率 | 50%♂・50%♀ |
特性 | ようりょくそ/リーフガード(第4世代以降) |
隠れ特性 | すりぬけ |
落とし物 | ハネッコのはっぱ |
タマゴグループ | ようせい/しょくぶつ |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ワタッコ | 綿毛+根っこ |
英語・スペイン語・イタリア語 | Jumpluff | jump(跳ぶ・ジャンプする)+fluff(綿毛) |
ドイツ語 | Papungha | Pappus(タンポポなどの綿毛)+sprunghaft(変わりやすい・移り気な) |
フランス語 | Cotovol | coton(綿)+vol(飛行) |
韓国語 | 솜솜코 | 솜(som、綿)+넷코(netko、日本語で根っこ) |
中国語(簡体字・繁体字) | 毽子棉 | 毽子(jiànzi、ジェンズ)+棉(mián、綿・綿花) |
中国語(香港・台湾) | 毽子綿 | 毽子(jiànzi、ジェンズ)+綿花(miánhuā、綿・綿花) |
ヒンズー語 | रुईफ़्ली | रुई(Rui、綿)+fly(英語で飛ぶ) |
ロシア語 | Джамплафф | 英語名の音写 |
タイ語 | วาทักโกะ | 日本語名の音写 |
進化
ハネッコ → ポポッコ (Lv.18)→ ワタッコ(Lv.27)
概要
ポポッコがLv.27で進化する、もふもふしたパーツが3つ付いているポケモン。3段階全てが可愛いと評判。
進化前時には頭の葉や花を回転させながら飛行するが、ワタッコとなると回さなくなる。技を繰出す時には手を合わせてコシコシする。色違いは可愛いピンク色。くさポケモンで色がピンクのためか、「桜餅」と呼ぶ人もいる。
綿毛をモチーフにした見た目通り、腕や頭の綿胞子を使って風に乗る。その飛行距離たるや、世界1周だって出来てしまう。しかも綿胞子を上手く操作して自分が好きな場所に着陸出来る。ただし、タイプ相性通り、冷たい空気に触れると地面に降りてしまうことから飛行可能範囲は限られている様である。このためどうやら飛行には暖かい南風を利用している様子。なお、綿胞子が尽きる時は、「ワタッコの空の旅とその一生が終わること」を意味している。
『SV』では強風が吹くとプリン系統同様進化系共々吹き飛ばされる。
本物のタンポポ宜しく、バラ撒いた棉胞子はハネッコとなることが示唆されており、ポケモン界でも珍しい、タマゴ以外の繁殖方法が示唆されているポケモンであったりする。ちなみにこの綿胞子はうっかり吸ってしまうと、咳や痒みといったアレルギー症状に悩まされることになる。
また、ワタッコ以前の進化前は動物もモチーフにしていたが、ワタッコは特定動物をモチーフとしている訳ではない様子。
ゲームでの特徴
- 基本的にはポポッコから進化させての入手である。
- HGSSでサファリゾーンの湿原エリアで「そうげんブロック」5個か「みずべブロック」10個以上で出現する。
- ポケモンSVではハネッコの群れのリーダーとして野生で出現する場合がある。
性能
種族値
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 | |
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第5世代以前 | 75 | 55 | 70 | 55 | 85 | 110 | 450 |
第6世代以降 | 75 | 55 | 70 | 55 | 95 | 110 | 460 |
第3世代
- ポケモンリーグ2004広島大会2位のパーティに入っていたワタッコは、リザードンやピクシーで「はらだいこ」を積み、そこに「じこあんじ」を使う型であった。当時「じこあんじ」を使えるポケモンは限られていたため、俊足でじめん無効の「じこあんじ」使いという点でも利用価値があった。
第5世代
- より高性能なエルフーンが登場してしまい、苦境に立たされている。特性「いたずらごころ」のせいで異常撒き役としてのアイデンティティを根こそぎ奪われてしまった。その素早さにおいても素の値がエルフーンに負けている。
- ただ「ひでり」キュウコンにより「ようりょくそ」を活かせる機会が増えたため、その地位を復権しつつある(エルフーンも隠れ特性に「ようりょくそ」を持つが)。また、「つるぎのまい」を積んでから殴り掛かる、「ちからをすいとる」で物理を受けるというのもエルフーンにはできない芸当である。
第7世代
- 「いたずらごころ」があくに無効となり、さらにZワザ化した「はねる」で1度だけながら3段階攻撃を上げられるようになった。また、『USUM』で「ちからをすいとる」を習得、同技を使える最速のポケモンとなった。他の早いサポート型ポケモン達とはまた異なる道を歩んでいる。
第9世代
- 「コットンガード」を「バトンタッチ」で渡せるのは過去作含めてもバイウールーのみであり、これを「ちからをすいとる」等の強力な草技と併用できるのはワタッコの強い個性となり得るか。なにより目の上のたん瘤であったエルフーンがDLC後編『藍の円盤』配信開始まで未登場なため、高速サポーターとして存分に持ち味を生かせるのが有難い。
- テラスタルの実装により、4倍弱点を含め劣悪な耐性を変えることが可能となったことに加え、流行っている水技、格闘技、粉技などに耐性があり、特に水と地面の両方を半減以下に抑えるためヘイラッシャに有利、4倍弱点であるこおり技は他600族達がテラスタルでタイプを変えて来る上雪パも少ないため飛んで来る機会が少ない、といった要因からランクバトルシリーズ1初期環境ではダブルでそこそこ活躍。
- JCS2023第1回オンライン予選期にも「こだいかっせい」晴れパを中心に一定の使用実績を収めた。JCS2023シニアカテゴリ優勝メンバーにも輝いており、この世代でも晴れパ要員としての定評に恥じない由緒正しきポケモンと言える。
使用トレーナー
ゲーム版
- エリカ:ジムリーダー(カントー)※1
- ナタネ:ジムリーダー(シンオウ)
- デント:ジムリーダー(イッシュ)※2
- フウロ:ジムリーダー(イッシュ)※2
- フクジ:ジムリーダー(カロス)
※2 ポケモンワールドトーナメントで使用
アニメ版
- 迷探偵ジュンサー(無印229話)
- ナビ(無印249話)
- フクジ
漫画版
- ミナキ(ポケスペ)
- オウカ(ポケスペ)
- フクジ(ポケスペ)
番外作品
ポケモン不思議のダンジョン
- 『赤・青の救助隊』では、ダーテングに救助依頼をするも、そのダーテングも仲間も帰って来なかったため今度は主人公達に依頼をして来る。仲間やダーテング救出後も暫く広場にいるが、星衝突を回避した後、また旅に出てしまう。
ポケとる
- EX46に登場。初期配置は岩が多く、オジャマではバリアや岩を大量に出してくる。
- ウィンク版はサファリに登場し、初期配置ではバリアで包まれている。
ポケモンGO
最大CPが2000にも届かず攻撃力が低く戦闘能力が低い。
しかし、CP1500以下の制限があるスーパーリーグでは攻撃力が低いことがメリットになり、かなり硬く非常に強力なポケモンとして高い採用率を誇っている。
- 「ようせいのかぜ」実装と共にワタッコもこの技を習得、使いやすさが向上した。さらにはこの技の威力に強化が入った。
- ゲージ技は「エナジーボール」・「つばめがえし」・「アクロバット」(限定技)・「マジカルシャイン」があり、優秀な技を覚えさせられる。
アニメ版
アニポケ・サトシの旅シリーズ
- 無印229話
- 自称「名探偵」のジュンサーさんの手持ちで登場。
- 無印249話
- ナビと共にチアリーディングをしている手持ちポケモンで登場。
- フクジのワタッコ
その他
無印 | 225話 |
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AG | 15話・73話・74話 |
XY | 5話・59話 |
新無印 | 32話・79話・81話・110話(トラップ) |
劇場版 | 時を超えた遭遇・七夜の願い星(カップ)・氷空の花束・破壊の繭とディアンシー・みんなの物語 |
アニポケ・リコとロイの旅シリーズ
- 9話
- 野生で登場。
- 10話
- コルサのアトリエにある作品で登場。
- 12話
- オリーヴァの森で野生で登場。
- 35話
- オマケ『フリード博士のポケモンゼミ』で、強風で飛ばされていた。
漫画版
ポケスペ
- 3章からミナキの飛行手段として登場。ただ、鳥ポケモンと異なり風に流されての飛行であるため、速度は遅い。しかし、バトルでは大量の綿毛を飛ばして目眩ましなどのトリッキーな戦闘スタイルを見せる。
- 5章ではロケット団三獣士・オウカの手持ちで登場、風に乗って世界を1周したとの事で、相手に「どく」「まひ」「ねむり」の効果を与える綿毛を身に付けている。
- 12章ではフクジの手持ちで登場
余談
2018年9月7日、突如ワタッコがX(旧Twitter)でトレンド入りし、ポケモンクラスタを騒然とさせた。原因はこの日に発売されたポケカ新パック「超爆インパクト」である。ワタッコの技に「ロストマーチ」というゲームから除外されたポケモンカードの枚数×20のダメージを与えるものがあり、草エネルギー1つで発動出来ることや、自分をロストゾーン送りにしてワタッコを呼出す進化前のポポッコ、イトマルやケララッパ等ロストゾーンを肥やす効果を持つカードが同パックに恵まれていたため、早い展開で大きなダメージを稼げる手段として大きな話題となった。