「ゼドアーッ!!」
基礎データ
全国図鑑 | No.0718 |
---|---|
マウンテンカロス図鑑 | No.150 |
アローラ図鑑 | No.263 |
ローマ字表記 | Zygarde |
分類 | ちつじょポケモン |
タイプ | ドラゴン / じめん |
高さ | 5.0m |
重さ | 305.0kg |
せいべつ | 不明 |
特性 | オーラブレイク / スワームチェンジ(第7世代で追加) |
タマゴグループ | タマゴみはっけん |
※初登場時の姿である50%フォルムのデータ。他の形態に関しては該当ページ参照。
各言語版での名称
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ジガルデ | Z+ζυγωτός(zygōtos、ギリシア語で結合する)+garde(フランス語で監視・保護)+garðr(古ノルド語で囲い、領域) |
英語・ドイツ語・スペイン語・フランス語・イタリア語 | Zygarde | 日本語名に同じ |
韓国語 | 지가르데 | 日本語名の音写 |
中国語(簡体字) | 基格尔德 | 日本語名の音写 |
中国語(繁体字) | 基格爾德 | 日本語名の音写 |
ヒンズー語 | ज़्यगार्ड | 英語名の音写 |
ロシア語 | Зайгард | 英語名の音写 |
タイ語 | ซีการ์ด | 日本語名の音写 |
概要
『ポケットモンスター XY』(第6世代)で初登場した伝説のポケモン。
殿堂入り後に「終の洞窟」の最深部で捕まえられる。
生態系の「秩序」を司るポケモンで、普段は地中の奥深くからカロス地方を監視しているが、その生態系を乱すものが現れると洞窟より出てその力を行使するとされている。
伝説では初のドラゴン・じめんだが、一般ポケも含めた場合ではこのタイプの組み合わせの先輩としてガブリアスやフライゴンの系統がいる。
背中から目の付いた襟巻のような器官が生えた、大蛇のような見た目をしている。体中に蛇肌のような黄緑色のハニカム模様が存在し、目もハニカム状になっているが、それらの一部は白く発光している。
生物的とも非生物的ともとれる抽象的な見た目やハニカム状の目が虫の複眼を思わせることから、気持ち悪いという声もあればかっこいい・かわいいと言う声も。
西洋にはワームという蛇のような古いドラゴンがいるが、じめんタイプがついてることからツチノコを意識している可能性もある。
また、ツチノコ仲間としてノコッチがいるためか、一部ではメガノコッチとも呼ばれている。
恒例となった「中間要素を持つ三匹目の伝説」であり、ゼルネアスが「X」イベルタルが「Y」。そしてこのポケモンは「Z」から始まる名前を持ち、横から見た形もアルファベットの「Z」のように見える。
だが能力値はその二匹より劣っており(ラティアスなどと同じ合計600)、おまけにゼルネアスにはドラゴンタイプのわざが効かなければ、イベルタルにはじめんタイプのわざが効かずでと相性も悪い。加えてこの二匹の特性に対するメタ特性「オーラブレイク」を所有しているにもかかわらず二匹の専用技に影響が全く無い。
また、ゼルネアスが「不老不死」、イベルタルが「破滅」と説明に壮大なものがあるのに対し、ジガルデはただ「監視」しているだけという地味なYの説明もよくネタにされている。
ゲームでの性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
108 | 100 | 121 | 81 | 95 | 95 | 600 |
種族値としては、防御が高く特攻がやや低めな点以外はいずれも100前後とほぼ横並びで、
じめんドラゴンの複合では初めて「りゅうのまい」と「しんそく」を覚えられる。
ドラゴン・じめんタイプゆえに「れいとうビーム」であっさり落ちるため慎重な運用が必要ではあるが、相手の物理攻撃を受けてから舞い、反撃するのに適している。
全ポケモン中唯一のフォルムチェンジの際にHPのステータスが変化するポケモン。50%からでも半分近く、10%からならHPが1でも変身時に半分以上にまで回復する。
本気を出すのは特性のスワームチェンジしてからだが、その真価は圧倒的耐久力にあり相変わらず攻撃力は控えめ。足りない火力は「りゅうのまい」や「へびにらみ」と「とぐろをまく」等を組み合わせて補っていき、ひこうタイプや特性の「ふゆう」を物ともしない破格の性能を持つサウザンアローを放つことで禁止級伝説の名に恥じない圧倒的な耐久と強力な範囲を押し付けていける。
同タイプ同合計種族値のポケモンにはあのガブリアスがおり、攻撃・素早さに関しても後一歩足りないと言う厳しい性能なのが悩み所…が、それは比較対象が悪いだけである。
攻撃技・補助技共に遜色ないまでに揃っており、特にしんそくや「へびにらみ」、「とぐろをまく」等優秀な技も多数習得できるのは大きな利点。
専用技として覚える「グランドフォース」も味方を巻き込まないメリットがあるため、ダブルで相方を選ばなくなるのは大きな強み。
伝説のポケモンなのにサポーターと言うのももどかしいものがあるが、天敵の多いシングルよりは多彩な技でサポートに回せるダブルトリプルでなら活躍できると言う見解が有力である。
しかし、やはり外国や日本の一部ではあまり人気がないためか、GTSではあちこちでジガルデが適当なポケモンと交換されているという伝説にあらぬ事態が起こってしまっている。
孵化余り・隠れ特性・カロス御三家ならまだしも、レア色のビビヨンやかわりものメタモンでも成功し、果てはミラクル交換で勝手に流れてくる始末。
その後ORASではスーパーひみつきちにて、ハピナスを手早く倒せるという需要を得た模様。
正体
始まりは映画『光輪の超魔神フーパ』のエンドロールの後に流れた2016年の映画予告。そこでジガルデを彷彿とさせる謎の巨人や、ジガルデをデフォルメしたような小型のポケモンの存在が確認された。
そしてアニポケXY&Zの情報が公開され、この謎のポケモンの正体と共に、ジガルデに隠されたとんでもない真実が判明する事となった。
なんとジガルデは小さな「コア」に細胞に相当する「セル」が収束した、多数のポケモンの集合体である群体生物だったのである。
集まれば集まるほどその姿は大きく変化していく。
上記で説明した容姿は、あくまでも戦闘力が半分の「50%フォルム」でしかなかった。
ジガルデ・コア
ジガルデの脳となる存在。別のコアやセルとテレパシーでコミュニケーションを取る。生態系に異変が生じると、単独行動する事があるという。
ジガルデ・セル
ジガルデの体を構成する細胞のようなもので、各フォルムに存在するハニカム要素の正体。
コアが蕩けたような外見をしている。自我は持たず、各地に無数に散らばっているという。
なお、集合体でなければわざを使って戦闘できないようで、コアと共に単体ではポケモンと呼べるのかどうか研究者の間で議論されているという。
10%フォルム
コアが各地に散らばるセルを10%集めて融合した姿で、ドーベルマンのような姿に変化する。
身軽さが求められる緊急の事態が発生した時はこのフォルムにチェンジし、時速100キロの俊足と鋭い牙で敵と戦う。
ドラゴン…?と疑問に思う人も多いだろうが、北欧神話で登場する狼の「フェンリル」「ガルム」をモチーフにしているためだと思われる。
50%フォルム
コアが各地に散らばるセルを50%集めて融合した姿。前述の通り大蛇のような見た目をしている。
それなりの戦闘力と余力をあわせ持った形態で、世界の監視を行う通常時はこのフォルムで地中深くに鎮座している。
一見鈍そうなイメージを受けるが、背中の器官から生体エネルギーのような推進力を吹き出し、地上や空中をしんそくのスピードで移動する事が可能。
モデルは、北欧神話に登場する「ヨルムンガンド」や「ニーズヘッグ」。世界樹をかじる要素として、アニメにて発揮した、カロス地方を1日で破壊できる操作自在な巨大樹はこれのメタファーだろうか?、ちなみに洞窟に住んでるところもニーズヘッグ要素である。
パーフェクトフォルム
世界の危機に対抗するためにセルの収束率が100%となった、ジガルデの最終形態。巨大な皇の姿をした7つの頭を持つ竜人となり、圧倒的なパワーで命を弄ぶ者を駆逐するという。
北欧神話に登場する「ヘル」や「オーディン」、「巨人」がモチーフになっていると思われる。
第6世代以降
第7世代
正体が公表されると共に、いずれ出るであろうマイナーチェンジ版でその真の実力を見せつける時が来ると思われていたが、その後何の音沙汰もなく、2016年の冬に完全新作「ポケットモンスターサン・ムーン」が発売されることが発表されてしまう。
なんと期待されていたマイナーチェンジ版「ポケットモンスターZ(仮)」は無いまま新世代へ移行という、今まで前例のない事態が起きてしまったのだ。
フォルムチェンジのゲーム版登場は第7世代の新要素として登場することとなった。
さらに、戦闘中HPが半分以上切ることによって多数のジガルデ・セルを呼び集めフォルムチェンジする新特性「スワームチェンジ」、そして3種類もの新技「サウザンアロー」「サウザンウェーブ」「コアパニッシャー」の存在が明かされた。
ゲームではカンタイシティでデクシオとジーナから「ジガルデキューブ」というアイテムを託されアローラ各地にいるセルとコアの回収を依頼される(ちなみにジガルデキューブを開発したのはプラターヌ博士)。セルとコアは合わせて100個存在し時間帯によって出現が変わるセルもいる。
100個の内5個のコアは特別な技を覚えており、ジガルデ専用のわざマシンの役割を持つ。覚えさせることができる技は「サウザンアロー」「サウザンウェーブ」「コアパニッシャー」「しんそく」「りゅうのまい」。
16番道路にあるエーテル財団の施設にある機械でセルの合成と分離をすることができる。セルを10個回収していれば10%フォルム、50個回収していれば50%フォルムのジガルデを生み出せる。生み出したジガルデは分離して再合成することで個体値や性格をリセットできる(ただし経験値もリセットされる)。50個以上回収していればジガルデキューブで自由にフォルムチェンジできる。
全てのセルとコアを回収するとジガルデを完全体にでき、特性がスワームチェンジとなり戦闘中条件を満たせばパーフェクトフォルムにフォルムチェンジできるようになる。ただし完全体にすると分離はできなくなるため注意。
カロスの守護者たるジガルデがなぜアローラに現れたのかはわかっておらず、ストーリーには関わってこない。アローラで生態系を脅かす存在とくれば思い当たる存在はあるが……。
ちなみにアローラにはエンドケイブという殿堂入り後にいけるようになる洞窟があるが、その最深部の構造はカロス地方でジガルデがいた「終の洞窟」の構造とほぼ同じである。何匹かセルもいるため、ここがアローラでのジガルデの拠点なのだろう。
ちなみにサン・ムーン以降の図鑑説明では「カロスの生態系」といった表記はなくなっている。
ポケモンUSUMではセルの回収はなくなり、エンドケイブに50%のジガルデがいる。これを捕獲した後に16番道路のラボに行くとデクシオとバトルになり、その後10%ジガルデとセルが40個入ったジガルデキューブをもらえる。
ジガルデキューブ絡みの登場人物はほぼカロス地方のキャラであり、主人公以外のアローラ地方キャラとの絡みが薄いなど、本来はジガルデコア・セル集めがXYのマイナーチェンジ版におけるメイン追加コンテンツとされていた節がある。
第8世代
他の伝説ポケモン同様、『冠の雪原』のダイマックスアドベンチャーで捕獲できる。
だが、第8世代においてジガルデの捕獲は大変難しい。発見しにくいからではなく、フォルムチェンジや技の仕様が剣盾の戦闘システムやダイマックスアドベンチャーの仕様と絶妙に噛み合い、強すぎるからである。
剣盾において、メガシンカ由来(ミュウツー・ラティアス・ラティオス・グラードン・カイオーガ・レックウザ)・Z技由来(ネクロズマ)のフォルムチェンジは、それぞれが廃止されたことにより事実上剥奪。
また、アイテム使用によるフォルムチェンジ(ギラティナ・キュレム・トルネロス・ボルトロス・ランドロス・ネクロズマ)に関しても、ダイマックスアドベンチャーでは基本的に変化前で出現する。
これらに対し、ジガルデのフォルムチェンジは特性由来かつ戦闘中の発生である。ジガルデはフォルムチェンジが剥奪されず、かつ、ダイマックスアドベンチャーに登場する伝説のポケモンで唯一、フォルムチェンジ後の姿と戦うことになるポケモンである。
更に、特性の発動条件がHPが半分以下になった時というのも曲者で、ダイマックスアドベンチャーでは、ダイマックスしている都合上、1ターンでHPを全て削り切るのは至難の業。ほぼ確実に「スワームチェンジ」が発動してしまう。
しかもダイマックスアドベンチャーのジガルデはパーフェクトフォルムになるとHPが半分まで回復する。パーフェクトフォルムのHPは50%フォルムの倍程もあるので、HPが実質2倍になる。
さらに技も強い。タイプ一致のダイドラグーン(相手のこうげき低下)、ダイアース(自分のとくぼう上昇)の追加効果も相まって4倍弱点のこおりタイプの技でも殆ど削れないといったような状況に陥ってしまう。また、通常技も全体攻撃のグランドフォース・サウザンアローがあり、後者はひこうタイプ・ふゆうでも命中する。しかもHPが減ると2回攻撃になり、これらの技を連打してくる。
このようにあらゆる条件が噛み合った結果異常なまでに強くなっており、冠の雪原配信直後にはソロでは無理ゲーではないかとまで言われたほど。「ダイアドのラスボス」との呼び名が高い。
対策としては、
- 弱点を突けるこおり技・ドラゴン技・フェアリー技(できればこおり技)を持つポケモン
- 全体攻撃対策の「ワイドガード」を持つポケモン
- 「かふんだんご」「いのちのしずく」など、味方を回復させられる技を持つポケモン(ほぼ通信時限定)
- 被弾を抑えられるくさタイプ・むしタイプのポケモン(ひこうタイプや特性「ふゆう」は「サウザンアロー」で打ち消されるため安定しない)
以上を仲間にできれば多少は戦いやすくなるだろう。特にペリッパーは氷技、ワイドガードを覚えるひこうタイプと言うことでとても優秀。それでも確実に倒せるとは限らないため、最終的にはある程度の運ゲーも絡んでくる。
場合によってはリセットが必要になることもあるので、マックスこうせきは多めに集めておこう。
ジガルデを捕獲するか前作から転送することで、「ジガルデキューブ」が掘り出し物市のお兄さんから手に入る。
本作の「ジガルデキューブ」は手持ちのジガルデについて選んだ特性とフォルムを瞬時に切り替えてくれる優れものである。
なお前作SM,USUMにおける10%のジガルデでも100%のスワームチェンジジガルデでも関係なく特性の変更が行えるため、100%分を全て10%フォルムで送れば最大10匹のスワームチェンジジガルデが手に入る。
本作でジガルデを育成する上で気をつけなければいけないのは、「しんそく」が覚える技から削除されていること。
このため前作から送る際には事前に覚えさせないと二度と習得できなくなる上に、ダイマックスアドベンチャーで捕まえた個体はこの技を使うことができない。
もちろん通信対戦で使うことも出来ないので、前作よりは弱体化していると言っていいだろう。
第9世代
今作においてはゼルネアスのジオコントロールとテラスタルとの相性があまりに強すぎるために同期の2体も一緒に解禁されなかった可能性がある。(あくまで憶測。ゼルネアスが解禁された場合の詳しい説明はリンク先)
だがジガルデもテラスタル環境を破壊してしまう可能性がある。
まず、ドラゴンじめんという受けにおいてピーキーなタイプを強引に変えてさらに耐久面を盤石にすることが出来る。
そして専用技のサウザンアローが相手のテラスタルに関わらず一貫してしまうのもかなりやばい。
テラスタルの戦法であるじめん弱点をひこうテラスで回避して猶予を作ったり、ふゆう+はがね(じめん弱点)のコンボを無意味にしてしまう。
今作の目玉であるテラスタルシステムを容易に破壊しかねないので、未解禁になっている可能性は高い。
LEGENDS Z-A
時は流れ、XY発売から10年後・・・同作の舞台が『X/Y』のカロス地方であり、なによりタイトルロゴではジガルデの象徴たるハニカム模様の入ったZの文字が大きく強調されている事から、同作における何か特別なパーソンとしての登場が期待されている。
使用トレーナー
※2:メインストーリーのイベントのみ
番外作品
ポケモンGO
カロスの伝説ポケとして、2021年のゼルネアス、イベルタル実装から暫くお無沙汰がなかったが、2023年7月21日に事前予告なしで突如実装。同日に追加された新機能「ルート」に関するスペシャルリサーチで10%フォルムをゲットできる。伝説ポケモンとしては珍しく幻のポケモンに近い扱いをされており、出現方法が前述のスペシャルリサーチのみで、交換や送ることができない。
セル集めに関しては、「GO」のサービス開始が第六世代末期時期であったため、「実際に歩いてジガルデのコアやセルを集める」など、GOのシステムを生かした仕様になるとの憶測がされていたが、ルートによりセルを集めるという形になった。
フォルムチェンジのためには、プレイヤーが作ったルートを歩いてジガルデセルを集め、本体に吸収させる必要がある。50%フォルムに50個、パーフェクトフォルムに200個必要(計算が合わないとか言ってはいけない)。
セルは1つのルートに付き1回1〜3個のみ、ルートのゴール付近に確率(60〜70%程度)で出現する。1日最大3個まで回収可能だが、同じルートは1日1回しか回収できない。
又、同じ場所を行ったり来たりするルートはセルが出ないという報告も上がっている。
実装当初はゴールに達すると自動的にルートが完了する仕様であり、出現したセルを取り損ねるトラブルが頻発したが、現在はルートを任意で終われるようになった。
尚トリミアンと違い、ジガルデのフォルムチェンジは特殊。10%フォルムから50%フォルムへのチェンジは進化と一緒の扱いのようで、一度チェンジすると戻すことはできない。
パーフェクトフォルムにすると今までのセルの操作権を担えるようになったためか、アメを消費することで10%フォルム・50%フォルムへのフォルムチェンジが漸く可能になる。
種族値は10%を除き、禁止級では珍しく耐久が高めで、CP制限のリーグ向きといった特徴がある。特にパーフェクトフォルムはHPが389(ソーナンスとほぼ一緒)、防御も207と高く、ハイパーリーグではバルジーナ並み、マスターリーグではルギア以上の硬さを誇る。
技は全フォルム共通で、「かみつく」「ドラゴンテール」「しねんのずつき」を通常技に、「げきりん」「じならし」「じしん」「かみくだく」「はかいこうせん」をゲージ技に持つ。
一見技自体は悪そうには見えないが、最もシナジーの良い「ドラゴンテール」でさえもゲージ技を撃つには時間がかかり、効率が良いとは言えない。PvP戦では分割ゲージが「かみくだく」しかなく、一致技の「じしん」は2023年9月に弱体化を受けたためますます使い辛くなってしまった。
高い耐久を代償に回転が悪く火力が低いという一長一短な性能に落ち着いているが、余りに耐久が高いため弱点を突いても平然と耐え、相性が悪くとも強引に削りにいけるのは厄介であり、GBLで対峙した際にはその硬さに驚愕する事もしばしば。
このようにぶっ壊れという程ではないが扱いこなせれば非常に強力なポケモンであり、マスターリーグでは間違いなく最上位クラスの伝説ポケの一つ。専用技を与えられたことで一気に強化された前例もあるので、今後4つある専用技の実装が待たれる。
ルートを歩いてセルを250個集める必要があるためパーフェクトフォルムにする事自体が非常に困難。ルートを実際に見つけ歩く必要性や、1日3個の入手制限があること、事前にルートを申請し受理されなければならない為、その難易度や必要時間はメルメタルやサーフゴーとは比べ物にならない。
GOのガチ勢でも持っている人も非常に限られていた状態で、ルート実装後から3か月後の10月にGBLで使用者が登場し、その対戦動画が大手のポケGOのyoutuberに公開され話題になるほどで、正に幻のポケモン状態であった。実装から1年が経った2024年現在では、セルを集め終わりパーフェクトフォルムの姿へと完成させ、GBLで使用するプレイヤーは徐々に増えてきたとはいえ、全体的な数で言えばまだ貴重な方。完成させたプレイヤーは正にガチのGOやりこみ勢といって過言ではない。
ポケモンマスターズ
マジコスセレナ&ジガルデ
2022年3月17日にて、マジコスセレナのバディーで実装された。
ドラゴンタイプのアタッカーで、EXロールはサポート。
通常は50%フォルムで、バディーズ技「秘めた力を解き放つコアパニッシャー」を使うとパーフェクトフォルムとなる。
あるポケモンによって呼び出されたではあるが、おそらく既にあの二匹がいる事が関係してるだろう。
技
サウザンウェーブ |
---|
相手を交代禁止状態にする |
クリティカット+ |
自分の急所率を2段階あげる |
コアパニッシャー |
追加効果なし |
想いに 触れる! |
自分の攻撃と特攻を6段階あげる+回復付帯状態にする |
バディーズ技
秘めた力を解き放つコアパニッシャー |
---|
バトル終了までパーフェクトフォルムになる |
★6EX+EXロール解放後: 初めてバディーズわざをつかったときだけボルテージが2段階あがる |
パッシブスキル(共通)
マスターパッシブスキル:カロスの先導 |
---|
味方全員の技の威力を10%あげる。味方全員の技で攻撃を受けたときのダメージを20%軽減する。この効果は自分のチームにカロスのタグを持つ味方のバディーズが多いほどさらに上昇する |
相手交代禁止時B技威力↑5 |
相手が交代禁止状態のときは自分のバディーズわざの威力をあげる |
パッシブスキル(50%)
初登場時物理・特殊ブースト1 |
---|
初めて登場したときだけ自分の次回物理技威力ブーストと次回特殊技威力ブーストをそれぞれ1段階あげる |
初登場時BC加速1 |
初めて登場したときだけバディーズわざ発動可能状態までのカウントを1減らす |
パッシブスキル(パーフェクト)
必中化 |
---|
技が必ず命中する |
全ダウン無効 |
すべての能力がさがらない |
ポケとる
各形態によって性能差があるためそれぞれで解説する。
ジガルデ・コア&ジガルデ・セル
このゲームには登場しない。
10%フォルム
イベントステージにて登場。岩のオジャマが多いためそれに対処できるポケモンを連れて挑戦するのが良いだろう。
スキルはメガパワー+。メガシンカを早くできるスキルで、名前の通りメガパワーの上位互換(メガパワーはメガゲージ3個分、+の方は6個分増える)である。ドラゴンタイプのメガシンカポケモンは初期状態だとメガシンカに時間がかかるものが多いので、サポートポケモンとして連れて行くのはありかもしれない(ただし後述の50%フォルムと併用すると少々盤面上の視認性がよろしくないので、その辺りは要検討と言っていいだろう)。
50%フォルム
イベントステージのレベルアップバトルで登場。レベル帯によってオジャマが異なるため攻略方法は各自参照されたい。
スキルはデフォルトでバリアけし+。バリアを3個消すことがスキルである。また、スキルチェンジでタイプレスコンボ(コンボ中全タイプの攻撃力2.5倍)に変更できる。正直な話タイプレスコンボが強力すぎるので、スキルチェンジを持っている人はスキルを変更することを推奨する(というかバリアけし+のまま使っている人は果たしてどれぐらいいるのだろうか…?)。欠点として何マッチでも発動率が同じ(初期状態だと一律40%)というのがあるが、こればかりはスキルレベルを上げて補っていくしか方法はない(恐ろしく時間がかかるがスキルレベルMAXにした場合発動率は75%まで上昇する)。幸いにもレベルアップバトルということで何回でもバトルできるので、こちらでスキルレベルを上げるのが最善であろう。
ちばみにタイプレスコンボ持ちのポケモンは他にときはなたれしフーパやカプ神などがいるが、いずれも入手難易度がかなり高い(フーパはイベントステージに出てくる個体だとまだマシな方ではあるが)ので、その観点から見るとジガルデは最も入手しやすいタイプレス持ちのポケモンであると言えよう。
パーフェクトフォルム
イベントステージのハイパーチャレンジにて登場。岩やバリアの大量のオジャマをしてくるのではっきり言ってノーアイテムではまともに太刀打ちできないであろう相手である。なので素直にアイテム使用を推奨する(余裕があればフルアイテムが一番望ましい)。
スキルは5つのちから。5マッチ時に攻撃力が上がるという割と初期の頃からお目にかかれるお馴染みのスキルである。スキルチェンジでブロックくずし+(ブロックを3個消す)もしくはさいごのちから(残り手数3以下での発動により攻撃力が大幅上昇)に変更できる。初期攻撃力こそ90とポケとるに登場するジガルデ3体の中では一番高いが、最高攻撃力で見ると50%に劣るため、使う場合は純粋な火力要員として連れて行くことが多くなるだろう。
結論:50%フォルム最強!
アニメ版
アニポケ・サトシの旅シリーズ
アニポケ・リコとロイの旅シリーズ
第45話(テラパゴスのかがやき編最終話)にて、エクスプローラーズのギベオンの側に色違いのジガルデ10%フォルムが登場した。
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
- 第12章
- ポケモンの持つ莫大なエネルギーの「監視者」。普段は「終の洞窟」の奥深くで暮らしているが、生態系を破壊する者の前に現れ「監視者」としての役目を遂行する。ゼルネアス(NN.ぜるぜる)・イベルタルとの戦いの鍵になる存在ではないかとみたグリーンが捜索していた。
- ヒャッコクシティにて、ワイから奪い取られボールジャック機能によって操られ暴走するぜるぜるの前に突如出現、自身の追跡任務を受けていたエスプリとの交戦中、回復のため緑色の「細胞の粒」を呼び寄せている隙に捕獲されてしまい、彼女のボックスへと送られた。
- その後エスプリを中継する形で出されたフラダリの指示に従いエックス・グリーン・カツラと戦う。
- 圧倒的な力で彼らを追い詰めたかに見えたが、エックスが5個のキーストーンを使って発動した5匹同時のメガシンカにより戦況が拮抗、ゼルネアス・イベルタルが休眠に入ったことで監視者としての役目を終え、細胞状態に戻って四散し姿を消した。
- 第14章
余談
XYからのバトルでの待機モーションがあるポケモンが一部存在しており、ジカルデも例外では無いが、モーションが2種類も存在している珍しいポケモンでもある。(ヒレの部分を振動させるものと体が発光する動きのものの二つがある)
ジガルデ以外に待機モーションが2種類存在するのは他はテッシードのみ。
第7世代までは全てのジガルデに色違いブロックルーチンが組み込まれており、海外での配布でしか色違いのジガルデは入手出来なかったのだが、第8世代で出現するジガルデは色違いも出るため、日本国内では初の正規ルートでの色違いジガルデが入手できるようになった。
ただそれゆえに、プレシャスボール以外の色違い個体は「しんそく」を覚えていないという情報を相手に与えることになる。ジガルデを対人戦に起用する機会が少ないとはいえ注意。
関連イラスト
関連タグ
ポケットモンスター ポケモン ポケモンXY LEGENDSZ-A
0717.イベルタル→0718.ジガルデ(10%フォルム/50%フォルム/パーフェクトフォルム)→0719.ディアンシー(メガディアンシー)
同複合タイプ
第3伝説
世代 | ポケモン |
---|---|
第3世代 | レックウザ(メガレックウザ) |
第4世代 | ギラティナ(オリジンフォルム) |
第5世代 | キュレム(ブラックキュレム/ホワイトキュレム) |
第6世代 | ジガルデ(10%フォルム・50%フォルム・パーフェクトフォルム) |
第7世代 | ネクロズマ(たそがれのたてがみ/あかつきのつばさ→ウルトラネクロズマ) |
第8世代 | ムゲンダイナ(ムゲンダイマックス) |
第9世代 | テラパゴス(ノーマルフォルム→テラスタルフォルム→ステラフォルム) |