データ
初出 | 第6世代 |
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タイプ | じめん |
分類 | 物理 |
威力 | 90 |
命中率 | 100 |
PP | 10 |
範囲 | 相手全体 |
直接攻撃 | × |
効果 | 特に無し |
概要
第6世代から存在する技。
ちつじょポケモン・ジガルデの専用技。
…なのだが、威力90が気になる。
と言うのもじめんタイプには威力100の汎用技「じしん」が存在する。
シングルではどうしても「じしん」の劣化に陥ってしまうので採用の価値は薄い。
ちなみに当の野生ジガルデはグランドフォースを忘却しじしんに乗り換えているので、技思い出しを利用しなければ習得できない。ジガルデ本人にもシングルバトルにおいてはじしんがあればこちらは不要だと思われているようだ。
第7世代では全ての基本性能が「グランドフォース」と同等な上に強力な追加効果を持つサウザンアローとサウザンウェーブが登場した(解禁された)事でますます採用する価値が下がってしまった。特にじめんタイプのわざでありながらひこうタイプやふゆう持ちの相手にさえも当たるという掟破りのサウザンアローの壁が非常に厚い。
ほとんど完全に下位互換となってしまった第7世代はもはやどうしようもないとして、第6世代ではダブルバトル以上でその魅力を最大限に活かせた技だった。
じしんと違って味方を巻き込まないので、相方を選ばないのは(今更ではあるものの)強み。
ジガルデは「とぐろをまく」や「りゅうのまい」等の優秀な積み技も多く習得できるので、威力の底上げは可能。
ちなみに、Zワザ化するとジガルデが使える地面技の中では最高威力となる。
が、ぶっちゃけ雀の涙程度の差なので気にする程でもない。
ちなみに、トリプルバトル方式のハピナス道場では実際に多くのプレイヤーがこの技のお世話になっていた。 それもそのはず、当時命中が100で味方を巻き込まない全体物理技は「グランドフォース」以外に存在しなかったのである。
一応こうかくレンズの効果を含めれば「はっぱカッター」と「ダイヤストーム」も存在したのだが、前者は低威力ゆえに生半可な育成ではハピナスを一発で倒すことができず、後者は唯一の所有者であるディアンシーが入手困難という難点があった。
その点、レベルさえあれば能力値を(意図的に低く抑えでもしない限りは)全く気にせずともハピナスを薙ぎ払うことが可能で、しかも幸か不幸かGTSでこれでもかと言うほど投げ売りされていたジガルデというポケモンはこれ以上ない逸材だったのである。
なお、特殊技に目を向けると「ふんか」や「しおふき」を筆頭に数多く存在するが、それでレベル100のハピナスを一発で倒すのは積み技や「てだすけ」でも使わない限りどう頑張っても無理であることは言うまでもない。