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ワタシラガ

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わたしらが

ワタシラガとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。

基礎データ

全国図鑑No.0830
ガラル図鑑No.127
ローマ字表記Watashiraga
ぶんるいわたかざりポケモン
タイプくさ
たかさ0.5m
おもさ2.5kg
せいべつ50%♂・50%♀
とくせいわたげ/さいせいりょく/ほうし(隠れ特性)
タマゴグループしょくぶつ

各言語版での名称と由来

言語名称由来
日本語ワタシラガ綿+白髪
英語・イタリア語・スペイン語Eldegosselder(年上の)+Gossypium(学名、ワタ属)
ドイツ語Cottomicotton(英語で綿)+Omi(おばあちゃん)
韓国語Blancotonblanc(白い)+coton(綿花)
中国語白蓬蓬白+蓬蓬(ふかふかの)
ロシア語Эльдегосс英語名の音写

進化

ヒメンカワタシラガ(Lv.20)

鳴き声

「わたわた…」ターフタウンにいる

概要

ポケットモンスター ソード/シールドに登場するポケモン。ヒメンカの進化系。

名前の由来は「綿」+「白髪」と推測される。比較的低いレベルで最終進化となることから「若白髪」も掛けていると思われる。

頭にたくさんの綿毛を持ち、綿毛は頭部へのダメージをやわらげるクッションとなる。

綿毛に付いている種には滋養効果があり、この種を綿毛とともに風に乗せてあちこちに飛ばすことで地面に栄養を与える。

また、この綿毛から作った糸は光沢がありとても美しく、ガラル地方の名産品となっている。

ふわもこな頭部、穏やかな笑みを浮かべた顔立ち、ショールを掛けているようなデザインをした小柄な体躯といった、実に落ち着いた癒し系な見た目をしている。

モチーフは進化前と同じくキョウチクトウ科のトウワタと思われるが、ヤナギトウワタの花を思わせるヒメンカに対し、ワタシラガは熟したフウセントウワタの実のような姿をしている。

見れば見るほどワタッコエルフーンとキャラが丸被りなように見えるが、同じわたげポケモンでも前者はたんぽぽの綿毛、後者は綿花とバロメッツが元ネタとされているので一応の差別化はされている模様。

色違いはピンクと紫となり、中々オシャレなカラーリングである。

ゲームにおける特徴

野生ではワイルドエリアの「エンジンリバーサイド」、「ストーンズげんや (ランダム・晴)」、「さじんのくぼち (ランダム・晴曇雨雷砂霧)」、「きょじんのぼうし (ランダム・晴曇雨霧)」に出現。

また、シナリオ中で通過することになる5番道路の橋にて、1匹だけふわふわと風に流されてくる個体がいる。このワタシラガは固定シンボルであり、倒すか捕まえると二度と復活しない。ワタシラガ自体はさほど珍しいポケモンではないこともあってスルーしがちなので要注意。

DLC『冠の雪原では、カンムリ雪原にて雨か日照り時に「ボールレイクのこはん」、またはダイマックスアドベンチャーに出現する。

ストーリーにおいては、ターフタウンジムリーダーヤローのジムチャレンジ時のエースポケモンで登場。

性能

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
6050908012060460

特防がぶっちぎりで高く、次いで防御・特攻が続く。見た目に違わずコットンガードを覚えるので防御面も心配無い。

ただし火力が高くない上に攻撃技のレパートリーに乏しい。くさタイプの他はむしタイプノーマルタイプの技しか覚えず、アタッカーとして運用するのは厳しいと言わざるを得ない。そのため、高い耐久を生かしたサポーターとしての運用が主となる。

サブウェポンこそ貧相だが一応リーフストームなどは揃っている他、ねむりごなこうごうせいやどりぎのタネといったくさタイプ御用達の有用な補助技は一通り覚えてくれる。

独自の個性として、強力な専用特性わたげを持つ。接触・非接触に関わらず攻撃さえ受ければ発動するため、シングルバトルでのクッション役として非常に優秀。「さいせいりょく」も耐久寄りのステータスと相性が良く、総じてサイクル戦で強さを発揮するポケモンと言える。

ただし、やはり単くさタイプであるが故に交代読みで弱点を突かれやすい点には注意。

使用トレーナー

ゲーム版

  ※性別♂️・性格のんき

  ※特性さいせいりょく

  ※性別♀・性格おだやか

  ※特性わたげ

漫画版

番外作品

ポケモンカードゲーム

『ソード&シールド 拡張パック シールド』から登場。『拡張パック 反逆クラッシュ』では「ワタシラガV」も登場している。

詳細はこちら(外部リンク

ポケモンユナイト

諸元

ロールサポーター
攻撃タイプ特攻
攻撃範囲遠隔
進化(初期)ヒメンカ→(レベル4)ワタシラガ
わざ1このは→レベル4かふんだんご/グラスミキサー
わざ2こうごうせい→レベル6コットンガード/わたほうし
ユナイトわざわたげのまい

2021年7月21日より全世界同時に配信されたポケモンユナイトでは、プレイアブルキャラの一人に選ばれた。

味方に有利を付与するタイプのサポーターであり、自陣のポケモンの体力を回復したり、早く動けるようにしたりと支援性能が高く、現在トップメタの一人として君臨している。

1進化であり、無進化ポケモンと同等クラスに立ち回りの完成が速い。

コットンガードは、一定範囲内の味方ポケモンの防御力を上げつつ、体力も回復させる破格の性能。

反面、サポート型の常として味方依存度が非常に高く、敵に干渉する手段が少なく、止めに向いたわざも無いことから常に仲間の動向に左右される、まさに風まかせの綿毛のようなキャラクターである。

ワタシラガ自体はものすごい火力があるわけではないが、味方ポケモンの戦闘継続力を高めるPTに欠かせない存在として、存在感を高めている。特に、全員意思疎通のできるメンバーで固めたフルパーティ構成でのバトルでは強キャラになる。

斯様にキャラ評価は高いものの、ランクマッチでは性能以外の要因により余り評判がよくないキャラである。というのも、サポート型の意味や立ち回りを理解せずに使ってしまうワタシラガ使いが階級戦に多く存在しているためである。

最も目立つNGパターンは単独行動をすることである。味方をサポートしてなんぼのサポート型なのにほとんど味方の近くにいないというのは最悪の利敵行為にほかならない。

他、ユナイトわざを自身の生存目的のためだけに切ってしまうというのも場合によってはかなりの悪手である。このわざは味方への回復効果があるため、できるだけ集団戦や一時的にペアになっている味方を補助する用途で使うほうが望ましい。絶対に戦列から離れるわけにはいかない緊急時などを除き、「デスしたくないから」というだけで闇雲にユナイトわざを浪費するくらいなら最初からヨクバリスなど他の固いキャラを選ぶほうが良い。

味方を回復するわざを選んでおきながら回復量が2万程度という穀潰しになっているシラガも珍しくない。サポート型は手動操作で状況にあったわざの使い方をしなければならず、ある程度クリエイティブな判断力が求められる。操作自体は相対的にシンプルなため公式に「初心者向け」と紹介されているせいもあり使用者が多い部類のキャラであるが、本当は中・上級者向けであり、真価を引き出しているプレイヤーの割合は少ないのが現状である。

逆にシラガから見ても、味方が「無意味に突っ込むので付き合いきれない」「臆病になり消極的な動きをする」などの要因で立ち回りにくくなるパターンもある。

余談ながら、ワタシラガとキャラがかぶりすぎているワタッコはおそらく本作にプレイアブルキャラクターとして出ることはほぼ確実にないであろうと目されている。南無。

ポケモンマスターズ

  • ヤロー&ワタシラガ

2024年12月5日にプレイアブル実装。「ダイソウゲン」を使ったあとグラスフィールドを展開するサポートで、EXロールはスピード。

パッシブスキルにより、味方がバディーズダイマックスわざを使ったあと、味方全員の次回物理技威力ブーストを2段階上げる事ができる。

🌟技
はっぱカッター急所に当たりやすい
ミニキズぐすりG味方全員のHPを最大HPの約20%回復する
豊穣のわたほうし
  • 【解放条件】自分が技を1回つかったとき
  • 【封印条件】この技をつかったとき
  • 技が必ず命中するシンクロ技。相手全員の素早さを2段階さげる。味方全員を次回抜群威力上昇状態にする+次回物理技威力ブーストを2段階あげる
根こそぎ刈りとる!味方全員の攻撃を4段階+命中率と急所率を2段階あげる
🌟バディーズ技
ファイティングファーマーグラスインパクト追加効果なし。
  • ★6EX:初めてバディーズわざをつかったときだけボルテージが2段階あがる
  • EXロール:初めてバディーズわざをつかったときだけバディーズわざ発動可能状態までのカウントを3減らす
🌟Bダイマックス技
ダイソウゲンフィールドをグラスフィールドにする
ダイウォール味方を次回ダメージ防御状態にする
🌟パッシブスキル
粘り腰の勝負自分のチームがバディーズダイマックスわざをつかったあと自分のバディーズわざ発動可能状態までのカウントを1減らす・味方全員の次回物理技威力ブーストを2段階あげる
相手素早さ↓時P技B技BD技↑G2相手の素早さがさがっているときは味方全員の技やバディーズわざやバディーズダイマックスわざの威力をあげる
被攻撃時相手に素早さ2↓9技で攻撃を受けたときに攻撃してきた相手の素早さを2段階さげる
🌟超覚醒
ファイティングファーマー
  • バディーズダイマックスわざをつかったあとバディーズわざ発動可能状態までのカウントを1減らす
  • バディーズダイマックスわざをつかったあと味方全員の次回物理技威力ブーストを1段階あげる
  • 初めて登場したときだけフィールドをグラスフィールドにする

Newポケモンスナップ

シューゴ遺跡の「遺跡」「イルミナスポット」コースに出現する。

アニメ版

アニポケシリーズ

第7シリーズ(新無印

  • 第115話:背景のモブで初登場
  • 第122話:1匹で歌っていた野生のヒメンカが進化した姿で登場。その後は種を巻きながらどこかへと飛んでいった。
  • 第123話・132話:モブで登場。
  • めざポケ5話:モブで登場。

第8シリーズ

リコとロイの旅立ち

  • 1話:セキエイ学園にて、モブでごく小さく登場。
  • 10話:一部だが、コルサの作品で登場

薄明の翼

ワタッコよろしく風に乗って飛行する群れが確認されている。

漫画版

15章でもジムチャレンジにおけるヤローの主力として登場。

ダイマックスでさらに大きくなった綿毛はダメージを軽減するクッションとなっており、相手の攻撃を受けるとスタジアム全体を包むほど大量にまき散らされる為、これで視界と攻撃を同時に封じつつ、更に綿毛の動きを利用して見えない相手の居場所を特定し一方的に攻撃する戦法を得意とする。そのため、いかに綿毛を放出させずに戦うかがバトルの要となっている。

作中では剣創人ランスン(ネギガナイト)とダイマックス対決となり、「ダイナックル」を受けて更に視界が遮った所で2回目の「ダイソウゲン」で攻撃した事で体の大きさが元に戻るが、「ランスン自身は2回しか攻撃していない」為にまだダイマックスが切れておらず、ダイソウゲンの攻撃を受けて気配を消していた事と綿毛の流れが安定していた為に戦闘不能になった・創人が身動きが取れなくなったとヤローが思い込んで声を発してしまった事で場所を特定され、「ダイナックル」を受けて敗北した。

ポケモンローカルActs

岡山県倉敷市サルノリと共にデザインされたポケモンマンホールが設置された(参照)。

倉敷市は多彩な繊維製品を生み出す繊維のまちとしても有名である。

余談

ワタシラガは滅茶苦茶移動が遅い

キャンプでワタシラガを呼ぶと走って来てはくれるが、非常に遅い故に到着するのに1分もかかる事もある。駆けっこなどしようものなら、相手のポケモンがしばらくゴール地点で待ちぼうけを食らう事態になったりする。

素早さのステータスは60と決して最低クラスではないのだが……どうやら普段から風に吹かれて移動することが前提なようだ。

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