概要
『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』に付属していた歩数計。
任意で好きなポケモンを送った後、腰などに付けて一緒に歩く事で歩数とW(ワット)が溜まり、W数に応じて新しいコースに行けたり、レアポケモンやレア道具を入手できる事がある「ポケトレ」や「ダウジング」といったミニゲームができるというものであった。
一日に歩いた歩数に応じて出てくるポケモンや道具の希少性もアップした。ポケモンを連れていない場合、野生ポケモンが一匹付いてくる事がありそのまま自分の手持ちになった。連れ歩くポケモンはミニゲームでゲットしたポケモンとは別の保有枠となり、「おでかけからかえす」を行わない限りウォーカーに残り続けた。
特に、長らく入手性に難のあったミカルゲ、チイラのみ、ヤタピのみなどは対戦勢なら垂涎物だったろう。
ちなみに、送ったポケモンは両作のグラフィックではなく、同世代で先に発売されていた『ダイヤモンド・パール』のグラフィックで表示されていた。
また、ポケトレでは、元来は自発的な攻撃手段を持たないメタモンやソーナノ・ソーナンスなども相手に攻撃を仕掛ける事ができた。
ポケウォーカーのモチーフはHGSSの礎となった『金・銀』と同時発売されていたポケットピカチュウカラーと思われる。
しかし、残念ながらポケウォーカーは予算の関係かカラー液晶による表示ではなかった。
電源はボタン電池のCR2032番を1個使用し、新品の電池で約4か月持った。
期間限定で特別コースが配布される事もあり、「きいろのもり」や「チャンプのみち」で手に入るポケモンは特にレア度が高かった(なみのりピカチュウやじばくゴンベなど)。
なお、本体は非常に精密で小さいのでシリコンカバーを付けた方が良いのだが、発売から年月が経った現在では、中古のソフトに付属していなかったり逆に単品で売られている事もある。
関連する周辺機器(ベルト取り付け用電池蓋、シリコンカバーなど)は絶版しており、新規購入のハードルはとても高い。
pixivでは主にポケウォーカー内に好きなキャラを連れて歩く企画のイラストにタグが付けられる。
関連動画
関連タグ
扇風機:上手く取り付けると歩かずして歩数を稼ぐことができた。他にもハムスターの滑車に取り付けたり、大人のおもちゃを子供向けに逆魔改造して振動を与えるといった形で歩数を稼ぐ者が現れた。いや、普通に歩けよ……
ポケモンGO:携帯できる機器を用いて移動しながらポケモンを捕まえるというコンセプトが似ており、ポケットピカチュウやポケウォーカーの流れを汲んだアプリと言われることがある。