基礎データ
全国図鑑 | No.0706 |
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マウンテンカロス図鑑 | No.021 |
アローラ図鑑(SM) | No.180 (アーカラ図鑑:No.107 ウラウラ図鑑:No.076 ポニ図鑑:No.068) |
アローラ図鑑(USUM) | No.219 (アーカラ図鑑:No.120 ウラウラ図鑑:No.083 ポニ図鑑:No.081) |
ガラル図鑑 | No.391 (ヨロイ島図鑑:No.062) |
ヒスイ図鑑 | No.117 |
パルデア図鑑 | No.174 |
ぶんるい | ドラゴンポケモン |
タイプ | ドラゴン |
たかさ | 2.0m |
おもさ | 150.5kg |
とくせい | そうしょく/うるおいボディ/ぬめぬめ(隠れ特性) |
他言語版の名称
英語 | Goodra |
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イタリア語 | Goodra |
スペイン語 | Goodra |
フランス語 | Muplodocus |
ドイツ語 | Viscogon |
進化
ヌメラ → ヌメイル(Lv.40) → ヌメルゴン(雨の降る場所でLv.50以上)
リージョンフォーム
ぶんるい | からこもりポケモン |
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タイプ | はがね / ドラゴン |
たかさ | 1.7m |
おもさ | 334.1kg |
→ヒスイヌメルゴン
概要
ヌメラ系の最終形態。名前はそのまま「ヌメる」と「ドラゴン」の組み合わせ。
ヌメイルが雨が降っている場所でレベル50以上にレベルアップすると進化する。
『XY』における600族ポジションのポケモン。
600族といえばガブリアスやバンギラスなどいかつい容姿のポケモンが多かったが、このヌメルゴンはどちらかいうとカイリュー寄りで、可愛げな姿をしている。
色違いは全身が黄色っぽく、緑色の部分は紫色になっている。
体からは常に粘液を分泌しており、戦闘中でも二の腕の辺りや顎の辺りからぴたぴたと垂れ落ちている。手足等の先端部分に溜まっている部分を見るかぎり、粘液は薄い緑色の模様。
頭の小さな触角を触られると喜ぶが、手を触られるのはあまり好きではないらしい。
進化条件通り、雨が降りしきる湿った環境を好む。
進化して手足がしっかりとしたものになったが、あまり力強く発達していないのか武器としては使う気は無い様子(パンチ・キック等手足に関する技をレベルアップでは全く覚えず、『ORAS』の教え技で「ほのおのパンチ」「かみなりパンチ」「きあいパンチ」を習得するのみ)。
また、爪の類を持たないにもかかわらず、第9世代ではドラゴンクローを覚える。
肉弾戦は主に伸び縮みする角(触角の後ろの太い部分)や太い尾、その体自体を武器に戦い、それらで相手を殴りつける戦い方を得意とする。威力はプロボクサー100人分のパンチに匹敵するらしく、攻撃時の動きを見ているとわかるが、太く重鈍そうな体型の割には意外とよく動く。
とても人懐っこく、大好きなトレーナーには抱き付いて粘液でヌルヌルにしてしまう、とあるポケモンを思い起こさせる習性を持つ。
また、これらの様子からサトシの手持ちだったこの子を思い出す人もいると思われる。
もしかするとヌメルゴン同士は仲の良い者同士でお互いに粘液を塗りつけあう習性があるのかもしれない。
なお野生のヌメラの粘液は雑菌だらけ、そしてヌメイルには何でも溶かしてしまう粘液を出す能力があったが、同様の性質がヌメルゴンの粘液にもあるとするとトレーナーは色々と大変なことになってしまう気がするが……。
ヌメイルの頃ほどではないが知能はあまり高くないようで、たまにトレーナーの指示が理解できずキョトンとしてしまうことがあるという。なおトレーナー達からは「そんな姿も可愛い」と人気らしい。
モデルは恐らく、フランスの民間伝承のドラゴン、Lou Carcolh(ル・カルコル)。
ぬめぬめした軟体動物のような体と触角、カタツムリのような殻を持ち、スライムに覆われた触腕で獲物を捕らえ、大きな口で丸呑みにする怪物で、フランス南西部の地下洞窟に住むと信じられていた。
カロス地方のモデルがそのまんま伝承のあるフランスである事からも、恐らく間違いないだろう。
長生きした貝類が龍に変じるという話は、日本の出世螺などを始め、他の古典や文献でも見られる(また、米国などにも蛭竜などの伝説がある)。
能力
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
90 | 100 | 70 | 110 | 150 | 80 |
能力も攻めに特化している事が多い今までの600族とは異なり、やや耐久向けの能力値・特性となっている。
特に特防はクレセリアやカイオーガをも上回り、特殊技で倒そうとするとかなりの苦戦を強いられる事になる。H振りで新アイテム「とつげきチョッキ」を持たせれば眼鏡ラティオスの「りゅうせいぐん」すら耐えてしまう。
ただし反面防御は並程度。弱点タイプの物理技、特に「じゃれつく」などはタイプ不一致のサブウェポンとして採用するポケモンもいるので注意したい。
この能力を活かした特殊耐久型や、前述のとつげきチョッキを持たせた対特殊用アタッカー型が主流。
上記の図鑑解説文とは異なり、攻撃はさほど高くなく(フライゴンと同じで平均上レベル)、特攻の種族値の方が攻撃よりも高い。
攻撃技のレパートリーは豊富で、「りゅうのはどう」「りゅうせいぐん」「げきりん」はもちろん、「だいもんじ」「10まんボルト」「きあいだま」「ヘドロばくだん」「アシッドボム」「ハイドロポンプ」(第8世代から)といった特殊技や「じしん」「アクアテール」「パワーウィップ」「フェイント」といった物理技もあり、形が読まれにくいのも強み。苦手な防御面も「とける」で補う事ができるほか、低さを逆手にとって「カウンター」で返り討ちにしてしまう事もできる。
みずタイプの技もそれなりに覚えるが、水に入ると粘液が流れてしまう為なのか「なみのり」は第8世代まで覚えることができなかった。
高い耐久を持ちながら回復手段に乏しかったが、第8世代でようやく「いのちのしずく」という高速回復技を習得。味方全体に効果を及ぼす分回復量は少ないが、「ねむる」しかなかった選択肢が増えた。ちなみに軟体系モチーフのポケモンにしては珍しく「じこさいせい」を覚えられない。
特性のオススメは厄介なこなや胞子を含めたくさタイプを無効化する「そうしょく」。
隠れ特性の「ぬめぬめ」は、主にシングルでのタイマン性能の向上に使える。効果自体は強力なものの、接触技は大半が物理技なので物理耐久がそこまで高くないヌメルゴンでは運用は結構難しかったりする。
「うるおいボディ」は雨パで使う事前提なら悪くないが、「げきりん」の混乱は防げない。
総じて、その地味な能力から積極的にパーティに採用されることは少ない。そのため、ジャラランガと並ぶ600族の最弱候補として語られることもある。それどころか、向こうと違い一度も環境入りしたことがないため、こちらが最弱とされることも。しかし、上記のような他の600族にはない強みも持っているため、上手く使えれば600族として相応しい活躍をしてくれるだろう。
一応ヌメルゴンの名誉のために言っておくと、剣盾のポケモンホーム解禁前は高い耐久と優秀なダイマックスわざを活かしたパーティの潤滑油としてダブルバトルで一定数使われ、シーズン1からシーズン3にかけては使用率が40位台から50位台を推移していた。
使用トレーナー
ゲーム版
アニメ版
- サトシ
- キバナ
- カルネ
漫画版
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
サトシのヌメルゴン
CV: うえだゆうじ
XY編65話にて、サトシのヌメイルが自身の「あまごい」で進化した姿(※ゲームではできないので注意)。同時に、アニメシリーズにおけるサトシの手持ちの中では初の600族のポケモンとなった(フカマルは手持ちにいるが、ガブリアスまでは進化していない)。
ヌメラの加入が同55話、ヌメイルへの進化が同61話であるため、何と加入後わずか10話で最終進化を果たしたことになる。これは、サトシの2進化するポケモンの内、バタフリーに次ぐ早さである。
詳細はこちら。
- XY56話:端末データで登場
- カルネのヌメルゴン
- 新無印でアニメでも手持ちにしている事が明らかとなっているが、マスターズ・トーナメントセミファイナルでのダンデ戦でゴリランダーに敗れた模様。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
13章でヒガナの手持ちで登場。体から分泌した粘液と「ヘドロウェーブ」を混ぜ合わせた液体で相手の動きを封じつつダメージを与える事ができる。
関連イラスト
関連タグ
ポケットモンスター ポケモン ポケモンXY
ポケモン一覧 ドラゴンタイプ
0705.ヌメイル/ヒスイのすがた→0706.ヌメルゴン/ヒスイのすがた→0707.クレッフィ
カタツムリモチーフ
同ドラゴン単タイプ
ミニリュウ/ハクリュー |
タツベイ/コモルー |
キバゴ/オノンド/オノノクス クリムガン |
ジャラコ |
レジドラゴ |
600族
世代 | ポケモン |
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1 | ミニリュウ→ハクリュー→カイリュー |
2 | ヨーギラス→サナギラス→バンギラス(メガバンギラス) |
3 | タツベイ→コモルー→ボーマンダ(メガボーマンダ) |
゛ | ダンバル→メタング→メタグロス(メガメタグロス) |
4 | フカマル→ガバイト→ガブリアス(メガガブリアス) |
5 | モノズ→ジヘッド→サザンドラ |
6 | ヌメラ→ヌメイル/ヒスイヌメイル→ヌメルゴン/ヒスイヌメルゴン |
7 | ジャラコ→ジャランゴ→ジャラランガ |
8 | ドラメシヤ→ドロンチ→ドラパルト |
9 | セビエ→セゴール→セグレイブ |