基礎データ
全国図鑑 | No.0443 |
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シンオウ図鑑 | No.109 |
マウンテンカロス図鑑 | No.006 |
アローラ図鑑 | No.307 |
カンムリ雪原図鑑 | No.116 |
ヒスイ図鑑 | No.187 |
パルデア図鑑 | No.126 |
ローマ字表記 | Fukamaru |
ぶんるい | りくザメポケモン |
タイプ | ドラゴン/じめん |
たかさ | 0.7m |
おもさ | 20.5kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | すながくれ/さめはだ(隠れ特性) |
おとしもの | フカマルのウロコ |
タマゴグループ | かいじゅう/ドラゴン |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | フカマル | 鱶(ふか/サメの別名) |
英語・スペイン語・イタリア語 | Gible | ground(大地)+nibble(かじって食べる) |
ドイツ語 | Kaumalat | kauen(噛んで食べる) |
フランス語 | Griknot | grignoter(かじって食べる)+quenotte(歯) |
韓国語 | 딥상어동 | deep(英語で深い)+상어(サメ)+동(童) |
中国語(簡体字) | 圆陆鲨 | 圆(円)+陆(陸)+鲨鱼(サメ) |
中国語(繁体字) | 圓陸鯊 | 圓(円)+陸+鯊魚(サメ) |
進化
概要
第4世代『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』に初登場した、丸っこい体型の鮫のようなポケモン。
外見上はほとんど鮫の頭部だけの体に、手足が付けられたような極端なデフォルメがされており、手と足の指の数はそれぞれ3本ずつ。頭部には撞木鮫(シュモクザメ)のような突起が、左右対称に付いている。
体色は青色で、腹部のみ赤みを帯びた色をしており、鋭い牙が生え揃った大型の口は体のサイズと比較してかなりの大きさ。
それら口内の歯は摩耗や弾みで簡単に抜け落ちるが、数日あれば元通りに生えて来るという、現実のサメと瓜二つの性質を有している。
雄雌の違いとして、背鰭に切り込みがあるのが"雄"、切り込みがないのが"雌"。公式絵は雌だが、イラストとして多いのは雄。
元来はアローラ地方よりも気温の高い熱帯に生息していたが、現在は寒冷化による寒さを避けるため地熱で暖かい洞窟等に生息しているという、古代生物を連想させる設定を持つ。
特にシンオウ地方は気候が涼しい為か、(伝説を除くと)野生出現するDP時点の新ドラゴンタイプはこの系統しか存在しない。そうした地域で一緒に住むなら、暖房代がかかるのだとか。
ねぐらとしている洞窟に獲物が近付くと、見境なしに素早く飛び出して襲い掛かり、大口で相手に噛み付いて巣穴へ引き摺り込もうとする。
その顎を用いた攻撃は威力こそ十分だが、まだ上手く戦えず、却って自分の体を傷付けてしまうことがあるが余り気にしない模様。
なお、大口に反して胃袋は小さめらしく、イメージほど大食漢というわけではないようだ。
ドラゴンタイプなのに何故シュモクザメがモチーフになっているのは、古くから日本では鮫の事をワニと呼ばれておりそこからワニ→爬虫類=ドラゴンのイメージが付き設定されたのだと思われる。
名前の由来も、恐らく「フカ(鱶<ふか>:鮫の別名)+マル(丸:[~丸]といったように船名などに用いられる接尾語)」。これに「深まる」(洞窟の奥深くに住むので)を掛けたのだろう。
色違いは、より鮮やかな青い体色になり、腹部は黄色くなる(クイックボールと同じ配色)。
ゲームにおける特徴
ダイヤモンド・パール・プラチナ
初登場となる本作では野生フカマルの捕獲には少し苦労する。というのも、野生のフカマルが出現する場所は、マップ上では見ることが出来ない入口より入る「まよいのどうくつ」の地下にしか登場しない(『プラチナ』では岩が撤去されてかいりきが不要となったため、入口の場所さえ分かれば序盤からフカマルを使用することができるようになった)。
但し出現率は低くなく、捕獲率も低い訳ではないのでゲット自体は難しくない。ただ捨て身技も使用して来るので、自滅には注意。
ハートゴールド・ソウルシルバー
ジョウト地方にあるサファリゾーンで、そうげんブロック13個・いわばブロック17個設置するとみずべのいわばエリアに出現。…するのであるが、日数経過に100日も掛かるという入手困難なポケモンの1匹でもある。
素直に通信交換で『DPt』から連れて来た方が早い。
ブラック・ホワイト / ブラック2・ホワイト2
現在、通常は別ソフトから連れて来る方法でしか入手できないが、『ブラック2』のみブラックシティにある黒の摩天楼突破後にサンギタウンでバンジロウからタマゴを貰うことができ、確定で色違い個体である。
X・Y
13ばんどうろに生息
オメガルビー・アルファサファイア
グラードンorカイオーガ戦後、111ばんどうろでシルエットで出現し、忍び足でエンカウント可能。
サン・ムーン / ウルトラサン・ウルトラムーン
野生では出現せず、ウラウラ島ハイナ砂漠で砂嵐時にのみ乱入で現れるガバイトを捕獲し、タマゴを入手する必要がある。
Let's Go!ピカチュウ・イーブイ
当然ながら未登場。
ソード・シールド
DLC『冠の雪原』で内定し、『シールド』のみ登場。カンムリ雪原の登頂トンネルに生息している。
ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール
リメイク前同様、「まよいのどうくつ」に出現するが、グレイシャバッジ入手後には地下大洞窟の「地下水脈の空洞」「川岸の空洞」「水鏡の大空洞」にも出現する。
LEGENDSアルセウス
天冠の山麓の「崖登り崖」「迷いの洞窟」、純白の凍土の「雪崩坂」に生息。
スカーレット・バイオレット
内定。野生では西1・2番エリアにある洞窟、ベイク空洞に生息。DLC『碧の仮面』では、キタカミの里・「楽土の荒地」東にある洞窟に生息。
また、ハッサク先生の授業アシスタントを務める「フカマル先輩」が登場。「フカフカ」
先輩が登場する授業のお題は何とテラスタル。本作の目玉ともいえる新要素を実演しながらの授業という、地味ながら重要な役を果たす。「フルッカー!」
最初は草タイプにテラスタル。結晶の形でタイプを見分けることを教えてくれる。
次の授業では氷タイプにテラスタル。タイプ変化によって本来のタイプ相性を覆すという、対戦におけるテラスタルの基礎ともいえる戦術を教えてくれる。また、氷タイプのテラスタルのモチーフとなっている雪の結晶から、今作のデザインにも多用されている六角形の話題への展開も行われる。
バトルは勿論、美術らしい話題としても中々面白い授業である。「キラフカ…」
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
58 | 70 | 45 | 40 | 45 | 42 | 300 |
「こうげき」がそこそこ高い以外は、これといって目立った点はない。
タイプ一致技を自力で覚えるのはかなり後の方となって来る。
そのため、ストーリー進行のために捕獲する場合以外は、「タマゴわざ」や「わざマシン」等で、強力な技を覚えさせてからの方が、育成面で楽がしやすくなる。
使用トレーナー
ゲーム版
アニメ版
漫画版
番外作品
ポケモンGO
2019年5月18日に実装。同年12月17日にはコミュニティデイを待たずして色違いも実装された。
大方の予想以上にレアで、同様の立ち位置のミニリュウやヨーギラスよりも出現率が遥かに低いうえ、ミニリュウの件もあってか巣が存在せず、タマゴもやはり10㎞かイベントの7㎞限定、後述の「GO Fest2020」以前には系統揃ってレイドボスに選ばれたことすらなかった…と、これでもかという程入手・育成に苦労する要素が詰まっている。
ガブリアスの高い人気と性能もあって需要は非常に大きく、高個体値または色違いの個体を入手できたら相当運が良いと言える。進化後のガバイトも非常に低確率ながら野生で出現する。
それでも入手難易度は大分テコ入れされており、2020年5月22 - 29日の「ジェネレーションチャレンジシンオウ」で初めてリワードとなり、同年7月25・26日の「GO Fest2020」では初の出現率上昇&念願のレイドボス抜擢(難易度は☆2)となった。さらに8月1 - 7日の「ドラゴンウィーク」でも野生での出現率上昇・レイドが行われた(尚このイベントで色違いが実装されたモノズはどちらもなく7㎞タマゴから孵化するのみであった)。
さらに、2021年1月に開催されたシンオウセレブレーションでも再度レイドボスに抜擢され、☆1のレイドボスとして登場した。なお、GO Festの少し前に「フレンドをレイドに招待する機能」が実装されていたため、レイドボスとして登場した際には、復刻した伝説の面々に混じってフカマルのレイドにトレーナーが殺到・フレンド同士で招待し合う光景が見られることもザラであった。ただ、レイドボスとしての出現率が低めなせいで、同じ☆2のタマゴより高確率で出現するアローラナッシーやアリゲイツが忌み嫌われるとんだ風評被害も起きた。
テコ入れされてきている(レイドボスとして実装された際に招待機能を使えばそこそこの数のフカマルと対戦できたので、これまでと比べて圧倒的に厳選が楽になった)とはいえ、まだまだ出し惜しみされている感は否めず、プレイヤーの中からは「フカマルを集金やゲームの延命に利用している」(所謂"株ポケ商法"のやり方)というかつてのアローラロコンの時と同じような批判の声も出始めた(こうしたことがあったためなのかは定かではないが、翌年の「GO FEST 2021」では同ポジションと言えるモノズのレイドの出現率がかなり高めに設定されることとなった)。
流石に開発側もまずかったと判断したのか、シンオウセレブレーションの際にはフカマルレイド出現率が引き上げられ、ジムの多い都市部などへ赴けばそれなりにフカマルと戦闘できるようになった。また、この少し前にフィールドリサーチの報酬にもなったため、これも併用すれば以前と比べると入手難易度が若干ではあるが下がっている(ただし、リサーチのお題目が「エクセレントスローを3回連続で投げる」というかなり難易度が高いものなので、ボールを投げるのが苦手な人にとっては依然として敷居が高い存在になってしまっている)。
以降も度々イベントでピックアップされており、以前と比べるとフカマルが手に入らず困っているという者は少なくなっていると思われる。
そして、2021年6月6日に開催のコミュニティ・デイでは遂にフカマルがターゲットに抜擢された。これまでユーザーの満足が行く救済措置が中々取られて来なかっただけに発表後に世界中で歓喜の声が上がったのはいうまでもないであろう(ちなみに習得できる特別な技は「だいちのちから」)。日本では前日からTwitterのトレンドに“フカマル”が入っていたほどで、どれだけファンの間で注目されるイベントになっていたかが窺える。
なお、この1つ前のチルットのコミュニティ・デイに合わせる形でメガチルタリスが実装されたことから、プレイヤーの間では、「同様にイベント終了後にメガガブリアスを実装予定なのではないか?」という予想の声もあったが、いざ当日となってみるとメガガブリアスは実装されず、こちらは当面先までお預けということとなった。
ポケモンマスターズ
ウォロ&フカマル
2024年3月29日に実装され、トレーナーズサロンでウォロとの親密度をLv100にすると解禁される。ロールはアタッカー。
技
じならし | 相手の素早さを1段階さげる |
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ディフェンダー | 自分の防御を2段階あげる |
すなあらし | 天気をすなあらしにする |
興味がそそられます | 自分の攻撃を4段階+急所率を2段階あげる。天気がすなあらしのときはさらに自分の回避率を2段階あげる。 |
バディーズ技
好奇心に忠実なグラウンドインパクト |
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追加効果なし |
パッシブスキル
砂嵐無効 | すなあらしによるダメージを受けない |
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相手素早さ↓分威力↑ | 相手の素早さがさがっているほど自分の技の威力をあげる |
砂嵐時B技威力上昇5 | 天気がすなあらしのときはバディーズわざの威力をあげる |
ポケモン不思議のダンジョン
「コロコロどうくつ」、空では「ゼロのしま ちゅうおうぶ」に出現する。仲間にできるのはコロコロどうくつのみ。
「炎の冒険団」のみ、「たからだにへのみち」と「さいごのれいほう」に出現する。
砂の大陸・ラムルタウンのシャンデラと会話後に紹介でコネクテッドする。
ポケモンレンジャー
パートナーポケモンの1体として登場。クエスト「ペリッパーのおねがい」をクリアするとパートナーとなる。
アサヒ遺跡に出現。フィールド技は「こわす1」
ポケパーク
ケイブゾーンに登場。レールが何者かによって切られてしまった為になおるまでトロッコで遊んでいたが、レールを取り戻した後、トロッコを返して貰う為にバトルになる。勝利すると友達になってくれる。
ロックエリアの「さんがくようさい」におり、バトルに勝つと友達になってくれる。
アニメ版
アニポケ・サトシの旅シリーズ
〈レギュラーの手持ち〉
- アイリスのフカマル
- CV: 古島清孝 ベストウイッシュシーズン2特別編2話で登場。こちらも性別は♂。詳細はこちら
〈ゲストなど〉
- カズナリのフカマル
- CV: 小西克幸
- ダイヤモンド&パール編145話で登場。スイレンタウンへの道すがら遭遇した野生個体。カズナリがサトシとの争奪戦の末捕獲した。
その他
アニポケ・リコとロイの旅シリーズ
- フカマル先輩
- 48話で、ボウルタウンに登場。
余談
進化後のガブリアスにもいえることであるが、彼らは近年の作品において、カンムリ雪原や、シンオウ時代よりも厳しい環境下にあったヒスイ地方時代は永久凍土など、寒さに弱いという設定の割に雪原フィールドに出現している、中々にガッツのあるポケモンである。
他のポケモンがヒスイからシンオウに変わる中で軒並み姿を消した種が多い中、長居し続けられたのは凄いことであるが、シンオウ地方北部にある純白の凍土よりガブリアスが姿を消したことを考えると、フカマル系生息域はヒスイ時代と比べて格段に狭くなっていることが分かる。
恐らく、現在生き残っているのは、シンオウ時代の迷いの洞窟に当たる天冠の山麓西部に居残った個体の子孫だろう。
明らかにシンオウよりも寒いカンムリ雪原にも生息している辺り、手頃な洞窟さえあれば、寒い地方でも定着できてしまうのかもしれない。
この他には111ばんどうろ(ホウエン)や13ばんどうろ(カロス)といった砂漠・荒野地帯にも生息が確認されている。一定の気温さえあれば、洞窟外でも長時間生活可能ということであろうか?
見た目や生態、進化後の名前の由来に反してガバイト共々剣盾でかみつくを習得するまでは一切噛み付き系技を覚えられなかった。SVではほのおのキバ、かみなりのキバも覚えられるようになった一方でかみくだくはガブリアスになるまでお預けと、ガバイトまでの時点ではそこまで顎の力は強くないのであろう。
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関連タグ
図鑑番号順
同複合タイプ
600族・初期形態
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その他