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トロピウス

とろぴうす

トロピウスとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。
目次 [非表示]

基礎データ編集

全国図鑑No.0357
ホウエン図鑑No.150
シンオウ図鑑No.185
イッシュ図鑑No.288
アローラ図鑑No.354
パルデア図鑑No.246
ローマ字表記Tropius
ぶんるいフルーツポケモン
タイプくさ / ひこう
たかさ2.0m
おもさ100.0kg
せいべつ50%♂・50%♀
とくせいようりょくそ / サンパワー(第4世代から) / しゅうかく隠れ特性
タマゴグループかいじゅう/しょくぶつ

各言語版での名称と由来編集

言語名称由来
日本語トロピウストロピカル+サウルス(ラテン語でトカゲ)
英語・ドイツ語・スペイン語・フランス語・イタリア語Tropius日本語名に同じ
韓国語트로피우스日本語名の音写
中国語(簡体字)热带龙熱帯+龍
中国語(繁体字)熱帶龍熱帯+龍
ヒンズー語ट्रोपियस日本語名の音写
タイ語โทรพิอุส日本語名の音写

概要編集

第3世代『ポケットモンスター ルビー・サファイア』より登場した、竜脚類恐竜の様なポケモン。

身長2m・体重100kgはフシギバナと全く同じ身長と体重であるが、首が長い分、実際に並べると同じ大きさには余り見えない。名前の由来はtropical(熱帯)+サウルス(恐竜の名前に付く接尾語)であろう。


熱帯ジャングルに生息し、「フルーツポケモン」の分類通り果物が大好物で、同じ果物を食べ続けているうち自分の首元にも生るようになったとのこと。

どう見てもバナナにしか見えないその首元の果物はとても甘くて美味しく、南国の子供のオヤツとなっている他、自ら配って回ることもあるという。


春になると首より花粉をばら撒いて受粉を図り、1年に2回実を付ける。暖かい土地には彼らを育てる牧場も多い様で、特にアローラに棲むトロピウスの実は最高級に甘いらしい。

実が出来るということはが咲いたりが出来る時期もある…かどうかは不明。


一見ひこうタイプ的な要素は見られないが、背中から生えた大きな2対の葉っぱは、何と羽ばたかせてそらをとぶための翼として機能する。ソーラービームを撃つ際には一種のソーラーパネルとしても機能するようである。そのサイズは体躯に見合った立派なもの。翼の形状を見るに、やはり果物としてのモチーフはバナナで間違いないであろう。


その力強く愛嬌があるデザインからファンも少なくなく、くさタイプで唯一「りゅうのまい」を覚えることからいつか「くさ・ドラゴン」へ進化するのではと期待されていた。


ゲームにおける特徴編集

性能

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
996883728751460

ホウエン119ばんどうろで初めて出会った際、「なんだこの強そうなやつは!」とワクワクした人が多いであろう。そしてその悲惨な性能に愕然とした人も……。


ステータスは100越えの能力がなく、HPがそこそこ高い程度。しかもタイプのせいでサブウェポンとして採用されやすいが全て弱点となってしまっているのが痛い。

ひこうタイプでの攻撃面は、第7世代時点では余り恵まれているともいえない。

高速飛行が苦手そうな姿だからなのか、「アクロバット」を覚えないため、「そらをとぶ」や「つばめがえし」を搭載していることもある。

鳥っぽい技の他、「とびはねる」も覚えない。「はねやすめ」を覚えるのが救いか。


ブラック・ホワイトでは「グラスミキサー」やギフトパスなどを覚え、さらに隠れ特性としてナッシーと同じしゅうかくを獲得するなど、段々器用にはなっている。

また、全特性と相性が良い技を揃えているのも評価点である。「しぜんのめぐみ」や「そらをとぶ」、「にほんばれ」からの「ソーラービーム」や「せいちょう」等の晴れパ用の技も揃っている。かつての壊れ技「こうごうせい」は、「はねやすめ」の方が現在のトロピウスには利点が(多分)大きいので採用理由が低い。


以上のように、評価可能な点があるとはいえ、対戦面での評価は宜しくなかった。パルデア地方に至るまでは…


第6世代まで編集

多くのひでん技を覚えられるので、ビーダルと共に秘伝要員としては優秀な活躍を見せていた。

特に第6世代では群れバトルシステム導入により、がくしゅうそうちをオンにして「あまいかおり」で群れバトルを誘発し、「エアカッター」や「じしん」で一掃することで、控えのポケモンに大量の努力値を投入する努力値振りのお供、という新たな役割も手に入れた。


第7世代編集

待ちに待った本場南国のアローラ地方が舞台となったが、サン・ムーンには何とトロピウスは登場しない。しかもくさ・ドラゴン枠はアローラナッシーがかっさらっていった

汚いぞゲーフリ。

加えてフルーツポケモンの後輩登場、ひでん技・群れバトル廃止と、結構な逆風が吹いていたといえる。


だがウルトラサン・ウルトラムーンではナッシー・アイランドにようやく出現し、図鑑にも乗るようになった。

さらにアローラナッシー専用技であった「ドラゴンハンマー」も習得。これも共存関係となった末になせた業であろうか。


第8世代編集

まさかのリストラ。DLC鎧の孤島冠の雪原でも結局復帰とはならなかった。

性能面は上述したように悲惨なため、登場させても活躍は見込めないと判断されたのであろうか…

しかしながら、カレーの具として首になるフサが登場した。


第9世代編集

待望の復活。種族値の底上げはなかったもののとんぼがえりボディプレスなどを覚えるようになり、少なからず技の選択肢が増えた。

また、第6世代以降、戦闘時には宙吊り状態の3Dグラフィックであったが、晴れてこの作品より4足歩行の3Dグラフィックへ変更された。まさかの「トロピウス立った」である。


対戦ではまた不遇なのかというと、使用率こそ高くないものの、レーティングバトルのシリーズ1ダブルバトルにおいては大躍進を遂げた

その理由としては、

  • 前述通りに技ラインナップが増え、特にワイドガードてだすけは大きな強化点となった。
  • 流行っている水技、格闘技、粉技などに耐性があり、特に水と地面双方を半減以下に抑えるため対ヘイラッシャに優位を取れる。
  • 4倍弱点である氷技は他の600族達がテラスタルでタイプを変えて来る上雪パも少ないため、飛んで来る機会が少ない。
  • 自身もテラスで弱点を克服可能。

といった具合。


その耐性を活かし、やどりぎのタネと特性しゅうかくを併用しながら耐久する型がメインとなる。

ワイドガードやおいかぜなどで味方を支援したり、まもるで耐久時間を増やす等の動きをこなし、相手を存分に翻弄するその姿は、まるでこれまで不遇だった鬱憤を晴らすかのようだ。


ただし、げきりんに威力は劣る代わりに安定性があるドラゴンハンマーは没収されてしまった。藍の円盤でアローラナッシーが内定したものの、タマゴ技として復活もしなかった。


No.15 偽竜のヌシ!

ストーリー内でも、ヌシポケモン偽竜のヌシをトロピウスだけで退治したプレイヤーもいる。


使用トレーナー編集

ゲーム版


アニメ版

  • トモノ(AG127話)
  • カモミール島のジョーイ(AG161話)
  • ムサシ(新無印76話のロケット・ガチャット)

     

漫画版


番外作品編集

ポケモンGO編集

  • 何とアフリカ限定ポケモンとして実装されている。確かに南国というか赤道直下っぽい見た目だが。
  • 日本では2018年8月末に行われたイベントで抽選で選ばれた参加者のみ入手することが出来た。このため交換が実装された現在でも非常に稀少。
  • そして性能面では専らコレクション用と思われていたが、トレーナーバトル実装でくさタイプ精鋭アタッカーとして見出されている。高めのHPに加えて攻撃力の低さがメリットとなっており、スーパーリーグでは草タイプとは思えない硬さを誇っている。
  • ダメージ効率が非常に高いはっぱカッターと低エネルギーのぶっ壊れ技リーフブレードを覚え、このコンボが優秀である。同じ使い手にウツボットがおりそちらが目立っているとはいえ、ステータス積はトロピウスが圧倒的に勝っている。解放技は、不遇技筆頭から近年の強化で少しマシとなったつばめがえしで確定か。と思っていたら、シーズン20からぶんまわすを習得したため、採用技の幅が広くなった。シャドウウツボットよりはゴリ押し能力が低くアシッドボムといったデバフ技を覚えないために鋼タイプがかなり苦手となるのはご愛嬌。

ポケモン不思議のダンジョン編集

  • ポケダン時闇においても出現ダンジョンが少なく能力も微妙で地味な存在…と思いきや、毎度おなじみポケダン救済組の1匹である。
  • 普段は可もなく不可もない地味な存在なのであるが、ようりょくそ&サンパワーというダブル特性故に『ひざしがつよい』フロアでは途端に凶暴化。 特攻1.5倍&行動速度2倍という本編の不遇さが嘘のような火力を発揮し始める凶悪ポケと化す。
  • さらにダンジョンによっては「にほんばれ」要員として同フロアにあの疫病神ドータクンが配備されているため、事態はますます悪化。多くの探検隊を恐怖のどん底へ突き落としている。

アニメ版編集

アニポケサトシの旅シリーズ編集

  • トモノのトロピウス
    • AG127話でサトシがサイユウリーグ予選トーナメント第1回戦で対戦したトモノのポケモンで登場し、サトシのコータスとバトルし、「ソーラビーム」と「オーバーヒート」により相討ちとなった。

  • AG161話
    • カモミール島の草原の大きな木を縄張りとしているオス個体が登場。ジョーイさんのメガニウムに恋しており、サトシのジュプトルと争うこととなる。結果としてメガニウムと相思相愛であったため、ポケモンセンターで一緒に暮らすこととなった。失恋したジュプトル…もといジュカインは数話かけてスランプに陥ることとなる。

  • 新無印76話
    • ロケット・ガチャットより排出されたポケモンでムサシが使用。コジロウが使用したラフレシアがサトシ達を「ねむりごな」で眠らせたものの、くさタイプ故に効果がなかったゴウサルノリに「フサで餌付け」していた。
    • ゼンリョク兄弟のジャラランガのZワザ「ブレイジングソウルビート」によって敗北した。

その他


アニポケ・リコとロイの旅シリーズ編集

  • 10話コルサのアトリエにある彫刻で登場。
  • 31話:貨物船の荷物である木箱に描かれていた。
  • 41話:画像で登場。
  • 50話:モブで登場

放課後のブレス編集

  • 第3話『息をつくにて、報道部部室に貼られてる記事にそれらしき姿が。


漫画版編集

ポケットモンスターSPECIAL編集

  • サファイアのとろろ
    • 性別:♂️・特性:ようりょくそ
    • 性格:おだやか・個性:ものおとにびんかん
    • えるる(ホエルオー)同様父・オダマキ博士より借りている飛行要員で、普段は放し飼いにされている。
    • 第13章ではロケットの上でサファイアにとって因縁のヒガナボーマンダと戦うが決定打は与えられず敗北し、サファイアをかばうことには成功するも水面へ叩き付けられてしまう。
    • 救助したギリーの手によってヒワマキのポケモンセンターで回復した後はサファイアを連れてレックウザとともにいたルビーの元まで送り届けた。
〈サファイアの手持ち〉
どらら (ココドラコドラボスゴドラ♂️)
ちゃも (アチャモワカシャモバシャーモ↔️メガバシャーモ♀️)
ふぁどど (ドンファン♂️)
えるる (ホエルオー♂️)
とろろ (トロピウス♂️)
じらら (ジーランス♂️)
きるる (キルリアエルレイド↔️メガエルレイド♂️)

余談編集

  • DPtの頃、しょこたんのトロピウス」として配布されており、初めてプレシャスボールで配布されたポケモンでもある。この為、BDSPに登場するエリートトレーナーのショウコが使ってくるトロピウスはプレシャスボールに入っているというオマージュがある。

  • DPではいかなる方法(ポケトレ大量発生ダブルスロットなど)を使ってもシンオウ地方に出現しないポケモンの一つだった。しかし、シンオウ地方に出現しない他のポケモンはいずれも、御三家伝説・幻のポケモンであり、どちらにも属さない一般ポケモンではトロピウスが唯一であった。ちなみに、後年に発売されたマイナーチェンジ版であるプラチナではノモセ大湿原に出現するようになっている。

関連イラスト編集

イラストは優しそうな雰囲気のものが多い。

みんな大好きトロピウス浜辺の探索

ホウエンの足119番道路


関連タグ編集


0356.サマヨール0357.トロピウス→0358.チリーン


同複合タイプ編集


関連ポケモン等編集





その他編集

  • 果物
  • バショウガンツバサ一族に属しているが、モチーフが飛行生物ではないバショウとなっている。一方で、トロピウスは実芭蕉(バナナ)がモチーフであるが飛行出来るという奇妙な違いがある。

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