概要
砦草草とは、ポケモンGOのgoバトルリーグにおける有名なパーティ編成の一つである。この編成はいわゆる「ギミックパーティ」と呼ばれるものであり、古くから使用者が多い。砦草草は運用がしやすく、goバトルリーグがあまり得意ではないプレイヤーでも結果を残しやすいためか、この編成を快く思わないプレイヤーも少なからずいる。砦草草をシバく目的でパーティを編成する人もいる。
しかし、シーズン20(2024年9月4日〜)からの調整により、うちおとすとはっぱカッターの威力が弱体化されてしまった。
なお、「砦草草」は英語では“Grasshole”(grass(草)+asshole(罵倒語))と呼ばれている。
初手ポケモン
「砦草草」における「砦」にあたる部分である。
トリデプス
タイプ: いわ/はがね 理想個体 0/15/14
「砦草草」と言われるだけあって、この編成を代表するポケモンである。理想個体値(ステータス積が最も高い個体)は攻撃0 防御15 HP14である。ただし、攻撃個体値が低いほど育成コストが高く、育てるのは大変である(理想個体ではLv.50まで強化が必要)。
- 砦の名に恥じない圧倒的に堅牢な耐久力を誇っており、ちょっとやそっとではビクともしない。はがねタイプによる数多くの耐性をもつことも耐久力の高さに拍車をかけている。
- 基本的には初手ポケモンとして使用する。相手の初手がほのおタイプやひこうタイプ(例外: グライガーなど)のポケモンといった圧倒的な出し勝ちでもない限り裏の草ポケモンに引くことになるだろう。
- 裏の草ポケモンに交替させずにトリデプスが倒されることは、対戦相手の裏ポケモンにひこうタイプなど草ポケモンが苦手なポケモンがいれば詰むので避ける必要がある。
- 明らかな不利対面ならば裏の草ポケモンにすぐ引けば良いが、厄介なのは圧倒的有利とも不利とも言えない微妙な対面の場合である。この場合、裏に引くタイミングをあらかじめ自分で決めておくか臨機応変に見極める必要がある。
- 通常技はうちおとすで確定である。ゲージ技はストーンエッジとかえんほうしゃであろう。トリデプスのミラー対面意識でラスターカノンを採用するプレイヤーもごく稀にいるが、ほぼ見かけないと言って良い。
代用ポケモン
「砦」と言われるほどであるのでトリデプスの代用は基本的には無いのだが、むりやり挙げることは可能である。下記はその一部である。
ボスゴドラ
タイプ: いわ/はがね 理想個体 0/14/12
- トリデプスと同じ複合タイプ いわ/はがね をもつ。通常技にうちおとすを覚えることも共通している。
- ゲージ技はストーンエッジ、メテオビーム、かみなり、ヘビーボンバー、がんせきふうじと豊富である。ただし、これではかえんほうしゃのようなはがねタイプに対する打点が存在しないことになる。
- また、攻撃がやや高いためにトリデプスに比べて耐久力が大きく落ちる(低くはない)。
ダイノーズ
タイプ: いわ/はがね 理想個体 0/15/15
- トリデプスと同じ複合タイプ いわ/はがね をもつ。通常技には、似た技いわおとしを覚える。チャージ効率に重きを置くならばスパークを採用するか。
- ゲージ技はいわなだれやマグネットボム、10まんボルト、でんじほうと、優秀な技を取り揃えているのだが、かえんほうしゃのようなはがねタイプに対する打点が存在しないことには変わらず、トリデプスに比べればどうしても使いやすさに欠けてしまう。
裏ポケモン
「砦草草」の「草」にあたる部分である。採用されるくさタイプのポケモンは何種類も存在する。以下に例を示す。
シャドウウツボット
タイプ: くさ/どく 理想個体 1/15/15
トリデプスと並んで、この編成を代表するポケモンである。トリデプスが「盾」ならばシャドウウツボットは「矛」の立ち位置であると言える。トリデプスの弱点であるかくとうタイプやみずタイプに耐性がある。
- シャドウウツボットとは、通常のウツボットとは違い、主にGOロケット団のサカキのおとり役から入手するシャドウ状態のマダツボミやウツドンを進化させたウツボットを指す。サカキを倒さずに黒色のロケットレーダーを所持していれば際限なく厳選することができる。
- 基本的には初手のトリデプスの引き先として使用する。初手の対面が不利の場合は主にひこうタイプやほのおタイプなどを釣ってあっさり倒されてもらい、トリデプスへ速やかにバトンタッチする役割をもつ。また、相手が替えてきたポケモンをむりやり倒して対面を取るといった役割も担う。
- 通常技ははっぱカッターが推奨される。コミュニティデイにてマジカルリーフを覚えたが火力が落ちるため推奨されない。ゲージ技はリーフブレードは確定であり、もう一つは大抵アシッドボム、意表を突いたり草ポケモンなどに打点を持ちたいならばヘドロばくだんを採用するのも良い。
- このはっぱカッター×リーフブレードのコンボが強力であり、シャドウウツボットの攻撃力も相まって尋常ではない対面性能を誇る。リーフブレードの技性能がポケモンGOの中でも段違いであり相手に負担をかけやすいため、シールドを一枚張ってもらえることも多い。
- シャドウウツボットの火力ゴリ押し性能は尋常ではなく、有利対面ならば例えばマリルリ相手ならばれいとうビームに留意さえすれば余裕で勝て、多くの強力なポケモン相手でもシールドやアシッドボムを使えばむりやり倒せることもある。レジスチルにだって勝てる。
- 耐久力が低いためシールドを使用してあげなければあっさり倒されてしまう。逆に言えば起点にされづらい。
- 以上から、シャドウウツボットはトリデプスとの補完性能が非常に高い。なお、現環境ではトリデプスの裏にウツボットがいるとは限らないが、ウツボットの裏にトリデプスがいることが非常に多い。
トロピウス
タイプ: くさ/ひこう 理想個体 0/15/15
裏の草ポケモンとして採用される一例である。はっぱカッターを使用するポケモンの中では最も耐久力が高い。ただし、トロピウスは地域限定ポケモンであり、日本在住のプレイヤーには入手難易度が高く、個体値厳選に至っては最難関レベルであると言える。他プレイヤーから交換してもらう手もある。
- 現地で個体値厳選をするにも、トロピウスが野生として湧く地域は晴れや強風であることが多く、天候ブーストにより各個体値が4以上になっていることが多い。そしてSCP 100位以内に攻撃個体値4以上の個体が存在しないことも難易度の高さに拍車がかかっている。
シャドウウツボットと同じはっぱカッター×リーフブレードのコンボの使い手である。こちらは耐久力が重視されているため、シャドウウツボットの化け物じみた火力に比べて見劣りはするものの、弱点を突かれても簡単には倒れないほどの耐久性能をもっている。
- 残念ながらシャドウウツボットのような尋常ではないゴリ押し能力は持ち合わせていないため、はがねタイプなどくさタイプ技の通りが悪い相手には不利である場合が多い。
- 通常技ははっぱカッターの他にエアスラッシュを覚え、こちらを採用するプレイヤーもいる。ゲージ技はリーフブレードとつばめがえしで確定。
- 複合タイプからこおりタイプが二重弱点であるため、シャドウオーダイルのれいとうビームなどで致命傷を負うことには注意しなければならない。さすがにマリルリのれいとうビームなど攻撃力が低い物ならば一発は余裕で耐えることができる。
メガニウム
タイプ: くさ 理想個体 0/10/15
裏の草ポケモンとして採用される一例である。はっぱカッターは覚えないが、耐久力が高めでかつ優秀な技を覚えることから採用するプレイヤーがいる。
- メガニウムはいわゆる御三家ポケモンであり、ハードプラントを覚えることが大きな特徴である。威力が実質120なのに対して必要エネルギーが45と破格の性能をもっており、並の耐久力のポケモンに負担をかけることができる。
- 通常技にはエネルギー効率が高いつるのムチを覚えるのでこれで確定であろう。
- また、ゲージ技にじしんを覚えるため、多くのはがねタイプやほのおタイプなどに打点をもつこともできる。
- 同じくさタイプに対する打点に乏しく、くさタイプポケモン相手に不利な立ち回りを強いられやすいのが欠点である。
ジャローダ
タイプ: くさ 理想個体 0/10/15
裏の草ポケモンとして採用される一例である。はっぱカッターは覚えないが、耐久力が高めでかつ優秀な技を覚えることから採用するプレイヤーがいる。
- ジャローダもいわゆる御三家ポケモンであり、ハードプラントを覚えることが大きな特徴である。
- 通常技にはエネルギー効率が高いつるのムチを覚えるのでこれで確定であろう。
- また、ゲージ技につばめがえしを覚えるため、同じくさタイプや苦手なむしタイプなどに打点をもつこともできる。
- 通常技の火力を重視するのがトロピウスならば、ジャローダはゲージ技の回転率を重視するポケモンであると言える。なお、グラスミキサーで相手に攻撃2段階デバフをお祈りする戦法も採れる。
フシギバナ
タイプ: くさ/どく 理想個体 0/14/11
こちらも裏の草ポケモンとして採用される一例である。優秀な技を覚えることから採用するプレイヤーがいる。
- フシギバナもいわゆる御三家ポケモンであり、ハードプラントを覚えることが大きな特徴になる。メガニウムと違って耐久力が高いとは言えないが、他にヘドロばくだんを覚えることができ、等倍以上の相手ならば大きな負担をかけやすい。また、ヘドロばくだんにより、同じくさタイプに対する打点があるのもメリットである。
- 負担をより大きくする目的でシャドウ個体を使うプレイヤーもいる。
- シャドウウツボットをも採用する場合は複合タイプが被る。
チェリム(ポジフォルム)
タイプ: くさ 理想個体 0/13/15(晴れ 4/12/15)
チェリムははっぱカッターの使い手である。また、通常技には他に、エネルギー効率が良いタネマシンガンも覚えるが、この技の採用率は低い。
- こちらの特徴は、ウェザーボールという消費エネルギー35のほのおタイプの技を覚えることである。これにより、同じくさタイプにはもちろんのこと、はがねタイプやこおりタイプ、むしタイプと、くさタイプの弱点であるタイプにも打点をもつ。
オーロット
タイプ: ゴースト/くさ 理想個体 0/15/15
こちらもくさタイプのポケモンの一例ではあるが、ゴーストタイプとして運用する意味合いも強い。ゴーストタイプは一貫性が非常に高いために対戦環境では使いやすい物となっている。また、砦草草に限らず環境で強力なポケモンとして高い採用率を誇っている。
- まず通常技として覚えるシャドークローが非常に優秀である。そこそこのダメージ効率に加えて高いエネルギー効率を持ち合わせた技であり、オーロットに限らずこの技をもっているがために環境入りするポケモンも存在するほどである。
- ゲージ技はタネばくだんとシャドーボールでほぼ確定である。タネばくだんはまずまずの性能のくさタイプの技であるが、シャドーボールは優秀な高威力技であり、対面性能が高い。
ワタッコ
タイプ: くさ/ひこう 理想個体 0/14/14
はっぱカッターは覚えないが、耐久力が非常に高いことに加え、チャージ効率が非常に高い通常技ようせいのかぜを覚えつつ優秀な高威力ゲージ技を覚えるゆえに採用するプレイヤーがいる。
- その耐久力はトロピウスやベロリンガをも超える。つまりはステータス積がかなり高いことを意味しており、殴り合いでは非常に強いポケモンであると言える。
- 通常技のようせいのかぜに加えて、ゲージ技はくさタイプではエナジーボール、ひこうタイプではアクロバットやつばめがえしと、必要最低限以上の技を取り揃えている。同じくさタイプ相手に負担をかけられるのも強みである。
- 通常技の威力が低いためにダメージソースはほぼゲージ技に頼らざるを得ないのが欠点である。
- トロピウスと同じくこおりタイプが二重弱点である。トライアンドエラーを繰り返しダメージ感覚を身に付ければ鬼に金棒であると言えよう。
- シーズン20において砦草草が弱体化されたが、環境に蔓延るオーダイルや地面アタッカーに対して強く出やすいため、ワタッコは強力なポケモンの一種として活躍している。
エルフーン
タイプ: くさ/フェアリー 理想個体 0/14/15
はっぱカッター、あまえるの両方、すなわち通常技のダメージ効率が最大の2つの両方をタイプ一致で覚える。しかし、後述の覚えるゲージ技の関係で、チャージ効率が非常に高い通常技ようせいのかぜを採用するプレイヤーが多い。
- ゲージ技はくさタイプではタネばくだんとくさむすび、フェアリータイプではムーンフォースを覚えるため、必要最低限以上の物は取り揃えている。また、同じくさタイプに対する打点をもつためにぼうふうを採用するプレイヤーもいる。
- 通常技の威力が非常に低いためにダメージソースはほぼゲージ技に頼らざるを得ないのが欠点である。
- エルフーン系統はどくタイプが二重弱点である。理想個体でもシャドウウツボットのアシッドボム(威力24)でさえ最大HPの約4割のダメージを食らう。
- シーズン20において砦草草が弱体化されたが、環境に蔓延るオーダイルや地面アタッカーに対して強く出やすいため、エルフーンも環境で活躍している。
ブリガロン
タイプ: くさ/かくとう 理想個体 1/15/15
はっぱカッターは覚えないが、優秀な技を覚えること、かくとうタイプであることから採用するプレイヤーがいる。
- ブリガロンもいわゆる御三家ポケモンであり、ハードプラントを覚えることが大きな特徴になる。耐久力が高いとは言えないが低くはない。他にばかぢからを覚えることができ、消費エネルギーが軽い上に等倍以上の相手ならば大きな負担をかけやすい。はがねタイプやこおりタイプに打点をもてるのもメリットである。かみなりパンチで苦手なひこうタイプなどに打点をもつこともできる。
- ひこうタイプが二重弱点であることに注意する必要がある。
ナットレイ
タイプ: くさ/はがね 理想個体 0/13/13
裏の草ポケモンとして採用される一例である。はっぱカッターは覚えないので、低威力だがエネルギー回収率がかなり高いタネマシンガンを採用する。メタルクローはシーズン20にて強化が施されたものの、技スペックがナットレイの需要とあまりマッチしないためにまず採用されない。
- ナットレイが覚えるゲージ技からパワーウィップ、かみなりの2つを採用するプレイヤーが最も多い。低エネルギーだが威力も低いミラーショットやエネルギーが70も要る割に威力が実質132しかないラスターカノンを採用する人もいるが、パワーウィップを切る人はまずいない。
シャドウウツドン
タイプ: くさ/どく 理想個体 1/15/15
シャドウウツボットの進化前のポケモンである。はっぱカッターがレガシー技だが、ウツドンを運用するならば覚えさせる必要がある。
- シャドウツドンはシャドウウツボットを超える攻撃力をもつ。反面、耐久力はより低く、ゲージ技はタネばくだんとヘドロばくだんくらいしか撃てないだろう。
- 総じて「2体目のシャドウウツボット」のような運用を行う。
カミツルギ
タイプ: くさ/はがね 理想個体 2/15/12(レイド産 10/15/15)
裏の草ポケモンとして猛者によって稀に採用されるロマン砲。はっぱカッターの攻撃力はシャドウウツボットをも超える。
砦草草対策
goバトルリーグは「じゃんけん」と揶揄されることがあるほど、本家ポケットモンスターに比べて、出し負ければそこからの挽回が厳しいものとなっている。そのため、特定のパーティ編成の対策は容易である。
アローラサンドパン
タイプ: こおり/はがね
砦草草対策の筆頭。トリデプスにも強く出られる上に裏の草にも強く出られる、砦草草絶対許さないマン。
- 通常技にこなゆきとシャドークロー、ゲージ技にれいとうパンチ、ドリルライナー、ふぶきがあり、はがねタイプにもくさタイプにも打点をしっかりもっている。
- トリデプスのかえんほうしゃは絶対に防がなければならない。また、耐久がすこぶる高いわけではないため、はっぱカッターやリーフブレードで意外に削られることも留意する必要がある。
エンペルト
タイプ: みず/はがね
こちらも砦草草対策の筆頭。トリデプスにも強く出られる上に裏の草ポケモンにもある程度強く出られる。
- 通常技は通常火力重視ならばはがねのつばさ、エネルギー回収住重視ならばメタルクローがある。ゲージ技は水御三家専用技ハイドロカノン、同じく優秀なドリルくちばしがあり、トリデプスにも草ポケモンにも打点をもっている。
- 耐久力は高くなく、くさタイプが弱点ではないものの等倍で受けることになるので、HP管理が必要である。
- 後述の砦草甘やメレ草草にはより強く出られるポケモンでもある。
グライガー
タイプ: じめん/ひこう
砦草草対策ポケモン。初手に使えば尚実力を発揮する。ひこうタイプでありながらいわタイプが弱点ではないどころか強く出られるポケモンである。
- 通常技はエネルギー効率が良いつばさでうつ、ゲージ技は大幅強化されたあなをほるとつばめがえし。ゲージ技の前者はトリデプスに、後者は草ポケモンに打点がある。グライガーの耐久力が高めなのもポイントである。
- 実はシャドウウツボットのはっぱカッターのゴリ押し対面でギリギリ負けてしまう。シールドを2枚使ってはくれるが。
ドククラゲ
タイプ: みず/どく
砦草草対策ポケモン。その高い耐久力優秀なみずタイプとどくタイプで砦草草を翻弄する。
- 通常技にどくづきを覚える。これは高めのダメージ効率とエネルギー回収率を誇る。ゲージ技はねっとうはトリデプスに対して十分なダメージを与える上に30%の確率で攻撃デバフをも付与する。アシッドボムによって相手の防御を確定で2段階下げることでどくづきなどのダメージを底上げすることも出来る。ドラゴンタイプなど特定の役割をもつためにふぶきを採用するプレイヤーもいる。
ラグラージ
タイプ: みず/じめん
初手トリデプス対策の筆頭。トリデプスにほぼ何もさせない。
- ラグラージはじめんタイプがあるのでうちおとすとストーンエッジに耐性がある。みずタイプもあるのでかえんほうしゃとラスターカノンにも耐性がある。
- ラグラージはいわゆる御三家ポケモンであるため、非常に優秀なゲージ技ハイドロカノンを覚えてくれ、通常技で覚えてくれる、エネルギー効率が非常に高いマッドショットと好相性である。また、どくタイプの技ヘドロウェーブ、トリデプスに二重弱点を突ける大技じしんを覚える。
- ただし、裏から出てくるくさタイプのポケモンから二重弱点を突かれては非常に痛いので、引かれたら迅速な対応をする必要がある。画面右上のタイプアイコンをよく観察すること。
- 余談だが、エネルギー0の状態でシャドウウツボットと対面した場合、ハイドロカノンすら撃てずに倒される。
- シーズン20にてマッドショットの威力が少し増した代わりにチャージ量が減少し、ハイドロカノンを毎回通常技5回分で撃つ必要が出てきた。
ナマズン
タイプ: みず/じめん
初手トリデプス対策の一種。その高い耐久力とじめんタイプの技によりトリデプスを完封する。
- 複合タイプはラグラージと同じ。
- 通常技にマッドショット、ゲージ技にどろばくだんを覚えるので、トリデプスにどんどん負担をかけられる。ついでに30%の確率で相手に攻撃デバフ効果を付与するねっとうも覚えてくれる。ひこうタイプに対する打点の欲しさにふぶきを採用することもある。
ランターン
タイプ: みず/でんき
初手トリデプス対策の一種。その高い耐久性能とみずタイプの技によりトリデプスに対して有利に立ち回ることができる。
- くさタイプに基本的には手も足も出ないので画面右上のタイプアイコンをよく観察する必要がある。
- かつての環境における暴れっぷりがナイアンティックの顰蹙を買ったらしく、スパークの弱体化調整、他のでんきタイプのポケモンがスパークの上位互換であるボルトチェンジを与えられるなど、散々な嫌がらせを受けてきたが、まだ強力なポケモンとして活躍している。
- シーズン20にてなみのりの必要エネルギーが増加したが威力が増加しておりゲージ技の回転率は落ちたもののダメージ効率は上昇しており、これを強化と見るプレイヤーもいる。
コノヨザル
タイプ: かくとう/ゴースト
初手トリデプスの天敵筆頭。タイプ一致のカウンターでトリデプスを粉砕する。
- カウンターの優秀な性能、ゲージ技にも必要エネルギーが35のつじぎりや優秀な高火力技シャドーボール、くさタイプなどに打点をもつれいとうパンチと必要な物をしっかり取り揃えている。
- 耐久力が高くないため、シャドウウツボットのようなゴリ押しポケモンに弱いことには注意。
- 環境トップクラスのポケモンとして大きく活躍している、チャーレムを環境から消したポケモン。
- しかし、シーズン20にてカウンターのチャージ量が減少する弱体化が施され、環境から数をかなり減らした。
チャーレム
タイプ: エスパー/かくとう
かつてのトリデプスの天敵筆頭。こちらもタイプ一致のカウンターでトリデプスを穴ボコにする。
- カウンターの優秀な性能に加え、グロウパンチで火力を強化していくことも可能である。他にはくさタイプに打点をもつれいとうパンチ、エスパータイプの技サイコキネシスを覚える。
- カウンターをタイプ一致で撃てるポケモンの中では耐久力が最も高い。
- かつては環境トップクラスの性能を誇っていたが、数多くの怨嗟の声にナイアンティックが屈し、サイコキネシスの弱体化調整やコノヨザルの台頭によって環境から消えたポケモン。
ファイアロー
タイプ: ほのお/ひこう
草ポケモンの天敵。はっぱカッターをものともしない焼き鳥。昔から環境で暴れていたのに弱体化どころか強化を施された、ナイアンティックのお気に入り。
- なによりそのやきつくすの超優秀な技性能である。硬直時間が長いものの、ダメージ効率もエネルギー効率も良い。さらにはニトロチャージで火力を上げることもできるし、そらをとぶは純粋に優秀なひこうタイプ技であるし、ブレイブバードで撃ち逃げしたり防御を下げて起点にさせなくする選択肢も取れる。
エアームド
タイプ: はがね/ひこう
草ポケモンの天敵。はっぱカッターを受け付けない鉄の鳥。
- かつては通常技がエアスラッシュで確定だったために基本的にはゲージ技も含めて飛行一辺倒にせざるを得ず、トリデプスに対して手も足も出なかった。しかし、はがねのつばさの大幅強化により選択技がこちらで確定になったため、トリデプスにもそこそこ負担をかけられるようになった。
対策ポケモンは他にも多数存在する。
関連パーティ
砦草甘
なんなら砦草草よりも使われており、採用者が多い。
- 裏ポケモンの2体目をはっぱカッターではなくあまえるにした編成である。あまえるもはっぱカッターに並んで通常技トップのダメージ効率である。あまえる枠はプクリンが担うことが多い。他にはアローラキュウコン、シャドウグランブルなどが存在する。
- プクリンを初手に持ってきた「甘草砦」、シャドウウツボットを初手に持ってきた「草甘砦」も存在する。
メレ草草
初手ポケモンをトリデプスではなくメレシーにした編成である。通常技はいわおとし、ゲージ技はいわなだれとパワージェムとムーンフォースを覚え、似たような立ち回りができる。
- トリデプスの弱点であるかくとうタイプが弱点ではなくなるうえにムーンフォースで打点をもっている。メレシーも耐久力が圧倒的に高いため、多少弱点を突かれた程度では致命傷にならない。
- ただし、はがねタイプがいっそう苦手になる。トリデプスならば有利対面であったエアームド一匹でパーティが崩壊しかねない。
砦草格
裏ポケモンの2体目をはっぱカッターではなくカウンターにした編成である。カウンターはダメージ効率が高くエネルギー効率も比較的高めであり非常に優秀な技である。