データ
概要
第5世代より登場した、ヘドロの波を起こし自身以外を巻き込んで攻撃する技。味方ポケモンがはがねまたは特性「テレパシー」持ちであれば敵陣のみを一方的に攻撃可能。
どく特殊最強技が威力90の「ヘドロばくだん」であったところに現れ、どく特殊技火力を上げてくれた(といっても5しか違わないが)。
威力95はどく特殊技の中では屈指の威力であり、これを越えるのは6世代以降で登場した「ゲップ」しかない(威力120の大技であるがきのみ消費が条件の上、命中90なので肝心な時に外れたりする)。高威力特殊技としては珍しく、第6世代でも威力95を維持している
ちなみにどく状態を起こす技は発動率が30%以上がデフォルトなのであるが、「ヘドロウェーブ」は10%。
初登場第5世代からわざマシン技となっており、自力習得出来るのはメノクラゲ系統とベトベター系統のみ。
習得者はイマイチ多くなく、毒よりも寧ろ湿地帯で生息している様なポケモンの習得が多い。
ダグトリオやコピペロスの皆様、ボルケニオン、ラグラージ(最強レイドでも採用された)、ヌメルゴン・ヒスイヌメルゴンの様な妙ちきりんなポケモンまで習得出来たりする。
一方でこの技が欲しそうなゲンガーやマタドガスは当初習得出来なかった。
なお、ゲンガーはハロウィン企画で配信された色違いかポケモンドリームワールドでこの技を覚えたゴースが使用出来、マタドガスはポケモンドリームワールドでこの技を覚えたドガースが存在していた。
ゲンガーは『ポケモンGO』でもこの技を使えていたが、修正が入って2016年8月19日以降のゲンガーは習得不可という事態となってしまった。
とかいっていたら『剣盾』でわざレコードとしてゲンガーやマタドガスも漸くまともに習得可能となった。ただし、マタドガスは耐久型であると追加効果発動率が高い「ヘドロばくだん」の方が都合が良い場合もある。
全体攻撃としては味方を巻き込む懸念が大きいため、基本はシングルで採用される。
毒特殊アタッカーであるドラミドロやウツロイド、「ちからずく」で威力が底上げ可能なニドキングやニドクイン等の採用が多い。また、ブロスターはこの技がないとマリルリやブリガロンで止まる。
技としては自身以外を巻き込んでいるなみのりに違い技なのであるが、第6世代の演出が明らかに故意に味方を狙っているとしか思えないものとなっているのは気のせいか(第6世代の演出は対象ポケモンそれぞれへ1つずつヘドロの波が襲うというもの)。
というか第5世代の時点でなぜか戦闘アニメがサイコウェーブの色違いとなっており、どう見ても全体攻撃に見えない様な代物となっていた。
第7世代以降は6世代のなみのり、だくりゅうの同じ様な演出になったが、今度はなみのり、だくりゅうの演出が7世代でガラッと変わったため、液体の波を起こす技なのになぜかヘドロウェーブだけ演出が違うという妙ちきりんな現象が起きていた。
第9世代でオープンワールドとの兼ね合いで技の演出が全体的に見直された結果、ようやく3つの技のエフェクトが一致する様になった。(なお、サイコウェーブは剣盾以降廃止された)
参考:なみのり、だくりゅう、ヘドロウェーブとサイコウェーブの戦闘アニメ
なお、アニポケでは「なみのり」や「だくりゅう」など、波系技に規制が入っているのは有名な話であるが、この技は規制対象ではないようで、サトシのガマガルが使用している。その技のビジュアルは大波を起こすのではなく、体に毒液を纏い、それを伸ばして束として相手にぶつけるという形での登場である。
これは「どくづき」の方が近いのでは……?